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・上手にできたら、なでてほしい(R18/甘々)
……ちぇ※ 【close】
しおりを挟む「よしよし」
小さな子どもを寝かしつけるときみたいに、ポンポンとあたまをなでてくれる。──いや、実際、小学校に入るときぐらいまでは毎晩こうしてもらってたっけ。
やっぱり優兄になでられると、胸のあたりがきゅんとしみる。
癒やされすぎてやっぱり死んじゃいそうだ。召されそう。
「ゆーにぃ……」
「へ?」
油断しまくってる半開きの唇に、すかさず、ちゅっ、と口づける。
「そんなヨかったならさ……、もっかいシよ?」
「こら、調子に乗らないの。学校あるんだから! また明日ね」
「……ちぇ」
愛しい兄の手でやさしくなでられているうちに、オレは眠りへと落ちていった。魂を抜かれていくみたいに、とても安らかに──。
【close】
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