瞳を閉ざした兄の世界に見えているのはオレだけがいい！

・上手にできたら、なでてほしい（R18/甘々）

オレも好きだよ、優兄。大好き※

　

「いくよ。優兄……」

「うん」

　抱え上げた優兄のしなやかな腰を少しずつ落とし、オレのもので貫いていく。

　急ぎはしない。時間をかけて徐々に拡げていく。

「──ッ！　……ンっ、ん！」

「オレも好きだよ、優兄。大好き」

　小さな体がオレの重みで潰れてしまわないように、座ったままするのが常になってしまった。

　イレギュラーな体位だけど、この方がオレも優兄も安心できる。ぎゅって抱き合えるのがすごくいい。

「……っ！　ひっ、ううっ」

　オレのあたまをやさしくなでていた優兄の手は、挿入されていく反動に合わせてガクガク震え出した。指は爪を立てられる場所を求め、さまよう。

　二人とも上半身は服を着たままだ。すぐに汗だくになって脱ぎたくなるくせに、その時間すら惜しい。早く奥まで繋がってしまいたい──。