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・上手にできたら、なでてほしい(R18/甘々)

好き!好きっ!

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 一度触れてしまったらもう歯止めがきかなくて、ついばむように何度も何度もキスした。角度を変えると感触や吸ったときの弾力が変わるのがおもしろくて、やめられない。

 触れ合うたび、全身の皮膚がざわめいてぞくぞく震えた。

 オレも、兄も、どんどん気持ちが高ぶっていく。

「ゆー……にぃ……、好きっ! 好き!」

「んっ、はあ、……んんッ……!」

 息継ぎのたびにオレが『好き』とささやくのに対抗してか、優兄は悩ましげな吐息を漏らしつつ、もう一度あたまをなでなでしてくれた。

 後頭部のてっぺんから襟足にかけて、ゆっくりと。

 オレの内側にこもっていく熱を逃してくれるみたいに──。

 
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