白い宮田きゅんも黒い宮田きゅんもどっちも大好きすぎてボクはもうヘンタイです！

12 宮田くん救出大作戦

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「……ひっ！　うぁ！　ア、……もっ、やめっ、ろ……」

　おっきいおっきい黒宮くんのものは、喉奥まで咥えてしまわないと食べこぼしちゃうからもったいない。
　とろとろしている場所に舌を当てがって、じるるゅっと吸い上げると、ボクの頭をぎっちりとサンドイッチしている太ももがビクンと弾んだ。

「放せッ！　はなっ、も、……もう出ないっ、そんな……吸っても、出なッ！　て……ぐ、ぅうう！！！」

　黒宮くんの脚に両耳を挟まれているせいか、周りの音がよく聞こえない。もっともっとシてほしいのか、彼はボクのおでこをグリグリと擦ってくる。

　そんなことしなくてももっと舐めてあげるのに。

　お口のなかに残したままのジュースをじゅくじゅくって舌でかきまぜる。愛しさでほっぺが満たされてる。耳も幸せ。

「あはっ、……ん……もぉ、イキたく、な……あああァ……」

　気持ちよさが粘膜から鼓膜へと伝わって、なんだかもうボクまでソワソワしてきちゃう。

「むりっ……むりだ、イ、けなッ……、……ッ！　うあ、……あーーーっ！！」

　お口のなかでびくんびくんって震えながら逃げようとするのを、力をこめてぎゅっと吸い上げていく。

「──ッ！　……っは、はー……」

　でも、なんにも出てこない。
　おかしいな──と、黒宮くんのお顔をちらりと見上げてびっくりした。

「は、ぐっ……う……」

　荒々しくて乱暴なはずの彼が、ぼろぼろと涙を流していた。食いしばった歯の間からはヨダレまで垂れている。

　こぼれた雫がボクのほっぺに落ちて冷たい。