真っ白子犬の癒やし方

雨宮くもり

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2 赤い雫

2-13 しぇん

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「ぷふっ」


 笑っちゃかわいそうだ。分かってる。

 だが、オレの腕のなかで鼻をおさえたまま耳もしっぽもへにょんと曲げているテルを見ていると、心配よりも先に頬がゆるんでしまう。

 一気にホッとしたせいもあって、笑いがとまらなかった。


「お前、ホントかわいいな」


「しゅみましぇん……」



 
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