21 / 106
2 赤い雫
2-13 しぇん
しおりを挟む
「ぷふっ」
笑っちゃかわいそうだ。分かってる。
だが、オレの腕のなかで鼻をおさえたまま耳もしっぽもへにょんと曲げているテルを見ていると、心配よりも先に頬がゆるんでしまう。
一気にホッとしたせいもあって、笑いがとまらなかった。
「お前、ホントかわいいな」
「しゅみましぇん……」
笑っちゃかわいそうだ。分かってる。
だが、オレの腕のなかで鼻をおさえたまま耳もしっぽもへにょんと曲げているテルを見ていると、心配よりも先に頬がゆるんでしまう。
一気にホッとしたせいもあって、笑いがとまらなかった。
「お前、ホントかわいいな」
「しゅみましぇん……」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
36
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる