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ファイル.07 洋館に住む謎の少女と少年探偵団
ファイル.07 洋館に住む謎の少女と少年探偵団(2)
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有紗たちは目撃者がいた場所を地図に書き込んでいった。
「これを見ると、街の西側に目撃者が集中しています。 とりあえず西側を探してみましょう」
「うん。西側にいってもう一度聞き込みをしてみよう」
街の西側についた四人は、もう一度ホワイトキャットの聞き込みを始めた。
その中で、お花屋さんのお姉さんが有力な情報を話してくれた。
「お姉さん、ホワイトキャットを見たって本当ですか?」
「ええ。私も名探偵ポワンの大ファンだからね。あれは間違いなく怪盗ホワイトキャットそのものだったわ」
「コスプレしているお姉さんではなくて?」
「あの雰囲気はコスプレって感じではなかったわよ。スラっとしていて、本当に怪盗って感じのたたずまいをしてたの」
お花屋さんのお姉さんは、うっとりしながら話していた。
「やっぱり、ホワイトキャット様って本当に存在していたのね」
「もしかしたら、アニメのモデルになった人なのかもしれないね。でね、私、お花の配達中に見ちゃったのよ。そのホワイトキャットが、この街の外れにある洋館の方へ向かっていくのを」
「ええー。それじゃ、その洋館はホワイトキャット様のアジトだったってこと!?」
「その可能性はあるわねえ。洋館へは、私が見かけた場所からしかいけないから、間違いないと思う。でも、危ないからみんなは洋館に近づいちゃダメよ。いろいろと怖いうわさがある場所だからね」
「はい、わかりました。お話聞かせてもらって、ありがとうございました」
「あら、きちんとお礼が出来て、えらいわねえ。私も名探偵ポワンの話大好きだから、いつでもお話に来てね」
「はーい。また来ます」
お花屋さんと別れた四人は、作戦会議を始めた。
「有力な情報がきたね」
「でも、その洋館ってどこにあるんだ?」
「地図によると……、ここですね。ちょうど、この道をまっすぐ進んだところにあります」
「よし、早速行ってみよう」
四人は街の外れにある洋館の前までやって来た。
洋館は街の外れの森の中に、ひっそりとたたずんでいた。
「まさか、森の中にあるとは思わなかったな。それに、思ってたよりずっと古い洋館だね。私、ちょっと怖いなあ」
怖がりの由衣が、独り言のように話し始めた。
「どうしよう。お姉さんは入るなって言ってたけど……」
「僕たちは普通の小学生じゃなくて、少年探偵団ですからね。お姉さんが話していたように怖いうわさが流れているなら、なおさら調査をしないといけません」
「安心して。私、スマホ持ってるから、何かあったら警察に通報できるよ」
有紗が可愛らしい小悪魔のキャラクターの顔の形をしたポシェットからスマホを取り出して、みんなに見せた。
「よし、それじゃ、洋館を探索しよう」
「これを見ると、街の西側に目撃者が集中しています。 とりあえず西側を探してみましょう」
「うん。西側にいってもう一度聞き込みをしてみよう」
街の西側についた四人は、もう一度ホワイトキャットの聞き込みを始めた。
その中で、お花屋さんのお姉さんが有力な情報を話してくれた。
「お姉さん、ホワイトキャットを見たって本当ですか?」
「ええ。私も名探偵ポワンの大ファンだからね。あれは間違いなく怪盗ホワイトキャットそのものだったわ」
「コスプレしているお姉さんではなくて?」
「あの雰囲気はコスプレって感じではなかったわよ。スラっとしていて、本当に怪盗って感じのたたずまいをしてたの」
お花屋さんのお姉さんは、うっとりしながら話していた。
「やっぱり、ホワイトキャット様って本当に存在していたのね」
「もしかしたら、アニメのモデルになった人なのかもしれないね。でね、私、お花の配達中に見ちゃったのよ。そのホワイトキャットが、この街の外れにある洋館の方へ向かっていくのを」
「ええー。それじゃ、その洋館はホワイトキャット様のアジトだったってこと!?」
「その可能性はあるわねえ。洋館へは、私が見かけた場所からしかいけないから、間違いないと思う。でも、危ないからみんなは洋館に近づいちゃダメよ。いろいろと怖いうわさがある場所だからね」
「はい、わかりました。お話聞かせてもらって、ありがとうございました」
「あら、きちんとお礼が出来て、えらいわねえ。私も名探偵ポワンの話大好きだから、いつでもお話に来てね」
「はーい。また来ます」
お花屋さんと別れた四人は、作戦会議を始めた。
「有力な情報がきたね」
「でも、その洋館ってどこにあるんだ?」
「地図によると……、ここですね。ちょうど、この道をまっすぐ進んだところにあります」
「よし、早速行ってみよう」
四人は街の外れにある洋館の前までやって来た。
洋館は街の外れの森の中に、ひっそりとたたずんでいた。
「まさか、森の中にあるとは思わなかったな。それに、思ってたよりずっと古い洋館だね。私、ちょっと怖いなあ」
怖がりの由衣が、独り言のように話し始めた。
「どうしよう。お姉さんは入るなって言ってたけど……」
「僕たちは普通の小学生じゃなくて、少年探偵団ですからね。お姉さんが話していたように怖いうわさが流れているなら、なおさら調査をしないといけません」
「安心して。私、スマホ持ってるから、何かあったら警察に通報できるよ」
有紗が可愛らしい小悪魔のキャラクターの顔の形をしたポシェットからスマホを取り出して、みんなに見せた。
「よし、それじゃ、洋館を探索しよう」
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