青い花の里の物語

安珠あんこ

文字の大きさ
上 下
11 / 26

【第十一話 母さんだった】

しおりを挟む
 あれは、僕の十二歳の誕生日の日だった。

 僕が寝ていると、誰かが僕の寝床に来た。
 その誰かは僕の寝床に入ってきて、寝ている僕のズボンを脱がすと、僕の●●●に顔をうずめてきた。

 誰かの頭が、僕の腰の上で動いていた。
 その人は、僕の手を握ってきた。

 そして、僕の反応を確かめながら、ゆっくりと僕の腰の上で頭を動かし続けた。

 そして、僕の●●●の状態を確認してから、その人は僕の身体の上に乗っかってきた。
 僕は寝たフリをしながら、薄目を開けて、その人の顔を見た。

 そこには僕の見知った顔があった。

 ……母さんだった。

 僕は、薄目のまま、母さんの大きな胸が上下に揺れているのを眺めていた。

 しばらく上下に動いた母さんは、僕の唇にキスをしてきた。

 そして、今度は僕に身体を密着させてきた。

 母さんの大きな胸が、僕の顔の上に乗っかってきた。

 そのまま、母さんは前後に動いてきた。
 僕はそこで耐えきれずに、母さんの●●●に●●を出してしまった。

 その日から毎日、同じ時間に母さんが僕の寝床にやってくるようになった。

 母さんは、寝たフリをした僕のズボンを脱がして、僕の●●●に顔をうずめてから、僕の身体の上に乗っかってくる。

「アキ、アキ。あなたは私が必ずもう一度産んであげますからね」

 母さんは僕の上に乗っかるたびに同じセリフを僕にささやく。

 僕は寝たフリをしながら、上下に大きく揺れる母さんの胸を見つめていた。

 その間、僕は声を出さないように、自分の●●●から伝わってくる、母さんの●●●の感触に、必死に耐えていた。

 自分の母さんとこういうことをするのはいけないことだとわかっていた。
 けれど、この時の僕には、それを止めることは出来なかった。

 母さんは、僕との行為が終わったあと、何故か哀しそうな顔をしながら、僕の唇にキスをした。
 その顔を見るのが、僕はたまらなく辛かったんだ。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

古屋さんバイト辞めるって

四宮 あか
ライト文芸
ライト文芸大賞で奨励賞いただきました~。 読んでくださりありがとうございました。 「古屋さんバイト辞めるって」  おしゃれで、明るくて、話しも面白くて、仕事もすぐに覚えた。これからバイトの中心人物にだんだんなっていくのかな? と思った古屋さんはバイトをやめるらしい。  学部は違うけれど同じ大学に通っているからって理由で、石井ミクは古屋さんにバイトを辞めないように説得してと店長に頼まれてしまった。  バイト先でちょろっとしか話したことがないのに、辞めないように説得を頼まれたことで困ってしまった私は……  こういう嫌なタイプが貴方の職場にもいることがあるのではないでしょうか? 表紙の画像はフリー素材サイトの https://activephotostyle.biz/さまからお借りしました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

第一機動部隊

桑名 裕輝
歴史・時代
突如アメリカ軍陸上攻撃機によって帝都が壊滅的損害を受けた後に宣戦布告を受けた大日本帝国。 祖国のため、そして愛する者のため大日本帝国の精鋭である第一機動部隊が米国太平洋艦隊重要拠点グアムを叩く。

『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと -   

設樂理沙
ライト文芸
♡~好きになった人はクールビューティーなお医者様~♡ やさしくなくて、そっけなくて。なのに時々やさしくて♡ ――――― まただ、胸が締め付けられるような・・ そうか、この気持ちは恋しいってことなんだ ――――― ヤブ医者で不愛想なアイッは年下のクールビューティー。 絶対仲良くなんてなれないって思っていたのに、 遠く遠く、限りなく遠い人だったのに、 わたしにだけ意地悪で・・なのに、 気がつけば、一番近くにいたYO。 幸せあふれる瞬間・・いつもそばで感じていたい           ◇ ◇ ◇ ◇ 💛画像はAI生成画像 自作

ヘカテーダーク ~Diva in the dark~

海獺屋ぼの
ライト文芸
竹井希望は大叔母からの紹介でとあるバンドのドラムを担当することになった。 バンドメンバーのヴォーカルの女性と対峙したとき、希望はある違和感を覚える。 彼女の瞳には光が宿っておらず、完全な”暗闇”だったのだ……。 希望は彼らと関わっていく内にその”暗闇”の正体に徐々に近づいていくーー。 バンド活動を通して、青年たちが成長していく様子を描く、『月の女神と夜の女王』のスピンオフ作品。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

処理中です...