1 / 26
【第一話 プロローグ】
しおりを挟む
ナツの二の十五。
その日。
僕の住んでいた里は真っ赤に燃えていた。
僕の家族も、僕の友達も、みんなみんな
炎の中に消えていった……
そして僕も、みんなの待っている、炎の中へと入っていった……
◇◇◇
僕はなんで生まれてきたんだろう。
あの人に会うため?
あの人を導いてこの世界を●してもらうため?
◇◇◇
里のみんなは、僕に優しくしてくれた。
だけど、何故かみんな、哀しげな顔をしていたんだ。
◇◇◇
寝ている僕の上に、また●●●が乗っかってきた。
僕がいなくなるのが怖いみたい。
だから、もう一人の僕が欲しいんだって。
◇◇◇
僕はずっと男の子だと思っていた。
僕は女の子とは違う。
だから、僕は男の子だ。
男の子のはずだった……。
だけど、本当の僕は…………。
◇◇◇
「ねえ、キスって知ってる?」
「知ってるよ、姉様が教えてくれたから」
「じゃあ、これは?」
「何これ?」
「大人はこうやってキスするんだって」
「ママが教えてくれたの」
「そしてね……」
「これ、すごく気持ちいい。けど、どうしたの?」
「ママが、言ってたの。君がもうすぐ●●になるって。そしたら私、もう君に会えなくなるでしょ?そんなの絶対にやだから……」
「私のお腹の中に、君と一緒にいた証を残すの」
◇◇◇
その日も、僕の住んでいる里には、青い花が咲き乱れていた。
その日。
僕の住んでいた里は真っ赤に燃えていた。
僕の家族も、僕の友達も、みんなみんな
炎の中に消えていった……
そして僕も、みんなの待っている、炎の中へと入っていった……
◇◇◇
僕はなんで生まれてきたんだろう。
あの人に会うため?
あの人を導いてこの世界を●してもらうため?
◇◇◇
里のみんなは、僕に優しくしてくれた。
だけど、何故かみんな、哀しげな顔をしていたんだ。
◇◇◇
寝ている僕の上に、また●●●が乗っかってきた。
僕がいなくなるのが怖いみたい。
だから、もう一人の僕が欲しいんだって。
◇◇◇
僕はずっと男の子だと思っていた。
僕は女の子とは違う。
だから、僕は男の子だ。
男の子のはずだった……。
だけど、本当の僕は…………。
◇◇◇
「ねえ、キスって知ってる?」
「知ってるよ、姉様が教えてくれたから」
「じゃあ、これは?」
「何これ?」
「大人はこうやってキスするんだって」
「ママが教えてくれたの」
「そしてね……」
「これ、すごく気持ちいい。けど、どうしたの?」
「ママが、言ってたの。君がもうすぐ●●になるって。そしたら私、もう君に会えなくなるでしょ?そんなの絶対にやだから……」
「私のお腹の中に、君と一緒にいた証を残すの」
◇◇◇
その日も、僕の住んでいる里には、青い花が咲き乱れていた。
45
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる