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しおりを挟む◆◆ 第一章 冷酷皇帝は幼女に転生する ◆◆
「ユリアナ、お前の嫁ぎ先が決まった」
まるでお人形のよう。
ほっそりとした未成熟な身体ではあるが、整った顔立ちにサラリと肩まで伸びた銀髪。その瞳は青翡翠を磨き上げたかのように透き通っている。
将来、絶世の美女になると約束された――
――ユリアナ・シルヴェウス。
まだ八歳の彼女は、父であるシルヴェウス伯爵から執務室に呼び出された。華美な調度品に重厚な執務机は見栄と権勢を象徴し、備え付けられた大鏡と同じく、伯爵という人物を映している。
病弱なユリアナが父に呼ばれることは滅多にない。彼女はメイドに連れられて来たが、不安に揺れる心と同様に、身体もかすかに震えている。
父は歪んだ笑顔で、なんの前触れもなく縁談を告げる。
「お相手はハウゲン侯爵だ。喜べ、侯爵がお前のことを見初めてくださったのだ」
まだ年端もいかぬ幼女。そう言われて、喜べるはずがない。ましてや、侯爵を知る者であれば、喜ぶどころか絶望するしかない。
――ハウゲン侯爵。
豚のように肥え太り、下卑た顔は油でテカテカとぬめる。ユリアナとは三〇歳以上も年の離れた男だ。彼の性癖、幼女趣味は広く知られている。
すでに二〇人以上の幼女・少女が彼のもとに嫁がされた。権力に、金に物を言わせて、気に入った幼子を手籠めにするのだ。最年少は六歳とも言われる、筋金入りの変態だ。
まともな親であれば、愛娘をそんなところに嫁がせようとは思わない。
シルヴェウス伯爵が嫁ぎ先を決めたのは金が理由。伯爵家のさらなる繁栄のために、彼女は売られたのだ。
「もちろん、断っても構わない。その場合、お前は絶縁。平民落ちだ。好きな方を選ぶが良い」
幼き貴族令嬢が家を追い出され、平民となって生きられるわけがない。選べと言いながら、実質的には命令だ。だが、それを突きつけられた、その瞬間――
ユリアナは固まり、心の底から湧き上がる衝動とともに、大きく目を見開いた。父の言葉に絶望したからではない。前世の記憶を取り戻したからだ。
――冷酷皇帝ユリウス・メルヴィル。
血によって染め上げられた人生。数万、数十万の死体を積み上げて、大陸の覇者となった男だ。
ユリウス帝の記憶が今、幼いユリアナの身体の中で蘇った。記憶は完全ではない。ところどころが欠けており、特に、いつ、どこで、どうして死んだのかは、まったく思い出せない。
ただ、自分でも理由は分からないが、幼い身体に生まれ変わったと確信できた。
自分が死ねば地獄堕ちは間違いない。地獄の鬼ども相手にひと戦、仕掛ける気でいたユリウスだったが――
(神の気まぐれだかなんだか知らんが、どちらでも構わん)
「答えは決まっておろう。さあ、どちらを選ぶのだ?」
伯爵は追い詰めるように迫るが、ユリアナを見て思わず顔が引きつる。目の前にいる幼女が自分の娘だとは思えなかった。
さっきまではよく知る娘だった。だが、今、目の前にいるのはいったい、何者だ……。
壮絶な凄み。魔獣よりも獰猛な、喰い殺されそうな重圧に冷や汗が流れる。
「ああ、もちろん――」
ユリウスは胸元の首飾りを引きちぎる。大きな紅い宝石が嵌められた首飾りは、亡き母から受け継いだもの。シルヴェウス家の令嬢であることを示す証だ。
震え上がる父に向かって首飾りを投げつける。
「願い下げだ。こちらから絶縁してやろう」
首飾りが伯爵にぶつかり、額が裂け、多くの血が流れ滴る。すぐに手当てが必要な大怪我だったが、痛みよりも恐怖が上回った。伯爵は叫ぶこともできず、「あっ、あぅ」と潰れたような声を出すだけだ。
それでも、この程度で済んで幸運だったと言えよう。ユリアナの身体とユリウスの意識とが、まだ上手く馴染んでいなかったからだ。
もし、ユリウス本来の力が発揮されていれば、間違いなく伯爵の首は床に転がっていた。
もう、この男にも、この家にも用はない。さっさと立ち去るだけだ。
(しかし、その前に――)
ユリウスは睨み、殺気を放つ。娘を売る父親に向けて。
「ヒッ……」
それだけで伯爵は泡を吹いて、失神した。その余波で部屋にいた執事長とメイドたちも、腰を抜かしてガクガクと震える。
ユリウスはすぐに決断した。分からぬものは分からぬ。考えても無駄。直感に従うのみ。
それが大陸を制した男の生き方だ。ユリウスは伯爵には目もくれず、その場を後にした――
†
執務室を出たユリウスは、脇目も振らず廊下を進んでいく。
身につけているのは、彼女の瞳に合わせた空色で三段に重ねられた白いフリル付きのティアードドレス。貴族令嬢に相応しい装飾過多で動きにくいドレスだ。
ふわりと広がったスカートをつまみ、軽く走るくらいの速さで足を動かす。以前の病弱なユリアナであれば、こんな速さで歩くのは不可能だ。
だが、皇帝としての、戦場の覇者としての身体の動かし方を思い出した今、少し鬱陶しい程度で、なんら問題は……深い絨毯に足をとられ、転んでしまう。
それでも、スカートを掴んでいた両手が咄嗟に前に出たので、顔を打ちつけるのはなんとか避けられた。
(やはり、違和感がある。早いところ、この身体に慣れねばな)
立ち上がりながらも、自分の身体への不満をもらす。
――常在戦場。
前世では、いつ、どんな状況で襲われても、反射的に身体が動いた。そうでなければ、生き残れなかった。だから、身体を十全に使いこなせない今の状態は、どうにも落ち着かない。
起き上がったユリウスは、先ほどより少しペースを落として歩き出す。頭の中で、ユリアナという娘の記憶をたどる。貴族令嬢としての教育で、地理や歴史の知識はある程度備わっているようだ。
(この娘の記憶によれば、この世界はずいぶんと平和ボケしているようだ。それにどうやら、前世からだいぶ時間が経過しているらしい)
ただ、その間にユリウス帝がどうなったのか、ユリアナの記憶からは不明だ。
(まあそれは、おいおい考えれば良い)
今の自分に何ができるか、何ができないか、確認するのが最優先だ。廊下を歩きながら、手のひらに魔力を集める。
(ほう。これは……)
ユリウスは感嘆する。
確かに、現時点で使える魔力は心許ない。前世の膨大な魔力量に比べれば、限りなくゼロに近しい。だが、『魔核』――心臓の裏にある魔力を生み出す器官――は前世のそれと良く似ていた。
育て上げれば、前世に比肩する強さを得られるだろう。
(これは鍛え甲斐があるな)
ユリウスは体内の魔力を確認し、さっそく魔法を発動する。
「――【身体強化】」
『魔核』から発せられた魔力が彼女の全身を包み、ほのかに白く光る。前世と同じ、白い魔力だ。
光はすぐに消えるが、さっきよりも速いペースで歩けるようになる。
廊下にいたメイドたちは彼女の姿を認めると、驚きに目を見開き、無意識のうちに跪いていた。
今までではあり得なかった光景だ。皇帝の気迫に、身体が勝手に反応したのだ。止められる者は誰もいない。その様子をさも当然と、廊下を突き進んでいく。そこに後ろから声がかけられる。
「おっ、お嬢様。お待ちください」
執事長だ。老齢の彼は急に走ったことで息が上がっている。青ざめた顔には、ユリアナへの心配がはりついていた。
(ほう。もう立ち直ったか)
殺気を浴びたばかりなのにもかかわらず、すでに立ち直った執事長に感心する。ほんのわずかな殺気だったとはいえ、なかなかの者だ。加えて、ユリアナをどれほど大切にしているかが、その瞳から一目瞭然だ。
しかし、もう関係ない相手だ。そう思ってユリウスが無視しようとしたところで、ユリアナの記憶が蘇る。
母は彼女を生むとすぐに亡くなった。父である伯爵は彼女を政略の道具としか考えていない。
たった一人の兄は彼女に優しかったが、王都にいるため滅多に会えない。
そんな中、執事長を含む館の者は、彼女を大切に扱い、不遇な彼女を労ってくれた。ユリアナにとっては大切な心の支えだった。彼らがいなければ、ユリアナは心を閉ざした人形になっていただろう。
故に足を止め、振り返る。
「お嬢様……」
執事長は彼女が自分の知るユリアナではないと、すぐに悟る。
「あなたはいったい……」
「心配するな。今の余は、無力で守られるべき幼子ではない。理由は話せぬが、自分の身は自分で守れる」
その言葉は執事長の心にストンと落ち、不安が薄まっていく。
「そなたらには、世話になった。その忠義は決して忘れぬ。落ち着いたら、一度、顔を出す。それまで息災であれ」
古めかしい言い回し。
確固と揺るがぬ自信。
人を従える者の風格。
どれをとっても、執事長の知るユリアナからは程遠い。
だが、彼はそこに、彼女の面影を感じとった。
「お嬢様、どうかご無事で……」
執事長は深々と頭を下げる。
ユリウスは踵を返し、前に進む。過去を断ち切って。
屋敷を出たユリウスは、まっすぐに厩舎に向かった。
獣と干し草と糞尿の混ざった臭い。貴族令嬢であれば、顔を背け、鼻を摘まみ、決して近づこうとはしない場所だ。だが、皇帝にとって、馬はともに戦場を駆けた相棒だ。不快どころか、むしろ、懐かしい臭いだった。
厩舎に入った彼女は馬の世話をしている少年たちの横を素通りし、一頭の馬の前で立ち止まった。
遠くから見たことしかないご令嬢の突然の登場に、少年たちは手を止めて呆気にとられる。
「うむ。なかなか良い馬だ」
前世の愛馬とは比べ物にならないが、伯爵家で一番の白馬だ。
彼女と目が合うと馬は静かに首を下げて、服従の意を示した。
本能によって、人間よりも敏感に、彼女の本質を悟ったのだ。
ユリウスは近くにいた少年に命ずる。
「鞍と手綱を用意せよ。鐙はいらん」
少年はユリウスに気圧される。深窓のご令嬢であるはずの彼女から感じられたのは、騎士団長のような威圧感。可憐な姿から発せられる凛々しい声に、すぐには動けなかった。
「早くせよ」
少年は「はっ、はい」と慌てる。頭では理解が追いつかないが、命令に従わねばと身体が動いた。
用意が整うと、彼女は白馬の背に飛び乗り、白馬にも強化魔法をかける。
「さあ、出発だ」
ユリウスが手綱に魔力を流すと、白馬は「ヒヒーン」と嘶き、駆け出した。
†
シルヴェウス伯領都から東に延びる街道がある。
風が強い日には砂埃が舞うが、今日の風はおとなしく、躍る砂は駆けるユリウスの後をついてくるだけだ。
街道は馬車がすれ違えるだけの幅があり、降りしきる雨の中でも、今日のように晴れ渡った日でも、多くの旅人や商隊の馬車が行き来している。
【身体強化】で強化された白馬は、彼らを追い抜かし、彼らを驚愕させ、彼らを置き去りにする。
「ご苦労」
ユリウスは上体を前に倒し、たてがみを優しくなでる。
人間に対しては冷酷で容赦なき皇帝ユリウスだったが、動物やテイムした魔獣には優しかった。
人間と違って、どちらが上か分からせれば、絶対に歯向かわないからだ。
人間は愚かだ。彼我の力の差も計れず、自滅する。
皇帝ユリウスにとって、人間は二種類しかいなかった。すなわち――敵か、臣下か。
上に立つ者も、並び立つ者も存在しない。絶対的支配者として孤独の中に生きていた。信頼はできても、信用はできない。人間よりも、動物の方がよほど心許せる存在だった。
「もう大丈夫であろう」
ここまで来れば、追っ手も追いつけまい。ユリウスは手綱を緩め、馬から降りる。
街道に沿った森は奥へと小道が続いている。ユリウスは馬を引き、水音に向かって小道を進む。
梢の揺れる音と獣が立ち去る音が、ユリウスの耳に心地よく響いた。
緑を抜けると、視界が広がり、その先に川が流れていた。ここは旅人が休息するために造られた場所であるが、人間でなく獣も集まる。ユリウスの気配に大きな獣は逃げてしまい、数羽の小鳥が水を飲んでいるだけだった。
背筋をさすると、白馬は首を下げ、川の水を飲み始める。これがここに来た目的のひとつだったが、もうひとつの目的がある。
ユリウスもその場に屈み、手で掬った水を一口飲み、川面に映る幼女の青翡翠色の瞳に焦点を合わせ呟く。
「おるのであろう?」
(…………)
水音でかき消えてしまう小声は、川に向けたものではなく、自己の内面に向けて発せられたものだ。
「だんまりか。それでも構わぬが?」
(…………あなたは……誰?)
自分の内側から声が聞こえる。恐る恐る発せられた声は、本来の身体の持ち主――伯爵家令嬢ユリアナのものであった。
「余か?」
(余だって……お伽話の皇帝陛下みたい)
「皇帝か。そうだな、余は皇帝だった者だ。だが今は……」
元皇帝は、しばし考える。
ユリウスにユリアナ……ならば、ユリ、いや、こちらの方が良い。
「余の名はユーリだ。これからはその名で生きていくとしよう」
(ユーリおねえちゃん?)
「ああ、それで構わん」
(分かったよ、ユーリおねえちゃん)
「喉は渇いておるか?」
(カラカラだよー)
「やはり、そうか」
三日三晩、飲まず食わずで戦い続けたことのある皇帝にとっては、この程度は渇きのうちにも入らない。だが、幼い令嬢にとっては厳しいだろう。
ユリアナが満足するまでユーリは水を飲み続けたが――
「ずいぶんと飲んだな」
(うう……ごめんなさい)
しおらしい声でユリアナが返事をする。
生まれてこの方、喉の渇きなどとは無縁な生活を送ってきた故に、ついつい飲み過ぎてしまったのだ。
「腹がタプンタプンだ。落ち着くまで待つか」
(ごめんなさい)
「なに、気にするな。急ぐ旅でもない」
ユーリは手頃な岩に腰を下ろす。
「聞きたいことがあるのだろう?」
(ねえ、いったい、なにが起こったの?)
「余にも分からん。どうやら、死んでしまった余の魂がそなたの身体に宿ったようだ」
(よく、分からないけど……)
急に身体が自分のものではなくなり、意識だけの存在になったのだ。ユリアナが混乱するのも当然だ。
「推測にすぎん。そなたの身体を乗っ取ってしまったことは詫びねばならぬな」
皇帝として、誰かに頭を下げたことはない。だが、誰かの身体を奪うという初めての体験にはさすがに思うところがある。いくら、自分のせいではないといっても、身体の持ち主に引け目がある。
しかし、ユリアナは怒るのではなく、ユーリに感謝していた。
(ううん。ありがとう。あのままだったら、わたし……)
ユリアナの恐怖が伝わってくる。
「ハウゲンとやらを知っているようだな」
(一回だけ会ったことがあるの)
「そうであるか」
嫌悪と恐怖に包まれた声を聞き、ユーリはそれ以上問い質すのをやめた。
(…………)
ユリアナは黙り込んでしまった。
「案ずるな。なにが起ころうと、余が守ってやる」
(…………)
それでもユリアナの恐怖心は消えなかった。
「では、証明して見せよう」
ユーリが立ち上がると、森の中からガサゴソと複数の魔獣が現れた。
(きゃっ)
ユリアナの恐怖が一気に膨れ上がる。
ゴブリンだ。緑色の肌をした小鬼。薄汚れた布きれを腰に巻き、手には木でできた棍棒を握っている。群れて人間を襲う魔獣だ。
五体のゴブリンは森の中から現れた。いや、正確には、ユーリが呼び寄せたのだ。殺気を隠し、上等な獲物がいると勘違いさせて。
ゴブリンは「ギャアギャア」と叫びながら、ユーリに飛びかかろうと――
「――破ッ」
ユーリが込めた殺気はわずかなものだった。
だが、それだけでゴブリンは腰を抜かし、這々の体で森の中へ逃げていった。
「この程度の魔獣は戦うまでもない。分かったであろう。余が守ってやる」
その言葉に、ユリアナの恐怖はかき消えた。
(ありがとう、ユーリおねえちゃん!)
病弱でほとんど家から出ずに育ったユリアナには友人がいなかった。ハウゲン侯爵からも、魔獣からも守ってくれる初めての――それも強い友人ができたことに、ユリアナは喜びでいっぱいだ。
「そなたの望みはできるだけ叶えてやろう。仲良くやろうではないか」
皇帝にとっての「できるだけ」は「全て」と等しいが、皇帝を知らぬ幼きユリアナはそこまでだとは思わなかった。
(うん!)
不思議な感覚であったが、ユーリにはユリアナの感情が波のように伝わってくる。
理由は分からない。そして、皇帝は考えても分からないことは考えない。そのような無駄に時間を割くのではなく、現状で最適な手を選ぶにはどうするべきか――それだけがすべてである。
大陸を制した皇帝は徹底的な現実主義者であり、そうでなければ志半ばで斃れていた。
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