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~悪役令嬢とヒロインの物語~
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「フェリシアさん」
きょときょとと私たちの様子を困った顔して見ていたミーガンさんが、
「レラ様、呼んできましょうか? フェリシアさん、心配で言っただけでしょう?」
うつむいていた私はミーガンさんに「いいんです。大丈夫です」と言って笑顔を見せた。たぶんかなりゆがんだ笑顔になっていただろうけど。
ミーガンさんを見送ってもレラ様は出てこなかった。
ため息をついた私は、テーブルに置かれたままの図面をくるくると巻いた。
と、テーブルから落ちた鉛筆がころころと転がっていった。
「もうっ」
床に転がっているはずの鉛筆を拾おうとしたが、姿が見えない。
「あれ?」
どこまで転がっていったのか。きょろきょろと部屋を床を見回すが見当たらず、床に手をついてはい回るようにしてみると。
「あっ、あった」
転がった鉛筆は床と柱の間に挟まっていてた。
柱と言うか、さっきまで話題に上っていたドアをはさむように作られた謎の出っ張りだ。
その下、床との間に鉛筆が挟まるぐらいの隙間があり、そこにぴったりと鉛筆が挟まっている。
「何で隙間が?」
床に顔をくっつけるようにして、指でかき出すように鉛筆を取り出そうとした。
その瞬間、目の前に影が落ちた。
「きゃあああああ」
「フェリシア様!?」
私はかがんだまま、思ったよりも軽く薄い板を両手で支えていた。
「どうされたんです、大丈夫ですか?」
慌てた様子でレラ様が私から板をずらして壁に立てかける。
「これ、何ですの?」
「それが、たぶんこの柱の壁というか、私壊しちゃったみたいです」
立ち上がった私は謎の出っ張り部分を指さした。隙間の鉛筆を取ろうと無理やり引っ掻いたせいなのか、くっついていた板が老朽化したせいなのか、引っ掻いた反動で外れてしまったのだろう。
「そうなんですのね。大丈夫でよかったですわ」
説明を聞いたレラ様はホッとした顔をしたが、「ですけど、ここ、何だかおかしいですわ」と謎の柱、むき出しになった黒い壁を触っている。それは妙にでこぼこしていて。
「フェリシア様、これ壁じゃないみたいですわ」
一緒に壁をさわってみるが、でこぼことした凹凸が上から下まで続いている。上から滑らせるように触っていくといきなりカチッと音がした。
そして真四角の扉のように奥へと開き、真っ暗な空間があらわれた。
「灯りを持ってきますわ」
レラ様が持ってきたランプを受け取ると空間を照らした。
手前はすぐに壁になっており、下に向かう階段が扉の真下から続いている。
「ミーガンさんが言ってた怪しい家でしょうか」
「まさか。あれじゃないですか、地下室」
「地下室?」
「お金持ちだったらしいですし、秘密の宝物を隠しているとか」
まあ、と口を押えたレラ様は目をキラキラさせると、
「素敵、宝島みたいですわね」
いつの間に子供向けの冒険物語を読んだのか。嬉しそうに声を上げている。
「わかりませんけどね」
「フェリシア様」
一瞬、顔を上げて空を見つめていたレラ様が、
「行きましょう」
と言い出した。
「え? 本気ですか?」
「もちろん本気です」
いつも以上に真剣な顔で答えつつ、今にもランプを手に下に降りていきそうな勢いだ。
「ちょっと待って、わかりましたから」
「フェリシア様」
「そんなふうに言われるなんて何か理由があるんでしょう? 私が先に降りますから、あとからついてきてください」
「はい」
嬉しそうに答えるレラ様にランプをかざしておいてもらうと、私は狭い階段に足を踏み出した。
狭い階段は急ではあるもののつくりはしっかりしているようで、がたつくこともなく下へ降り立つことができた。
やっぱり地下室だろうか。
階段の途中から手を伸ばし、ランプを受け取る。
降りてきたレラ様と、ランプで先を照らした。地下室なら小さな部屋だと思うのだが、なぜか、細長い通路が奥へ奥へと続いている。
「地下室、ではないみたいですね」
「ええ、秘密の通路みたいですわ。本当に海賊の宝物が」
海がそんなに近いわけでもないここで海賊もないだろうが。思わず吹き出すと、
「おかしいですか?」
見なくともすこしばかり不服そうな様子がわかる。
「そんなこと、ふふ、ないですよ」
「笑ってますでしょ」
ついおかしくなって笑いだした私にレラ様も「もう、フェリシア様」と言いつつ笑っているのがわかった。
ふたりしてランプの灯り頼りに細い通路を進んでいく。
暗い通路は土と岩でできてはいるがかなり頑丈そうなのがわかる。
「レラ様」
「はい?」
灯りの先はまだまだ続いているようだ。いったいどこまで続くのか。
「……あの、さっきはごめんなさい」
黙ったままのレラ様の顔は見えない。
「私、テリーにも謝っておきます」
「ええ」
「私」
真っ暗な壁に灯りがぼんやりと反映してる。こんなに暗くて恐ろし気な場所なのにレラ様と一緒だとどうして平気なんだろう。それはきっと。
「さっき、ミーガンさんに言われたんです」
「?」
「お二人は家族みたいですねって」
「家族」
「私」
私はレラ様と一緒にいたいと思ってる。ずっとこの先も。
「私、レラ様が好きなんです。友達としてではなく、恋愛的な意味で」
レラ様が息を吸い込んだのがなぜかわかる。
「困らせてますよね、ごめ」
言いかけた私を遮るようにレラ様が「私もです」と言った。
「え?」
「私もフェリシア様のことずっと前から好きです。ずっと一緒にいたいって思っています」
驚いて持っていたランプを落としそうになった。
「あっ」
「大丈夫ですか、あっ、あそこ。フェリシア様、あそこに」
ランプが揺れて灯りが地面を大きく揺れた。そのおかげか、地面に落ちていた物体に気がついた。
「あれ、人形でしょうか」
人の形をしたそれは大きなリボンをつけている。
拾い上げたレラ様は、
「かわいらしいお人形。これですわ」
と言った。
きょときょとと私たちの様子を困った顔して見ていたミーガンさんが、
「レラ様、呼んできましょうか? フェリシアさん、心配で言っただけでしょう?」
うつむいていた私はミーガンさんに「いいんです。大丈夫です」と言って笑顔を見せた。たぶんかなりゆがんだ笑顔になっていただろうけど。
ミーガンさんを見送ってもレラ様は出てこなかった。
ため息をついた私は、テーブルに置かれたままの図面をくるくると巻いた。
と、テーブルから落ちた鉛筆がころころと転がっていった。
「もうっ」
床に転がっているはずの鉛筆を拾おうとしたが、姿が見えない。
「あれ?」
どこまで転がっていったのか。きょろきょろと部屋を床を見回すが見当たらず、床に手をついてはい回るようにしてみると。
「あっ、あった」
転がった鉛筆は床と柱の間に挟まっていてた。
柱と言うか、さっきまで話題に上っていたドアをはさむように作られた謎の出っ張りだ。
その下、床との間に鉛筆が挟まるぐらいの隙間があり、そこにぴったりと鉛筆が挟まっている。
「何で隙間が?」
床に顔をくっつけるようにして、指でかき出すように鉛筆を取り出そうとした。
その瞬間、目の前に影が落ちた。
「きゃあああああ」
「フェリシア様!?」
私はかがんだまま、思ったよりも軽く薄い板を両手で支えていた。
「どうされたんです、大丈夫ですか?」
慌てた様子でレラ様が私から板をずらして壁に立てかける。
「これ、何ですの?」
「それが、たぶんこの柱の壁というか、私壊しちゃったみたいです」
立ち上がった私は謎の出っ張り部分を指さした。隙間の鉛筆を取ろうと無理やり引っ掻いたせいなのか、くっついていた板が老朽化したせいなのか、引っ掻いた反動で外れてしまったのだろう。
「そうなんですのね。大丈夫でよかったですわ」
説明を聞いたレラ様はホッとした顔をしたが、「ですけど、ここ、何だかおかしいですわ」と謎の柱、むき出しになった黒い壁を触っている。それは妙にでこぼこしていて。
「フェリシア様、これ壁じゃないみたいですわ」
一緒に壁をさわってみるが、でこぼことした凹凸が上から下まで続いている。上から滑らせるように触っていくといきなりカチッと音がした。
そして真四角の扉のように奥へと開き、真っ暗な空間があらわれた。
「灯りを持ってきますわ」
レラ様が持ってきたランプを受け取ると空間を照らした。
手前はすぐに壁になっており、下に向かう階段が扉の真下から続いている。
「ミーガンさんが言ってた怪しい家でしょうか」
「まさか。あれじゃないですか、地下室」
「地下室?」
「お金持ちだったらしいですし、秘密の宝物を隠しているとか」
まあ、と口を押えたレラ様は目をキラキラさせると、
「素敵、宝島みたいですわね」
いつの間に子供向けの冒険物語を読んだのか。嬉しそうに声を上げている。
「わかりませんけどね」
「フェリシア様」
一瞬、顔を上げて空を見つめていたレラ様が、
「行きましょう」
と言い出した。
「え? 本気ですか?」
「もちろん本気です」
いつも以上に真剣な顔で答えつつ、今にもランプを手に下に降りていきそうな勢いだ。
「ちょっと待って、わかりましたから」
「フェリシア様」
「そんなふうに言われるなんて何か理由があるんでしょう? 私が先に降りますから、あとからついてきてください」
「はい」
嬉しそうに答えるレラ様にランプをかざしておいてもらうと、私は狭い階段に足を踏み出した。
狭い階段は急ではあるもののつくりはしっかりしているようで、がたつくこともなく下へ降り立つことができた。
やっぱり地下室だろうか。
階段の途中から手を伸ばし、ランプを受け取る。
降りてきたレラ様と、ランプで先を照らした。地下室なら小さな部屋だと思うのだが、なぜか、細長い通路が奥へ奥へと続いている。
「地下室、ではないみたいですね」
「ええ、秘密の通路みたいですわ。本当に海賊の宝物が」
海がそんなに近いわけでもないここで海賊もないだろうが。思わず吹き出すと、
「おかしいですか?」
見なくともすこしばかり不服そうな様子がわかる。
「そんなこと、ふふ、ないですよ」
「笑ってますでしょ」
ついおかしくなって笑いだした私にレラ様も「もう、フェリシア様」と言いつつ笑っているのがわかった。
ふたりしてランプの灯り頼りに細い通路を進んでいく。
暗い通路は土と岩でできてはいるがかなり頑丈そうなのがわかる。
「レラ様」
「はい?」
灯りの先はまだまだ続いているようだ。いったいどこまで続くのか。
「……あの、さっきはごめんなさい」
黙ったままのレラ様の顔は見えない。
「私、テリーにも謝っておきます」
「ええ」
「私」
真っ暗な壁に灯りがぼんやりと反映してる。こんなに暗くて恐ろし気な場所なのにレラ様と一緒だとどうして平気なんだろう。それはきっと。
「さっき、ミーガンさんに言われたんです」
「?」
「お二人は家族みたいですねって」
「家族」
「私」
私はレラ様と一緒にいたいと思ってる。ずっとこの先も。
「私、レラ様が好きなんです。友達としてではなく、恋愛的な意味で」
レラ様が息を吸い込んだのがなぜかわかる。
「困らせてますよね、ごめ」
言いかけた私を遮るようにレラ様が「私もです」と言った。
「え?」
「私もフェリシア様のことずっと前から好きです。ずっと一緒にいたいって思っています」
驚いて持っていたランプを落としそうになった。
「あっ」
「大丈夫ですか、あっ、あそこ。フェリシア様、あそこに」
ランプが揺れて灯りが地面を大きく揺れた。そのおかげか、地面に落ちていた物体に気がついた。
「あれ、人形でしょうか」
人の形をしたそれは大きなリボンをつけている。
拾い上げたレラ様は、
「かわいらしいお人形。これですわ」
と言った。
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