悠遠地

一つの花

一つの花

若い、夫婦の間に。子供がいました⋯⋯その子供はとても、可愛いくて。まさに、目に入れても痛くないとはこの事でした。

しかし、その子供は死んでしまいました。まだ、小さくて。幼い子供は不慮の事故で亡くなって、しまったのです。その母親は、自分のせいにして。泣き叫び、心も身体も崩壊しました。やがて、月日が経ち。その夫婦の所に、新たな命が宿りました。
双子の女の子でした。まるで、花の様な可愛い女の子で。1人は  優花ゆか と名ずけました。もう1人は、美花みかと名ずけたのです。

しかし、母親は。その子供に虐待を始めました

何故、あの子は死んだのに。この子達は元気に生きてるの

母親の精神はまだ、悲しみで溢れていたのです。

自分の子なのに、まるで。他人の子供のように、扱いました。2人は虐待を受けても、何も言わず。日々は流れ、2人は成長を告げた。

優花と美花は小学校に通うように、なりました。

ある日の事でした。学校から、帰り。玄関のドアを開けると。

ぴちゃぴちゃと水の音が聞こえます。2人は廊下を歩き、水の音の方に向かいました。水の音はお風呂場から聞こえました。ぴちゃぴちゃと静かに鳴り響く、音はお風呂場の扉から聞こえます。その、影は座り込んだ、母親の影でした。2人は扉を開けると。生臭い匂いと、どろっと血が2人の足元に流れ込みました。
母親は手首をバッサリと切り刻んで、死んでいました。

2人は泣きませんでした。痛い思いや悲しい思いは、これで終わると。思ったからでした⋯⋯

しかし、今度は父親が虐待を始めました。愛する、人が死んだのは、この双子のせいにしました。

手足を縛り、優花は手をグニャりと捻り。美花のは足を何度も何度も踏みつけました。

優花の腕はぐにゃぐにゃになり、痛みはやがて。苦痛になり。そして、美花の足は骨がメキメキと折れ。そして、父親は我に帰り。台所にある、包丁を手に持ち。自分の手足を切り、自殺しました。

2人は倒れ込み、目が覚めると。児童保健に居ました

時は流れ、2人は6年になりました。

優花は妹の美花を嫌うようになりました。美花は姉の存在を消したいと、思うよになり。互いに、殺意を持っていました。

母親と父親の虐待は優花は美花のせいにして、美花は優花のせいにしました。コイツさせ居なければ⋯⋯

中学生に上がる頃、祖父と祖母の手当で。アパートに2人で暮らすように、なりました。
生活のお金は毎月、もらいました⋯⋯

学校では明るく過ごすようしました。

外では中のいい、姉妹。家では、仲の悪い姉妹です。


そして、アパートに新たに引越して来た。人がいます⋯⋯

[初めまして、僕は七倉と言います] 

2人の環境はかわりました。


続く










オマケ   

前回の投稿から大分、遅れました。待ってくれた人(いないか)すいませんでした。新たなエピソード
双子の話が始まりた。読んでくれたら、泣いて喜びます。感想など、待ってます(来ないけどね)