悠遠地

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誕生日

誕生日 エピソード4

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誕生日、プレゼントで来た。遊園地⋯⋯なのにどうして、こんな事になった。僕らは不安や恐怖、今までに味わった事のない。感情が巡っていた

数分前まで、元気に話してた。お兄さんが⋯⋯

もはや、形を失ってる。血の匂いとかで気分が悪くなる。これが、ゲームならリセットすればいい話だ
しかし、現実ではそれが⋯⋯不可能だ

亜依は泣き、優花と美花は吐いたりしてた。僕も怒りや悲しみを押さえ込み、黙り込み
皆の顔が見れないくらい、僕の目は涙を流した。

遥希さん⋯⋯貴方は僕にとっていや、僕らにとって最高のお兄さんでしたよ。

何も語らず、何もせず。時間は過ぎていく⋯⋯


「次は君らの番だよ」

突然、パーク内の明かりが消え。声だけが聞こえた

僕達は見えない中、声の方に体を動かす。

「⋯⋯番って?」

亜依は震えた声でその、声の主に話しける。

「その言葉の意味だよ」
その声はそう行って、立ち去った。

僕は胸騒ぎと確信で身体が震える。でも、そんな事が起きれば、大変な事になるのは間違いないだろ。でも心の奥では、冗談で終わればいいと。願っていた

そして、明かりは付くと。僕は
「お兄さん、生きてたんだね。よかった」ってなればいいのにと思い、目を開けると。

さっきまでの場所とは思えないくらい、ボロボロになっていた。ものの数分なはずなのに、一瞬にして変わってる事に驚く

空を見上げると、夕焼けになっていた。

「おかしい。まだ、1時過ぎじゃないのか?」
時計は止まっていた。では、今は何時なのか?
この雲の感じから、5時が6時くらいだろって思った。


「あれ?お兄さんは」

振り向くと、お兄さんの死体は無くなっていた。血の汚れや何一つも。


それどころか、亜依や優花と美花の姿がなかった







「お姉ちゃん⋯⋯ここ何処どこ?」

「わ、私に聞かれても」

優花と美花は鏡が沢山ある、部屋に居た。



誕生日偏     終わり











オマケ


誕生日偏は一旦ここまでです。次回は美花と優花のエピソードになります。ここまで見てくださり、ありがとうございます。では、次のエピソードで







オマケ2

いつか、柊真たち以外の人のエピソードや外伝とかやれたら、やります。


外伝は日常生活やちょっぴり、エッチな(ないかも)話です。

R設定に18と書いてますが、内容は18になるのかは不明


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