悠遠地

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誕生日

誕生日 エピソード2

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僕は今朝の会話や亜依からのプレゼントや日曜日のデート。いや、居るんだった。

僕はニヤニヤしながら、授業を受けてると。
              【バシンっ】

僕の頭を叩く亜依だった

「授業中になに、ニヤニヤしてるの?」

そう言われると、僕は真っ赤になり。変な声で立ち上がってしまった。⋯⋯

「何をやってるだ!七倉」

呆れた顔で僕を見る、先生。僕は「すいません」といって、静かに座る。

やがて、授業も終わり。僕は休憩時間に中等部に向かった。

中等部は僕らの高等部から近い場所にあり、誰でも気軽に行けるのである。
僕はメールを見て、厄介やっかいな双子に呼ばれたのであった。

そして、中等部の中に入ると。物凄い勢いでこっちに来る、優花と美花達が⋯⋯

『お兄ちゃん、聞いて聞いて』2人は声を揃えて、僕に聞いてくるが。僕は軽く気絶していた。

「あれ?」
「お兄ちゃん?」

『おーいおーい』少し、目が覚めると。僕の上で身体を揺さぶる、2人がいた

「ぐわっ!ちょ、ちょちょっと待って⋯⋯」
少し目が回るくらい、激しかった。それよりも、この状況はかなり、美味しいのでは?
僕は昨日のゲームの続きかなって思っていたら。       またまた、気絶した。                                                   
  【数分後】



「はっ、ここは?」

僕は目覚めると、保健室の様だ。いつも、元気な双子ちゃんは。何時いつもとは違う、表情でこちらを見てる。

僕はニッコリと笑い。「そんな、顔をするなよ」と言うと。


優花が「お兄ちゃん 」と言って、その後に
優花が「さっきは」と静かに言い。

2人合わせて、僕の顔を見て。今にも泣きそうな顔で

【ごめんなさい】と言い、そして大泣きした。

僕は静かに2人の頭を撫で、「もう、大丈夫だから」と2人に言った。

優花と美花はいつものように、笑い

「お兄ちゃん、ごめんね。あのね、言いたい事があるの⋯⋯」

僕はキョトンとした顔になり、ゆっくり。頷いた

2人はニコニコ笑いながら、僕の耳元で

「お誕生日」優花は右耳に

「おめでとう」美花は左耳にこう言った。

僕は嬉しさに、また眠るように倒れ込む。

きっと、嬉しさとさっきのぶつかりで。こうなったんだろって頭の中で思う。
でも

わざわざ、急いで言わなくても。よかったのでは?と思ったけど。理由はともかく、僕は嬉しくて嬉しく⋯⋯


「ねぇ。美花」
「なに、おね⋯⋯優花?」
「お兄ちゃんの顔」
「そうだね」

【ニヤニヤしてる】


2人は静かに保健室から出ていく。





「柊真。遅いな⋯⋯」

                一方その頃⋯⋯

【遥希の部屋】 


遥希の部屋は真っ暗で部屋は綺麗にされてるが、常にパソコンの電源は入ってるため。1部だけ、明るいから
近所の人から幽霊と噂される事がある。たまに、変な声もするから。余計にそう、感じる人も多いんだろ

「いいね、いいね」と1人でブツブツとパソコンの画面に向かって、喋りかける。遥希⋯⋯

「さて、日曜日の準備しますか」


この時まだ、出来事が起こるなんて。誰も思っていなかった⋯⋯



そして、待ちに待った。日曜日

誕生日は過ぎてるが、これが最高のプレゼントになる。そう思ってた⋯⋯


AM・10時


「やっと。日曜日だ!!」

「柊真、嬉しそうね」少し、震えた。亜依

「だって、遊園地だよ?久しぶりじゃん」僕は昔、亜依と子供の時に来た以来だった。

「ま、そうだけど。でも、幽霊が出るって」
不安そうな顔で僕をみる

「まぁまぁ、お2人さん。アレはあくまでも、噂だからね♡」

ニコニコして。妙に変なテンションのお兄さんだった。少しキモイなんて、言えないよな⋯⋯

「わーお化けの出る。遊園地だ!」
「わー楽しみ」優花と美花はワクワクしながら、言って。ササッと先に行く

「まってよ。2人とも⋯⋯これは僕の誕生日プレゼントじゃないの?」僕も駆け足になり

「まってよ、置いて行かないでよ⋯⋯きゃっ」震えながら走る為、転ぶ。亜依

「ふふ、みんな子供だね」微笑む、遥希


こうして、遊園地に辿り着く。


続く








オマケ


この遊園地はかなり、古くて。この日で最後の開演なんですよ。ちなみに他の人もいます!
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