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頼まれた。
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とにかく。
土下座状態のジェイを、もう一度ちゃんと椅子に座るよーに言って。
しばし沈思黙考。
……。
………。
……なあ、変態錬金術師のトコには魔物化したヤカラが何人……何体? か居るんだよな。
ってコトは、だ。
その変態のトコに行ったら、俺らが必要なだけ魔素取り放題になるんじゃね?
人造魔物狩りに行くか?
足りないよーなら、その変態錬金術師から直接魔素を吸い取ってもいいかもな。
魔人族特有の術式の中に、対象の魔素を取り込むって都合の良い術式があったんだよ。
そのついでにジェイの母親助けてもいいと思う。
ついでに、ってのも何だけどな。
そう言った俺に。
「ついででも何でもいい! 助けてくれ、頼む!」
テーブルに頭を打ちつける勢いで、思いっ切り頭を下げたジェイ。
……かなり強く打ったな。
妙に良い音がした。
額を赤くして、涙目になってるジェイに濡らした布──タオルなんか無い──を手渡すリッカさん。
……そーゆー気遣いは出来るのに、なんでもれなく残念なんだろうなぁ……。
ま、そこらへんはいいや。
で。
どーするか、なんだが。
なんだか大事になりそーな予感がするので、各自よーく考えてみるってコトで。
俺はさっき言ったとおり、錬金術師のトコに乗り込んで行って、人造魔物狩り、そして魔素を根こそぎいただいて……。
ついでにジェイの母親を助ける。
そんな感じで。
かなり本気でそーするつもりだ。
まあ、今すぐ決めろなんて言わないから、ちょっと考えてみ?
タイムリミットは……そーだな。
あんまり長く考えててもしょーがないから、明日の昼メシ時、でOK ?
一瞬の間。
そしてミヤさんが。
「僕はそれで構わないよ。明日の昼だね?」
そー言うと、スズも。
「ん~……分かった。明日な」
リッカさんは。
「そうね……。よく考えた方がいいわね」
「…………」
銀竜は無言。
軽く目をふせている。
ジェイは濡らした布で額を押さえたまま、もう一度言った。
「……頼む!」
それから。
ジェイにはここ、《壺中天(仮)》で休むよーに言った。
メシはメシ時に持って来るから、まあ安心しろや。
ナニも考えない時間を過ごすってのも、良いんじゃないか?
「……そうさせてもらおうかな」
ジェイは深くため息をつきながら言った。
で。
それから各自好きなトコで考え込んでた。
ミヤさんと銀竜は茶の間で。
スズとリッカさんは自分の部屋で。
俺は……もう決めてるからな。
異次元倉庫にため込む為の料理でも作るか。
メシ時には《壺中天(仮)》に、全員集合。
みんなでワイワイとしながら食った。
集団でメシを食う、なんてコトは初めてだったんだろうか。
ジェイは、戸惑いながらも楽しそーにしていた。
土下座状態のジェイを、もう一度ちゃんと椅子に座るよーに言って。
しばし沈思黙考。
……。
………。
……なあ、変態錬金術師のトコには魔物化したヤカラが何人……何体? か居るんだよな。
ってコトは、だ。
その変態のトコに行ったら、俺らが必要なだけ魔素取り放題になるんじゃね?
人造魔物狩りに行くか?
足りないよーなら、その変態錬金術師から直接魔素を吸い取ってもいいかもな。
魔人族特有の術式の中に、対象の魔素を取り込むって都合の良い術式があったんだよ。
そのついでにジェイの母親助けてもいいと思う。
ついでに、ってのも何だけどな。
そう言った俺に。
「ついででも何でもいい! 助けてくれ、頼む!」
テーブルに頭を打ちつける勢いで、思いっ切り頭を下げたジェイ。
……かなり強く打ったな。
妙に良い音がした。
額を赤くして、涙目になってるジェイに濡らした布──タオルなんか無い──を手渡すリッカさん。
……そーゆー気遣いは出来るのに、なんでもれなく残念なんだろうなぁ……。
ま、そこらへんはいいや。
で。
どーするか、なんだが。
なんだか大事になりそーな予感がするので、各自よーく考えてみるってコトで。
俺はさっき言ったとおり、錬金術師のトコに乗り込んで行って、人造魔物狩り、そして魔素を根こそぎいただいて……。
ついでにジェイの母親を助ける。
そんな感じで。
かなり本気でそーするつもりだ。
まあ、今すぐ決めろなんて言わないから、ちょっと考えてみ?
タイムリミットは……そーだな。
あんまり長く考えててもしょーがないから、明日の昼メシ時、でOK ?
一瞬の間。
そしてミヤさんが。
「僕はそれで構わないよ。明日の昼だね?」
そー言うと、スズも。
「ん~……分かった。明日な」
リッカさんは。
「そうね……。よく考えた方がいいわね」
「…………」
銀竜は無言。
軽く目をふせている。
ジェイは濡らした布で額を押さえたまま、もう一度言った。
「……頼む!」
それから。
ジェイにはここ、《壺中天(仮)》で休むよーに言った。
メシはメシ時に持って来るから、まあ安心しろや。
ナニも考えない時間を過ごすってのも、良いんじゃないか?
「……そうさせてもらおうかな」
ジェイは深くため息をつきながら言った。
で。
それから各自好きなトコで考え込んでた。
ミヤさんと銀竜は茶の間で。
スズとリッカさんは自分の部屋で。
俺は……もう決めてるからな。
異次元倉庫にため込む為の料理でも作るか。
メシ時には《壺中天(仮)》に、全員集合。
みんなでワイワイとしながら食った。
集団でメシを食う、なんてコトは初めてだったんだろうか。
ジェイは、戸惑いながらも楽しそーにしていた。
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