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vs. 王族あんど……。
時は夜。
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草木も眠る……か、どーかは知らんけど。
夜の闇に乗じて、ちょっくら本気モードでセリス嫁の鑑定するコトにした。
一応、セリス家在住のヒト──使用人含む──の鑑定は、表面上ざっくりと終わらせてたけど。
……主人たるセリス家の面々を、じっくりじっくり鑑定するのもどーか? とも思ったりしたからね。
ざっくりで済ませたんだけど。
なんせ、セリス嫁ってば基本空気だしな。
まさか、よもや……ってヤツだった。
どっちかってーと、情緒がどこぞに家出しまくってるばーさんの方がアヤしかったんだが。
まんまと騙されてたよーだ。
「……ちっ」
思わず漏れた舌打ちが、静まり帰った夜の静寂に響いた。
とりあえず。
セリス家の敷地内にだけ有効なカンジに、ちょっとした術を仕掛けておいた。
そろそろ効いてきたかな。
夜が明けるまで思いっ切り良く爆睡するってヤツ。
そう簡単には醒めないぞ、と。
で。
私にくっついて、夜間活動に参加してるのはいつもの通り、ナガツキさんとグロリア。
ナガツキさんの手の者達には、万が一を考えて余計な邪魔が入らないよーに、敷地内の要所要所に目を向けてもらっている。
……30人以上居ないか? ナガツキさんの手の者達。
…………。
まぁ、いいや。
気にせず行こう。
使用人部屋は……爆睡中。
料理長と助手達……爆睡中。
庭師……居ないぞ。
どこ行った?
まぁ、後で。
次。
執事……おや?
これって……職場内恋愛?
執事の部屋で、ぶっちゃけ真っ最中な状況で爆睡している執事と……庭師。
…………わぁお。
そーなんだ……。
明日から、妙に生温かい目て見守ってしまいそうだ。
庭師×執事か。
そーか……。
思わず糸目になったりもしたが、今回の本命のセリス嫁のトコに行かねば。
……セリス伯爵と嫁の、夜の夫婦運動会真っ最中とか言わないよな。
2連チャンとか、無いぞ。
そんなコト無いと、いいなぁ……。
大丈夫だった。
お子様方──長男次男長女は、各部屋でおとなしく爆睡中。
老夫婦も老夫婦で爆睡中。
で、セリス伯爵夫婦は──。
「……よし。おとなしく各自ベッドで寝てるな」
「……夫婦仲、大丈夫か?」
ナガツキさんが要らんコト言った。
知らん。
「ご主人様。すでにお子様が3人もいらっしゃるのですから、更に増やすこともないのでは?」
グロリア……。
ヒトんちの家族計画とか、放っとけ。
すんごい下世話なカンジがするぞ。
夜の闇に乗じて、ちょっくら本気モードでセリス嫁の鑑定するコトにした。
一応、セリス家在住のヒト──使用人含む──の鑑定は、表面上ざっくりと終わらせてたけど。
……主人たるセリス家の面々を、じっくりじっくり鑑定するのもどーか? とも思ったりしたからね。
ざっくりで済ませたんだけど。
なんせ、セリス嫁ってば基本空気だしな。
まさか、よもや……ってヤツだった。
どっちかってーと、情緒がどこぞに家出しまくってるばーさんの方がアヤしかったんだが。
まんまと騙されてたよーだ。
「……ちっ」
思わず漏れた舌打ちが、静まり帰った夜の静寂に響いた。
とりあえず。
セリス家の敷地内にだけ有効なカンジに、ちょっとした術を仕掛けておいた。
そろそろ効いてきたかな。
夜が明けるまで思いっ切り良く爆睡するってヤツ。
そう簡単には醒めないぞ、と。
で。
私にくっついて、夜間活動に参加してるのはいつもの通り、ナガツキさんとグロリア。
ナガツキさんの手の者達には、万が一を考えて余計な邪魔が入らないよーに、敷地内の要所要所に目を向けてもらっている。
……30人以上居ないか? ナガツキさんの手の者達。
…………。
まぁ、いいや。
気にせず行こう。
使用人部屋は……爆睡中。
料理長と助手達……爆睡中。
庭師……居ないぞ。
どこ行った?
まぁ、後で。
次。
執事……おや?
これって……職場内恋愛?
執事の部屋で、ぶっちゃけ真っ最中な状況で爆睡している執事と……庭師。
…………わぁお。
そーなんだ……。
明日から、妙に生温かい目て見守ってしまいそうだ。
庭師×執事か。
そーか……。
思わず糸目になったりもしたが、今回の本命のセリス嫁のトコに行かねば。
……セリス伯爵と嫁の、夜の夫婦運動会真っ最中とか言わないよな。
2連チャンとか、無いぞ。
そんなコト無いと、いいなぁ……。
大丈夫だった。
お子様方──長男次男長女は、各部屋でおとなしく爆睡中。
老夫婦も老夫婦で爆睡中。
で、セリス伯爵夫婦は──。
「……よし。おとなしく各自ベッドで寝てるな」
「……夫婦仲、大丈夫か?」
ナガツキさんが要らんコト言った。
知らん。
「ご主人様。すでにお子様が3人もいらっしゃるのですから、更に増やすこともないのでは?」
グロリア……。
ヒトんちの家族計画とか、放っとけ。
すんごい下世話なカンジがするぞ。
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