笑顔でナニ言ってんですか?

庭にハニワ

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vs. 王族あんど……。

“まー”で“らー”な方向で。

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ちょくちょくお呼ばれされて、お迎えられてお邪魔するカサンドラ城趾の最奥は玉座の間。

到着早々おやじ殿は、半分透けた近衛騎士──だと思う、多分──と、うきうきバトルに突入。

ムダに元気だ。

まあ、おやじ殿ってば、姫サマにお呼ばれするよーになってから、確実に強くなってるっポいが。
そして脳筋具合も進行したっポい。
半分透けた騎士や兵士とひとしきりバトった後、全員揃ってバカ笑いしてるしな。

ナニが面白いんだか。

とりあえず。

「おやじ殿、いつまでもバカ笑いしてないで、体力消耗した分メシを食え」

と、おやじ殿に栄養補給にメシを食わせていたらば。
姫サマを筆頭に、迷宮内のヒトやらナニやらの興味をひいてしまってな。
気付いたら、盛大な宴会に突入したのはいまだにナゾである。

いや、だってさ?

実体をお持ちの姫サマはともかく。
半分透けてる人々やら思いっ切り“骨”なスケルトンな人々やら、食った分どこに行ってるんだろうね?

あ。
進路決定。
つか確定。
こう、個人的に。
魔術科に行って、そこら辺を調べたりしようかね。
あと未知なる術式とか?
錬金術って、興味津々です。

よーし、2年間のヒマ潰し決定~……って。
まぁそれはそれとして。



「愉快犯なナガツキさんには、今日の晩メシに特別メニューをプレゼントだ」

主に、シビレる辛さな方向で。

ふふふふふ。

唐辛子倍増とか花山椒マシマシとか、シビレる辛さに馴染んだヒトならば、なんかちょーっと辛味強くてシビレ激しくね? って程度ですむ話だ。
それにもれなくめっちゃ汗かく──発汗作用あるから、体内の毒抜きに大変よろしいカンジで。

……デトックスってより、毒抜きだなこの場合。
なんせ薬物中毒なりかけ~からの中毒患者が混じってるからなこの家の住人及び使用人達。



ナガツキさん、辛いのあんまし得意じゃないクセに、辛いモノ好きだしな。
スパイス満載の暗黒大陸料理とか、『からっ! でも美味うまっ! でもやっぱからっ!』と、大騒ぎしながら平らげるしな。

ん~……。
この国サルファーのヒトにゃあ、まだまだスパイス満載の暗黒大陸料理は早いかな?








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