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vs. 王族あんど……。

ある意味18禁だから。

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自分勝手にも程があるばーさんへの嫌がらせを兼ねた、ちょっとした見世物を実行するにあたりお子サマ方にはご退場願う事にする。
が。
当然のよーに拒否するお子サマ方。
特に、小僧っこオスカー
ユリアナちゃん11歳よりも激しく拒否ってる。
……お前、いくつだよ。
ホントに私と同い年タメか?
喚き具合が、ばーさんと同レベルだ。
アンタ達、間違いなく血の繋がった家族だよ。



いや、でもさ?
お子様ユリアナには、今イチ状況を把握出来ないコトだしな。
ぶっちゃけ居てもしょーがないっつーか、ね?

にーさんエリオットは、セリス伯爵自分の父親が露骨にイヤそーな顔をしたのを見て、出来れば退場したい、と思ってるのが丸分かりだ。
なんせ視線が泳いでいる。

じーさんジェラルドは、娘に何があったのか知りたい……と、ゆーよりも、親として知る義務がある、と何らかの心構えをしてるよーだ。

セリス嫁は、自分は関係ないよね? って顔で気配を消している。
つーか、嫁よ。
お前、ソレが通常運転なのか?

そして本命のばーさんカレンは。

「クラウディアは、貴族の娘として恥ずかしくない教育を施してきたわ。だから、何があっても大丈夫よ!」

何の根拠も無い、妙な自信に満ちあふれている。
何なん?
このばーさん。



さて。
心をへし折られる準備はいいか?

あ、その前に。
グロリアよ。

視線をグロリアに向けると、グロリアは。

「かしこまりましたわ、お嬢様。……さぁ、18歳以下のお子様方は、席を外しましょう。オンタリオ皇国の珍しい生菓子がございますわよ」
「グロリア、東輝蘭の翠玉茶も出してやれ」

ナガツキさんが、更に特典を付けた。

「かしこまりましたわ、ご主人様」

グロリアは、小僧っこオスカーお子様ユリアナを誘導する。
セリス嫁が、自分もお茶とお菓子の方が……って顔してるが、ダメだ。

「お菓子~♪」

と、あっさりと誘導されるユリアナちゃん11歳。
オスカーは、文句を言いつつもユリアナについて行くらしい。
何だかんだ言って、お兄ちゃん?
……いや、どーやら生菓子と翠玉茶に誘われたよーだ。
結局、食い気に負けたか。



それでいいんだよ。
11歳には荷が重いっつーか、ユリアナちゃんの様子だと今イチ理解し難いだろう。

15歳オスカーにはトラウマになる可能性大だ。
……妙な方向に性癖こじらせたら、そっちの方が問題だしな。

にーさんエリオットは18歳だろう?
それに、セリス伯爵家の跡取りなんだし。
この先、もっとスゴいコトが起きるカモだぞ?
免疫付けるつもりで参加しなさい。

セリス嫁は、セリス伯爵旦那と同じモノを共有するがいい。

覚悟完了したっポいじーさんジェラルドは、良しとして、問題は。

「そのように良き物があるならば、まずはわたくしに供すべきでしょう!」

ばーさん……。

第1に、自分を優先しろ、と騒ぐばーさんを見るじーさんの目がなんとも……。
なんか、いたたまれない。

なぁ、じーさんや。
妻の選択間違えたんじゃね?







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