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vs. 使いっぱ。
なんか増えてた。
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さて、と。
思いっ切り話を元に戻す。
あの、私の幼少時の村の壊滅でうっかり生き残った母と私を、父の弟のおやじ殿が引き取る形で一緒に行動するよーになった、と。
おやじ殿としては、兄嫁と姪っ子を引き取った……ってカンジかな。
確認の意味を込めて、おやじ殿に聞いてみた。
おやじ殿は。
「あ~……うん、まぁ、そんなカンジか……」
茶を飲もうとして、カップが空な事に気付いてちょっとガッカリしてる。
しょーがないな~。
新たに、よく冷やした茶をおやじ殿のカップに注いで。
おやじ殿が茶を飲むのを視界に入れつつ、考え込む。
おやじ殿は、村の壊滅で母と私以外の家族親戚、友人知人を一気に無くしたワケで。
母も、1人で死にかけてたってコトは、頼れる他人が父やおやじ殿以外に居なかったってコトで。
2人して、天涯孤独状態になったりして。
で。
孤独な者同士が、力を合わせて肩寄せあって頑張って生きてた、と。
「……コールが居た時点で、孤独じゃねーだろうが」
「手が掛かるだろうお子様が居たんなら、そんな、自分の不幸に酔っているようなヒマは無かったんじゃ?」
「……そーか、コールが居た村の壊滅時、コールは年齢一ケタか……」
私はどーやら、ぶつぶつと考えてた事を口に出していたらしい。
それを聞いてたギャラリーと化してた組合員達が、好き放題にザワめいてる。
人ゴトだと思って……。
まぁ、何やかや言ったって、所詮他人事だもんね。
軽い反応になるのは、当然か。
ふ、と気付いたら、昼食時の戦争も終わり、食堂の方は落ち着いたようで。
……ギャラリーの中に、食堂関係者──料理長を始めとして、ウェイターの人達が混じっているのは目の錯覚じゃ
無いよーだ。
いや、きっちりと自分の仕事を済ませた上での高みの見物だから、文句は言えないけどさ。
なんか、こー……。
『見せ物じゃないぞーっ!』 って、言いたくなる。
あと、『このヒマ人どもめっ!』 とも言いたい。
言うだけムダだから、言わないけど。
今回の騒ぎの原因となった、黒服どもはと言うと。
金髪の方は、目を真っ赤にして鼻をグズグズさせながら私を見つめてきてて。
微妙に笑ってる。
ちょっとキモい。
茶髪の方は、いかにもたった今起きました~……ってカンジで起き上がって軽く背伸びとかしてるけど。
お前、一瞬私に殺気向けたよね?
完全に、敵認定していいよな?
思いっ切り話を元に戻す。
あの、私の幼少時の村の壊滅でうっかり生き残った母と私を、父の弟のおやじ殿が引き取る形で一緒に行動するよーになった、と。
おやじ殿としては、兄嫁と姪っ子を引き取った……ってカンジかな。
確認の意味を込めて、おやじ殿に聞いてみた。
おやじ殿は。
「あ~……うん、まぁ、そんなカンジか……」
茶を飲もうとして、カップが空な事に気付いてちょっとガッカリしてる。
しょーがないな~。
新たに、よく冷やした茶をおやじ殿のカップに注いで。
おやじ殿が茶を飲むのを視界に入れつつ、考え込む。
おやじ殿は、村の壊滅で母と私以外の家族親戚、友人知人を一気に無くしたワケで。
母も、1人で死にかけてたってコトは、頼れる他人が父やおやじ殿以外に居なかったってコトで。
2人して、天涯孤独状態になったりして。
で。
孤独な者同士が、力を合わせて肩寄せあって頑張って生きてた、と。
「……コールが居た時点で、孤独じゃねーだろうが」
「手が掛かるだろうお子様が居たんなら、そんな、自分の不幸に酔っているようなヒマは無かったんじゃ?」
「……そーか、コールが居た村の壊滅時、コールは年齢一ケタか……」
私はどーやら、ぶつぶつと考えてた事を口に出していたらしい。
それを聞いてたギャラリーと化してた組合員達が、好き放題にザワめいてる。
人ゴトだと思って……。
まぁ、何やかや言ったって、所詮他人事だもんね。
軽い反応になるのは、当然か。
ふ、と気付いたら、昼食時の戦争も終わり、食堂の方は落ち着いたようで。
……ギャラリーの中に、食堂関係者──料理長を始めとして、ウェイターの人達が混じっているのは目の錯覚じゃ
無いよーだ。
いや、きっちりと自分の仕事を済ませた上での高みの見物だから、文句は言えないけどさ。
なんか、こー……。
『見せ物じゃないぞーっ!』 って、言いたくなる。
あと、『このヒマ人どもめっ!』 とも言いたい。
言うだけムダだから、言わないけど。
今回の騒ぎの原因となった、黒服どもはと言うと。
金髪の方は、目を真っ赤にして鼻をグズグズさせながら私を見つめてきてて。
微妙に笑ってる。
ちょっとキモい。
茶髪の方は、いかにもたった今起きました~……ってカンジで起き上がって軽く背伸びとかしてるけど。
お前、一瞬私に殺気向けたよね?
完全に、敵認定していいよな?
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