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7.魔法の訓練
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ここは、薬学治療課。
回復魔法や薬品の研究を行う部署。
病に罹ったり怪我をした人の治療を行うのが主な仕事になるんだけど、魔物の討伐に同行したり、術式開発課からの依頼で新しい回復魔法をテストしたり、やることは幅広い。
私はまだ自在に魔法を使うことができないので、研究結果をまとめたり、薬品の袋詰めを行ったりが主な仕事になっている。
あれ? 受付の時とあまり仕事内容変わってなくない?
別にいいけどさ。それについては魔法を使いこなせない私が悪いんだし、花屋での仕事より高い給料貰ってるんだから、そもそも文句言える立場でもないんだし。
「内線ですね」
「俺が出る」
受付からっぽい。何かの依頼かな?
フィオルさんの口ぶりからすると、病気の依頼っぽいけど。
「依頼者の娘さんが風邪っぽい症状があるそうだ」
「じゃあ、お薬で大丈夫そうですね」
「ナターシャ、ちょっと頼まれてくれ」
「はい」
ナターシャさんは、薬学治療課の眼鏡をかけた綺麗な女性。
水色の髪が綺麗で、こうしてフィオルさんと二人で並んでるのを見ると、とっても絵になる。
「それでは、依頼者の元へ行ってまいります」
ナターシャさんはお薬の入ったカバンを持って出掛けて行った。
「お一人で大丈夫なんですか?」
「風邪だからなぁ……一人で大丈夫だろ」
「そうでは無くて、女性一人だと危険なんじゃないですか?」
「あいつなら大丈夫だよ」
「まさか、ナターシャさんも実は男性……」
「違う違う! あいつはああ見えてそこそこ腕が立つし、魔法も使えるから大丈夫だっていう意味だよ!」
リシテアさんの件があるからもしかしてと思ったけど、違ったみたいで一安心。
これ以上あんなの見せられたら、人間不信になってしまうわ。
「さてと、ちょっと俺たちも出掛けようか」
「急にどうしたんです?」
「これからのためにも、ミアには光属性の魔法をちゃんと使えるようになってもらわないといけない。
無詠唱についても解明できてないしな」
「そうですねぇ……いつまでも、目からの光線に頼ってるわけにもいきませんし」
「その光線だって、俺から言わせたら無詠唱魔法の一種だ。
これに至っては魔法名すら唱えてない」
「ミアビームです」
「その変なビームはともかく、これから訓練場へ行くぞ。
詠唱有りにはなってしまうけど、訓練次第ではいくつかの光属性魔法が使えるようになるはずだ」
変なビームって言われた。一生懸命考えた名前だったのに。
訓練場……ほんと何でもあるのね、ここ。
フィオルさんに連れられて、研究所の外へ。
訓練場は施設内にあるわけじゃ無いみたいで、裏手にある森の中に入ると胸元に下げていたネームプレートが光り始めた。
「この森は魔法研究所の職員しか入れなくなってるんだ。
他にもそういう場所がらあって、ネームプレートがその鍵になっているから、くれぐれも落としたり無くしたりしないようにしてくれよ」
これがそんな大層な機能を持ってるなんて初めて知ったよ。
入口で守衛さんに見せるだけかと思ってた。
普段から無くしたりしないように気をつけてるけど、これからはより一層気をつけなくちゃ。
森の中の、広く開けた場所に着いた。
そこには的が並んでいたり、巨大な岩とかいろいろ置かれている。
なんか、焦げて溶けたような岩まで置いてある。
「その岩は研究所に入ったばかりの頃のユリウスがやったそうだ。
今じゃ、討伐戦術課の連中の目標にもなってるそうだが」
ユリウスさん、はっきり言って化け物ですね。
あの人が野心を持って国家転覆とか謀反を起こしたら止められる人はいないんじゃないの?
「光の魔導書は持ってきたから、初等魔法から試していこう。
研究所にはミアの他に使い手がいないから、手本を見せられなくて申し訳ない」
光属性の初等魔法、ルミナス。
水属性のヒールによく似ているけど、離れた相手も回復できるというのが特徴みたい。
「詠唱はこうだ。ミアに向かって撃つからな。
慈愛に満ちた光よ、安らぎの祝福を届けたまえ──【ルミナス】」
……何も起きないですね。
青い魔力は出ていたけど、魔法名を唱えた瞬間にそれが霧散してしまった感じ。
「やっぱり、光属性の魔法は他属性の者では発現しないんだな。
あわよくば、俺も初等魔法くらいは覚えておきたかったんだが……」
「私もやってみますね。
慈愛に満ちた光よ、傷つきし魂を包み、安らぎの祝福を届けたまえ──ルミナス!」
……私がやっても駄目じゃん!
本当に私が光属性で合ってんの?
実は違ったとか、そういうこともあったりしない?
「あー……そもそも詠唱をわかってないのか。
言葉を詠むだけじゃ駄目だ。今度は魔力を言葉に乗せるような感じでやってみてくれ」
魔力を言葉に乗せる?
魔力を目に移動させた時と同じ感じかな。
「慈愛に満ちた光よ──」
おお、なんか体が熱い感じがする。
この調子で続きも。
「傷つきし魂を包み、安らぎの祝福を届けたまえ──」
右手に暖かい魔力が集まってくる。
フィオルさんに手のひらを向けて。
「【ルミナス】!」
体に何かズンっと来て、手のひらから淡い光の球体が出ていった。
「お……おお!?」
フィオルさんに飛んで行った球体が体に当たると、それが全身を包み込んでいく。
これって、成功だよね?
「これが光属性魔法……」
なんか私よりもフィオルさんの方が驚いてません?
でもほら、私にもちゃんと光属性魔法が使えたんだ。
「凄いぞミア!」
「わっ!?」
フィオルさんに抱きしめられてしまった。
こんなことで、こんなにも褒めてくれるなんて……。
わかりますよ。私も花屋さんで新人の子が植物の名前をちゃんと覚えてお客様に説明できてたとき、めちゃくちゃ褒めましたもん。
でも、ちょっと力強すぎ……そろそろ苦しい……。
「ギ、ギブ……」
「すまん……つい」
息が止まるかと思った……。
魔導士って、あまり力持ちのイメージ無かったけど、うちの上司は馬鹿力だわ。戦士としてもやっていけるんじゃないですか?
魔法が成功するたびにこうだったら命がいくつあっても足りないので、フィオルさんが感動しいなのはわかったから、ここから先はノータッチでお願いします。
その後も私は光属性の初等魔法をいくつか試して使えるようになっていった。
魔力が減って疲労する私とは正反対に、フィオルさんはどんどん健康的になっていく。
少し毛色は違うけど、基本は回復魔法で、効果も水属性のものとほとんど変わりないみたいだね。
私、ちゃんと光属性の人でよかった。
「今度の健康診断が楽しみだな」
「それは良かったですね……」
疲れたのでちょっと休憩。
というか、お昼休みの時間超えてるし。
「昼は俺が奢ってやるよ」
「やったー」
食堂へ行く前に事務所に戻ると、ナターシャさんもちょうど戻ってきたところだった。
依頼者の娘さんは、やっぱり風邪だったそうで、お薬を出して念の為ヒールをかけておいたとのこと。
ナターシャさんの報告書は、字も綺麗で読みやすい。
事務処理をしている私にとっては、非常に助かります。
「ナターシャさんも一緒にお昼行きません?
フィオルさんの奢りですよ!」
「いえ……私はやることがあるから、また今度ね」
断られてしまったので、フィオルさんと二人で食堂へ。
ここの食堂、どのメニューも美味しいからいつも迷っちゃうんだよね。
フィオルさんが奢ってくれるっていうし、デザートにプリンなんかも付けちゃったりして。
「そういえば、フィオルさん」
「どうした?」
「所長の前だと丁寧な言葉遣いなのに、私たちの前だと随分とくだけた喋り方しますよね」
「所長には恩があるからな」
フィオルさんも、私がユリウスさんに助けられたらように、所長に助けられたらことがあったのかな?
「うちは没落貴族でさ。生活に困ってたとき、俺が研究所に入ることを条件に所長がいろいろと融通してくれたんだ」
「フィオルさんって貴族様だったんですね!
失礼な態度とってすみませんでした!」
「没落してるって言ったろ? 気にしなくていい。
だからと言って、失礼な態度でいいってわけじゃないぞ。上長としては敬え。」
「わかりました、課長」
「それはやめて。名前で呼んで」
めんどくさい課長だなぁ。いつも通りでいいっていうなら、そっちの方が私もいいけど。
食事が終わったら再び訓練場へ。
今度は水属性の魔法をいくつか教えてもらった。
無詠唱についてはよくわからないままだけど、デオの加護もうまくできたし、これで私も少しは役に立つようになったんじゃないですか?
と言っても、結局事務仕事は一番下っぱの私の仕事なんですけどね。
いいんです。私、事務仕事好きですから。
回復魔法や薬品の研究を行う部署。
病に罹ったり怪我をした人の治療を行うのが主な仕事になるんだけど、魔物の討伐に同行したり、術式開発課からの依頼で新しい回復魔法をテストしたり、やることは幅広い。
私はまだ自在に魔法を使うことができないので、研究結果をまとめたり、薬品の袋詰めを行ったりが主な仕事になっている。
あれ? 受付の時とあまり仕事内容変わってなくない?
別にいいけどさ。それについては魔法を使いこなせない私が悪いんだし、花屋での仕事より高い給料貰ってるんだから、そもそも文句言える立場でもないんだし。
「内線ですね」
「俺が出る」
受付からっぽい。何かの依頼かな?
フィオルさんの口ぶりからすると、病気の依頼っぽいけど。
「依頼者の娘さんが風邪っぽい症状があるそうだ」
「じゃあ、お薬で大丈夫そうですね」
「ナターシャ、ちょっと頼まれてくれ」
「はい」
ナターシャさんは、薬学治療課の眼鏡をかけた綺麗な女性。
水色の髪が綺麗で、こうしてフィオルさんと二人で並んでるのを見ると、とっても絵になる。
「それでは、依頼者の元へ行ってまいります」
ナターシャさんはお薬の入ったカバンを持って出掛けて行った。
「お一人で大丈夫なんですか?」
「風邪だからなぁ……一人で大丈夫だろ」
「そうでは無くて、女性一人だと危険なんじゃないですか?」
「あいつなら大丈夫だよ」
「まさか、ナターシャさんも実は男性……」
「違う違う! あいつはああ見えてそこそこ腕が立つし、魔法も使えるから大丈夫だっていう意味だよ!」
リシテアさんの件があるからもしかしてと思ったけど、違ったみたいで一安心。
これ以上あんなの見せられたら、人間不信になってしまうわ。
「さてと、ちょっと俺たちも出掛けようか」
「急にどうしたんです?」
「これからのためにも、ミアには光属性の魔法をちゃんと使えるようになってもらわないといけない。
無詠唱についても解明できてないしな」
「そうですねぇ……いつまでも、目からの光線に頼ってるわけにもいきませんし」
「その光線だって、俺から言わせたら無詠唱魔法の一種だ。
これに至っては魔法名すら唱えてない」
「ミアビームです」
「その変なビームはともかく、これから訓練場へ行くぞ。
詠唱有りにはなってしまうけど、訓練次第ではいくつかの光属性魔法が使えるようになるはずだ」
変なビームって言われた。一生懸命考えた名前だったのに。
訓練場……ほんと何でもあるのね、ここ。
フィオルさんに連れられて、研究所の外へ。
訓練場は施設内にあるわけじゃ無いみたいで、裏手にある森の中に入ると胸元に下げていたネームプレートが光り始めた。
「この森は魔法研究所の職員しか入れなくなってるんだ。
他にもそういう場所がらあって、ネームプレートがその鍵になっているから、くれぐれも落としたり無くしたりしないようにしてくれよ」
これがそんな大層な機能を持ってるなんて初めて知ったよ。
入口で守衛さんに見せるだけかと思ってた。
普段から無くしたりしないように気をつけてるけど、これからはより一層気をつけなくちゃ。
森の中の、広く開けた場所に着いた。
そこには的が並んでいたり、巨大な岩とかいろいろ置かれている。
なんか、焦げて溶けたような岩まで置いてある。
「その岩は研究所に入ったばかりの頃のユリウスがやったそうだ。
今じゃ、討伐戦術課の連中の目標にもなってるそうだが」
ユリウスさん、はっきり言って化け物ですね。
あの人が野心を持って国家転覆とか謀反を起こしたら止められる人はいないんじゃないの?
「光の魔導書は持ってきたから、初等魔法から試していこう。
研究所にはミアの他に使い手がいないから、手本を見せられなくて申し訳ない」
光属性の初等魔法、ルミナス。
水属性のヒールによく似ているけど、離れた相手も回復できるというのが特徴みたい。
「詠唱はこうだ。ミアに向かって撃つからな。
慈愛に満ちた光よ、安らぎの祝福を届けたまえ──【ルミナス】」
……何も起きないですね。
青い魔力は出ていたけど、魔法名を唱えた瞬間にそれが霧散してしまった感じ。
「やっぱり、光属性の魔法は他属性の者では発現しないんだな。
あわよくば、俺も初等魔法くらいは覚えておきたかったんだが……」
「私もやってみますね。
慈愛に満ちた光よ、傷つきし魂を包み、安らぎの祝福を届けたまえ──ルミナス!」
……私がやっても駄目じゃん!
本当に私が光属性で合ってんの?
実は違ったとか、そういうこともあったりしない?
「あー……そもそも詠唱をわかってないのか。
言葉を詠むだけじゃ駄目だ。今度は魔力を言葉に乗せるような感じでやってみてくれ」
魔力を言葉に乗せる?
魔力を目に移動させた時と同じ感じかな。
「慈愛に満ちた光よ──」
おお、なんか体が熱い感じがする。
この調子で続きも。
「傷つきし魂を包み、安らぎの祝福を届けたまえ──」
右手に暖かい魔力が集まってくる。
フィオルさんに手のひらを向けて。
「【ルミナス】!」
体に何かズンっと来て、手のひらから淡い光の球体が出ていった。
「お……おお!?」
フィオルさんに飛んで行った球体が体に当たると、それが全身を包み込んでいく。
これって、成功だよね?
「これが光属性魔法……」
なんか私よりもフィオルさんの方が驚いてません?
でもほら、私にもちゃんと光属性魔法が使えたんだ。
「凄いぞミア!」
「わっ!?」
フィオルさんに抱きしめられてしまった。
こんなことで、こんなにも褒めてくれるなんて……。
わかりますよ。私も花屋さんで新人の子が植物の名前をちゃんと覚えてお客様に説明できてたとき、めちゃくちゃ褒めましたもん。
でも、ちょっと力強すぎ……そろそろ苦しい……。
「ギ、ギブ……」
「すまん……つい」
息が止まるかと思った……。
魔導士って、あまり力持ちのイメージ無かったけど、うちの上司は馬鹿力だわ。戦士としてもやっていけるんじゃないですか?
魔法が成功するたびにこうだったら命がいくつあっても足りないので、フィオルさんが感動しいなのはわかったから、ここから先はノータッチでお願いします。
その後も私は光属性の初等魔法をいくつか試して使えるようになっていった。
魔力が減って疲労する私とは正反対に、フィオルさんはどんどん健康的になっていく。
少し毛色は違うけど、基本は回復魔法で、効果も水属性のものとほとんど変わりないみたいだね。
私、ちゃんと光属性の人でよかった。
「今度の健康診断が楽しみだな」
「それは良かったですね……」
疲れたのでちょっと休憩。
というか、お昼休みの時間超えてるし。
「昼は俺が奢ってやるよ」
「やったー」
食堂へ行く前に事務所に戻ると、ナターシャさんもちょうど戻ってきたところだった。
依頼者の娘さんは、やっぱり風邪だったそうで、お薬を出して念の為ヒールをかけておいたとのこと。
ナターシャさんの報告書は、字も綺麗で読みやすい。
事務処理をしている私にとっては、非常に助かります。
「ナターシャさんも一緒にお昼行きません?
フィオルさんの奢りですよ!」
「いえ……私はやることがあるから、また今度ね」
断られてしまったので、フィオルさんと二人で食堂へ。
ここの食堂、どのメニューも美味しいからいつも迷っちゃうんだよね。
フィオルさんが奢ってくれるっていうし、デザートにプリンなんかも付けちゃったりして。
「そういえば、フィオルさん」
「どうした?」
「所長の前だと丁寧な言葉遣いなのに、私たちの前だと随分とくだけた喋り方しますよね」
「所長には恩があるからな」
フィオルさんも、私がユリウスさんに助けられたらように、所長に助けられたらことがあったのかな?
「うちは没落貴族でさ。生活に困ってたとき、俺が研究所に入ることを条件に所長がいろいろと融通してくれたんだ」
「フィオルさんって貴族様だったんですね!
失礼な態度とってすみませんでした!」
「没落してるって言ったろ? 気にしなくていい。
だからと言って、失礼な態度でいいってわけじゃないぞ。上長としては敬え。」
「わかりました、課長」
「それはやめて。名前で呼んで」
めんどくさい課長だなぁ。いつも通りでいいっていうなら、そっちの方が私もいいけど。
食事が終わったら再び訓練場へ。
今度は水属性の魔法をいくつか教えてもらった。
無詠唱についてはよくわからないままだけど、デオの加護もうまくできたし、これで私も少しは役に立つようになったんじゃないですか?
と言っても、結局事務仕事は一番下っぱの私の仕事なんですけどね。
いいんです。私、事務仕事好きですから。
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