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序章
07:お誕生日会(2)
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日曜日。
本当だったら10時に飯塚くんちに行くんだったけど、お母さんが倒れちゃって中止になったから何もすることがない。
地図も書いてもらってたけど、あれももう使うことはないか。
ロボット組み立てなんて朝からしたくないし、神社に散歩でも行こうかな。
*****
そんなわけで、今は神社の鶏小屋に来ています。
ここの鶏かわいいんだよね。
神主さんに教えてもらった草を取ってあげるとバクバク食べる。
草を食べてるのがかわいいので、今日は神社の草を取りまくっていっぱい食べさせてあげよう。
鶏ってかわいいよね。見てて飽きない。
「この子達の面倒見てくれてありがとうね」
「神主さん、おはようございます」
「おはよう。鶏達も喜んでるよ」
わたしも鶏飼いたいなー。
でも、毎日お世話するの大変だよね。
コケコッコーって鳴くもんね。
「鶏が産んだ卵があるから持っていくかい?」
「いいの?」
「袋に入れてあげるから、お母さんに料理してもらうといい」
「育てたら鶏になったりしない?」
「この卵は孵らないから食用だね」
残念。せっかく鶏が飼えると思ったのに。
まあいいか。お母さんも玉子大好きだから、きっと喜ぶよね。
「ありがとうございます!」
「こちらこそ、いつもありがとう」
なんかラッキーだった。
神様が、誕プレのことで損したわたしにプレゼントをくれたのかも。神社だし。
家に帰って、お母さんに玉子を渡してオムレツ作ってもらおう。
*****
「どこ行ってたの?」
「そこの神社。神主さんが玉子くれたよ。神社の鶏が産んだんだって」
「こんなにたくさん……今度、神主さんに会ったらお礼言わなきゃね。
そうそう、さっき飯塚くんって子から電話があったんだけど。
お誕生日会やるんだってね」
「えっ、今日は中止になったって聞いたんだけど」
「そうなの? でも、みんな待ってるって言ってたから、行ってあげなさい」
わけわかんないんだけど。
飯塚くんのお母さんが倒れて大変って小岩井が言ってたのに。
むー……とりあえず、誕プレ持って行ってみるか。
もし本当に中止だったら、電話でそんなこと言うわけないもんね。
急いで出ようとしたら、お母さんに捕まって着せ替えさせられてしまったので時間がかかっちゃった。
こんなかっこうで来て、本当に飯塚くんのお母さんが倒れてたりとかしたら、わたしはいったいどんな顔をすればいいんだ。
飯塚くんの描いた地図はわかりやすかったので無事にたどり着けたけど、なんだか大きなおうちだし、ちょっと呼び鈴押すの怖い。
押すんだけどね。
「はーい」
女の人の声だ。
飯塚くんのお母さん?
「あら、日高さんね。
陽亮も待ってたわ。上がってちょうだい」
お母さん元気じゃん。
どういうことなのかさっぱりなんですけど。
「お邪魔しまーす……」
「待ってたよ、日高さん」
飯塚くんと……野村くんと三浦くんと高津ちゃんもいるじゃん。
小岩井達はいないね。
「どういうこと? わたし、小岩井から中止になったって聞いてたんだけど」
「それ、日高さんにまで伝わっちゃってたの!?」
なんか飯塚くん驚いてるし。
話を聞くと、どうやら飯塚くんとわたしの話を川田くんが聞いていて、それが小岩井達にも伝わって、自分たちも来るとか言い出したらしい。
断ることもできなかったからとりあえずOKしたけど、やっぱり呼ぶのが嫌であんな嘘をついたんだとか。
「それが、小岩井を通してわたしに伝わったと」
「ごめんよ。まさか日高さんにも言ってるなんて思ってなくて……小岩井くんには川田くんと鈴木くんに伝えてって言っておいたのに……」
まあ、小岩井とわたしは幼馴染だからね。
あいつにそう言ったら、わたしにも言ってくるよね。
とりあえず、プレゼントが無駄にならなくてよかった。
「遅れちゃってごめんね。飯塚くんにちゃんと聞くべきだったよね」
「いやいや、ぼくの方こそ……それより、ほら、座って座って」
椅子に案内されてとりあえず着席。
周りを見ると、みんなよそ行きっぽい服着てるしよかった。
わたしだけこんな格好だったらどうしようかと思った。
飯塚くんのお母さんがみんなにケーキとかジュースを持ってきてくれた。
すごい、本格的なお誕生日会って感じ。お誕生日会なんだけど。
仲良しグループってわけじゃないのに、わたしが混じっちゃっていいの?
「飯塚くんが、日高ちゃんの誕生日も近いから一緒にお祝いしようだって」
「言われてみればそうだった」
自分の誕生日も近いのに、飯塚くんへの誕プレを必死に選んでいたのか。
いいけどね……別に。
「高津ちゃんはもうプレゼント渡したの?」
「渡したよ。そこにある高機能なシャープペンシル」
テーブルの上には、なんかかっこよさげなシャープペンシルが置いてあった。
そっか、そういうがよかったのか。
それに比べて、わたしはロボットのおもちゃとか……完全に子供のおもちゃじゃん。
なんか恥ずかしい……渡すのが嫌になってきたんだけど。
「日高ちゃんもプレゼント持ってきたんだよね? ずっと後ろに持ってるそれ」
気付かれたし。
帰りたい。
せつじつにこの場からそっといなくなりたい。
「日高さんがぼくにプレゼント持ってきてくれたの!?
そんなのいいのに……でも、嬉しいな!」
あんたラジコンがほしいって言ってたじゃないか。
そんな大したものじゃないから、そんなに期待した目で見ないでー……。
「立派なものは用意できなかったから、いらなかったら捨てちゃって……」
「捨てるなんて……どんなものでも、ぼくは嬉しいよ! 開けてもいい?」
なんか場違いなプレゼントでごめん……。
「これ、ガ〇ダムのプラモじゃん!
ぼく、ほしかったんだけど買えなくてさ!こんな高いものいいの!?」
……え?
それ、300円だったんだけど、そんな高いものだったの?
飯塚くんの話によると、このおもちゃ1000円くらいするものだったみたい。
おっちゃん、かなりおまけしてくれたんだ。
「嬉しいなー。日高さんからこんないいものもらえるなんて」
「喜んでもらえてよかったー……」
今度行ったらおっちゃんにチューしとこ。
「飯塚くん、日高ちゃんに見せたいものがあったんでしょ?」
「そうなんだけど、みんなお腹すいたでしょ?まずは食べようか」
こうして、飯塚くんのお誕生日会が始まった。
幼稚園が一緒だった子達がそろっているので、あの頃に戻ったみたいでちょっとおかしい。
と言っても、あれから1年も経ってないんだけどね。
「日高さんにもプレゼント用意してあるんだ。これ、受け取って」
「えっ……いいの? ありがとう」
なんかもらってしまった。綺麗なハンカチ。
わたしには似合わないような刺繍が入っている。
……とりあえず、大事に使おう。
「日高ちゃんさ、幼稚園のころは一緒に遊んでたのに、小学校に上がってから明川さんとばかり遊んでるでしょ?
だから、飯塚くんさびしかったんだって」
「そうだったの? いつでも話しかけてくれてよかったのに。
でも、小岩井から男子が女子と話してると馬鹿にされるって聞いてたから、話しかけないほうがいいかと思ってた」
「またあいつ」
「ぼくはそんなこと全然ないよ!
高津ちゃんともこうして仲良くしてるし!」
「おれ達もそんなの気にしたことないよな」
「うん。小岩井くんや川田くん達がそう言ってるだけだよ」
そうなんだ。
小学生になったから、みんなそうなんだって思ってたけど違うんだね。
「そうそう、日高さんに見せたかったもの、持ってくるよ」
そう言って飯塚くんは奥に消えてしまった。
見せたいものってなんだろ。
やっぱり泥団子?
手になにかを持って戻ってきたけど、なんだ?
「これ、どう思う?」
「おイモ?」
「幼稚園のころ、君にイモ掘り大会の決勝で負けたでしょ?
あれからぼくは自分でイモを育てて、ついにこのサイズのイモを作り出すことに成功したんだ」
「すごいね……」
すごいけど、これを見てわたしにどうしろと。
「かっこいいでしょ?」
「かっこいいかどうかはわからん」
やっぱり男の子の考えてることはよくわからん。
そのあと、おイモはみんなでおいしくいただきました。
本当だったら10時に飯塚くんちに行くんだったけど、お母さんが倒れちゃって中止になったから何もすることがない。
地図も書いてもらってたけど、あれももう使うことはないか。
ロボット組み立てなんて朝からしたくないし、神社に散歩でも行こうかな。
*****
そんなわけで、今は神社の鶏小屋に来ています。
ここの鶏かわいいんだよね。
神主さんに教えてもらった草を取ってあげるとバクバク食べる。
草を食べてるのがかわいいので、今日は神社の草を取りまくっていっぱい食べさせてあげよう。
鶏ってかわいいよね。見てて飽きない。
「この子達の面倒見てくれてありがとうね」
「神主さん、おはようございます」
「おはよう。鶏達も喜んでるよ」
わたしも鶏飼いたいなー。
でも、毎日お世話するの大変だよね。
コケコッコーって鳴くもんね。
「鶏が産んだ卵があるから持っていくかい?」
「いいの?」
「袋に入れてあげるから、お母さんに料理してもらうといい」
「育てたら鶏になったりしない?」
「この卵は孵らないから食用だね」
残念。せっかく鶏が飼えると思ったのに。
まあいいか。お母さんも玉子大好きだから、きっと喜ぶよね。
「ありがとうございます!」
「こちらこそ、いつもありがとう」
なんかラッキーだった。
神様が、誕プレのことで損したわたしにプレゼントをくれたのかも。神社だし。
家に帰って、お母さんに玉子を渡してオムレツ作ってもらおう。
*****
「どこ行ってたの?」
「そこの神社。神主さんが玉子くれたよ。神社の鶏が産んだんだって」
「こんなにたくさん……今度、神主さんに会ったらお礼言わなきゃね。
そうそう、さっき飯塚くんって子から電話があったんだけど。
お誕生日会やるんだってね」
「えっ、今日は中止になったって聞いたんだけど」
「そうなの? でも、みんな待ってるって言ってたから、行ってあげなさい」
わけわかんないんだけど。
飯塚くんのお母さんが倒れて大変って小岩井が言ってたのに。
むー……とりあえず、誕プレ持って行ってみるか。
もし本当に中止だったら、電話でそんなこと言うわけないもんね。
急いで出ようとしたら、お母さんに捕まって着せ替えさせられてしまったので時間がかかっちゃった。
こんなかっこうで来て、本当に飯塚くんのお母さんが倒れてたりとかしたら、わたしはいったいどんな顔をすればいいんだ。
飯塚くんの描いた地図はわかりやすかったので無事にたどり着けたけど、なんだか大きなおうちだし、ちょっと呼び鈴押すの怖い。
押すんだけどね。
「はーい」
女の人の声だ。
飯塚くんのお母さん?
「あら、日高さんね。
陽亮も待ってたわ。上がってちょうだい」
お母さん元気じゃん。
どういうことなのかさっぱりなんですけど。
「お邪魔しまーす……」
「待ってたよ、日高さん」
飯塚くんと……野村くんと三浦くんと高津ちゃんもいるじゃん。
小岩井達はいないね。
「どういうこと? わたし、小岩井から中止になったって聞いてたんだけど」
「それ、日高さんにまで伝わっちゃってたの!?」
なんか飯塚くん驚いてるし。
話を聞くと、どうやら飯塚くんとわたしの話を川田くんが聞いていて、それが小岩井達にも伝わって、自分たちも来るとか言い出したらしい。
断ることもできなかったからとりあえずOKしたけど、やっぱり呼ぶのが嫌であんな嘘をついたんだとか。
「それが、小岩井を通してわたしに伝わったと」
「ごめんよ。まさか日高さんにも言ってるなんて思ってなくて……小岩井くんには川田くんと鈴木くんに伝えてって言っておいたのに……」
まあ、小岩井とわたしは幼馴染だからね。
あいつにそう言ったら、わたしにも言ってくるよね。
とりあえず、プレゼントが無駄にならなくてよかった。
「遅れちゃってごめんね。飯塚くんにちゃんと聞くべきだったよね」
「いやいや、ぼくの方こそ……それより、ほら、座って座って」
椅子に案内されてとりあえず着席。
周りを見ると、みんなよそ行きっぽい服着てるしよかった。
わたしだけこんな格好だったらどうしようかと思った。
飯塚くんのお母さんがみんなにケーキとかジュースを持ってきてくれた。
すごい、本格的なお誕生日会って感じ。お誕生日会なんだけど。
仲良しグループってわけじゃないのに、わたしが混じっちゃっていいの?
「飯塚くんが、日高ちゃんの誕生日も近いから一緒にお祝いしようだって」
「言われてみればそうだった」
自分の誕生日も近いのに、飯塚くんへの誕プレを必死に選んでいたのか。
いいけどね……別に。
「高津ちゃんはもうプレゼント渡したの?」
「渡したよ。そこにある高機能なシャープペンシル」
テーブルの上には、なんかかっこよさげなシャープペンシルが置いてあった。
そっか、そういうがよかったのか。
それに比べて、わたしはロボットのおもちゃとか……完全に子供のおもちゃじゃん。
なんか恥ずかしい……渡すのが嫌になってきたんだけど。
「日高ちゃんもプレゼント持ってきたんだよね? ずっと後ろに持ってるそれ」
気付かれたし。
帰りたい。
せつじつにこの場からそっといなくなりたい。
「日高さんがぼくにプレゼント持ってきてくれたの!?
そんなのいいのに……でも、嬉しいな!」
あんたラジコンがほしいって言ってたじゃないか。
そんな大したものじゃないから、そんなに期待した目で見ないでー……。
「立派なものは用意できなかったから、いらなかったら捨てちゃって……」
「捨てるなんて……どんなものでも、ぼくは嬉しいよ! 開けてもいい?」
なんか場違いなプレゼントでごめん……。
「これ、ガ〇ダムのプラモじゃん!
ぼく、ほしかったんだけど買えなくてさ!こんな高いものいいの!?」
……え?
それ、300円だったんだけど、そんな高いものだったの?
飯塚くんの話によると、このおもちゃ1000円くらいするものだったみたい。
おっちゃん、かなりおまけしてくれたんだ。
「嬉しいなー。日高さんからこんないいものもらえるなんて」
「喜んでもらえてよかったー……」
今度行ったらおっちゃんにチューしとこ。
「飯塚くん、日高ちゃんに見せたいものがあったんでしょ?」
「そうなんだけど、みんなお腹すいたでしょ?まずは食べようか」
こうして、飯塚くんのお誕生日会が始まった。
幼稚園が一緒だった子達がそろっているので、あの頃に戻ったみたいでちょっとおかしい。
と言っても、あれから1年も経ってないんだけどね。
「日高さんにもプレゼント用意してあるんだ。これ、受け取って」
「えっ……いいの? ありがとう」
なんかもらってしまった。綺麗なハンカチ。
わたしには似合わないような刺繍が入っている。
……とりあえず、大事に使おう。
「日高ちゃんさ、幼稚園のころは一緒に遊んでたのに、小学校に上がってから明川さんとばかり遊んでるでしょ?
だから、飯塚くんさびしかったんだって」
「そうだったの? いつでも話しかけてくれてよかったのに。
でも、小岩井から男子が女子と話してると馬鹿にされるって聞いてたから、話しかけないほうがいいかと思ってた」
「またあいつ」
「ぼくはそんなこと全然ないよ!
高津ちゃんともこうして仲良くしてるし!」
「おれ達もそんなの気にしたことないよな」
「うん。小岩井くんや川田くん達がそう言ってるだけだよ」
そうなんだ。
小学生になったから、みんなそうなんだって思ってたけど違うんだね。
「そうそう、日高さんに見せたかったもの、持ってくるよ」
そう言って飯塚くんは奥に消えてしまった。
見せたいものってなんだろ。
やっぱり泥団子?
手になにかを持って戻ってきたけど、なんだ?
「これ、どう思う?」
「おイモ?」
「幼稚園のころ、君にイモ掘り大会の決勝で負けたでしょ?
あれからぼくは自分でイモを育てて、ついにこのサイズのイモを作り出すことに成功したんだ」
「すごいね……」
すごいけど、これを見てわたしにどうしろと。
「かっこいいでしょ?」
「かっこいいかどうかはわからん」
やっぱり男の子の考えてることはよくわからん。
そのあと、おイモはみんなでおいしくいただきました。
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