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第54話 爆誕、伝説の黒ギャル!?
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それはある夜のこと。
俺はいつものように神眼を発動、村の周辺に魔物が接近していないか確認していた。
「ん、なんだ?」
東の方角からこちらに向かって何かが飛んでくる。が、夜で辺りは暗い上に、小さくてよく見えない。
「くそっ、よく見えないじゃないか」
もう少し距離を近づけて見たいのだが、神眼は支配領地&自分の周囲10キロまでしか見通せない。何かがプカプカ浮いている場所は村から10キロ以上離れている上、俺の支配領地は今現在、この小さな村のみ。すごく不便だ。
「あっ!」
こちらに来る前に落っこちてしまった。
「仕方ない。めんどくさいけど、見に行くか」
あれが何なのかわからない以上、放置するわけにもいかない。小さすぎてはっきりと断言できないのだけど、人のようにも見えた。
「ちょっと、コートなんか着てこんな時間にどこに行くのよ」
部屋を出るとスケスケネグリジェ姿のクレアと鉢合わせた。
「夜這いにでも来たのか?」
「なななななに言ってんのよ! 婚前前にそんな破廉恥なことするわけないでしょ! あたしはワンダーランドの姫なのよ!」
クレアの身持ちの固さは相変わらずだ。一緒に住んでいるというのに、こいつはキスと胸もみもみ以外は絶対にさせてくれない。
あれほど同族から永遠の処女姫と揶揄されていたことを悔しがっていたのにも関わらず、結局やらせてくれないのだ。
「いっ、一緒に添い寝くらいならしてあげるから、早く寝室に来なさいよね!」
「……チッ」
「なっ、なによその顔ッ!!」
はっきり言って添い寝などありがた迷惑でしかない。というのも、ヤらせてくれないのに同じベッドで寝たがるから、変な話生殺しなのだ。
しかも、同じく一緒に寝ているミカエルたそにちょっかいを出そうとすれば、クレアに殴られ蹴られ殺人事件に発展しかねない。
つまり、俺はすっっごく欲求不満。
魔族街ワンダーランドから帰ってきて以来、禁欲生活を余儀なくされている。
『オナホル』が、アマンダがとても恋しい。
こんなことは数百万年生きてきて初めてだ。
だというのに、アーサーは朝昼晩と時間を問わず毎日のようにジャンヌとおせっせいに励んでいる。
ジャンヌの喘ぎ声は象の雄叫びのように凄まじく、それに触発された村人たちの家からも夜な夜な喘ぎ声が響いてくる。
高齢化が進んでいる村とは思えぬ程だ。
ちなみに子供たちには森に棲む怪物の声だと嘘を教えている。
本当は怒鳴り散らしてセックス禁止にしてやりたいが、子孫が途絶えたら繁栄はない。信者を途絶えさせるわけにはいかない以上、みんなで禁欲生活は送れないのだ。
「先に寝ててくれ」
「なんでよ!」
「さっき神眼で村周辺の様子を確認していたら、なんか見えたから、念のため確認しに行ってくる。これも神の務めだ」
「そういうことなら、分かったわ。三分待って! 今着替えてくるから!」
「いや―――」
クレアがいると遅いから一人でいい……言う前に行ってしまった。
念のためミカエルには村に残ってもらうように声をかけ、俺は社の前でクレアを待つ。
「お待たせ!」
ぴょんと跳ねるように視界に飛び込んできたクレアは、黒いセーラー服に袖を通していた。
「おお! 素晴らしい!」
「えへへ、いいでしょ! アネモネに作ってもらったのよ!」
神をイメージしたという十字架刺繍が襟元に光っており、俺への信仰心が伺える。
アネモネに異世界のコスプレ雑誌を渡した甲斐があったというものだ。
雑誌を見て勝手に作ったのならば、盟約第38条原則として別世界のモノを使用すること、広めることを固く禁ずるに違反していない。
たまたま異世界のファッションと似ているものを、アネモネという天才服飾士が作ったまでのこと。いずれ量産できるようになったら、こりゃ貴族たちの間でバカ売れ間違いなしだ。
「これ、ルーズソックスっていうのよ! 可愛いでしょ!」
「うむ、とっても可愛いぞ!!」
――ぽっ!
「いいいくらなんでも、ははははっきり言いすぎよ。アネモネにはこんど甘いお菓子でも差し入れしようかしら、ひょっとして体操着やナース服とかならもっと褒めてもらえらのかしら」
可愛いかと聞くから素直に可愛いと言えば、クレアが真っ赤になってその場に屈む。頬を押さえて何やらぶつぶつ言っていた。
にしても、アネモネも分かっておるな。
ダークエルフなクレアの健康的な小麦色の肌には、やはりルーズソックスが似合いすぎる。
「とある場所では、クレアのような美少女のことをギャルと呼ぶのだぞ!」
「そ、そうなのっ! あたしは今日からギャルなのね!」
うーん、良き響きだ。
エクセレント!
「って、それは何よ?」
大満足の俺は懐から神様の輪っかを取り出す。
「見てわからんか? 神様の輪っかだ! 暇だから作ってみたのだ」
「そんなのどうするのよ?」
「これを頭に乗せるだろ?」
「うんうん」
「すると、ほら! ピカッと光って頭の上10cmで浮く。神々しいだろ? これで夜でも明るい!」
「……それだけ?」
「バカを言うなっ! むっと力を込めるとこのように輪っかが高速回転する」
「で?」
「飛べる!」
「ちょっ、嘘でしょ!?!?」
俺は異世界でいうところのロケットのごとく、夜空に打ち上がる。
天使と違って俺たち神には翼がない。そこでこのような神道具を創作してみたいとうわけだ。
夜は黒翼馬も寝ている。起こすのは少し可哀想だからな。
「ちょっと! 降りてきてよ!」
「すまんすまん」
地上でぴょんぴょん跳ねる黒ギャルの元まで降りる。
「あたしもそれ欲しい!」
桑の実色の瞳をキラキラさせながら、ギャルが羨望の眼差しを向けてくる。
俺は月明かりに照らされた銀灰色の髪に手を置き、「いつかアーサーに作ってもらえばいい」とギャルの頭をなでなでする。
「いつになるのよ!」
頬を膨らませるギャルがたまらなく可愛い。ギャルと付くだけでなぜか愛らしさが三倍、いや五倍増しになるのはなぜだろう。
「さあな? てか、お前本当は飛べるんだろ?」
笑顔で尋ねると、クレアがにししと笑う。
「まあね! でもパパに飛んじゃダメって言われてるから」
「それが賢明だな」
「そうなの?」
「ベルゼブブはクレアのことを思って言っているのだ。愛されている証拠だな」
「そっか」
喜色満面のギャルほど尊いものはない。
「でも、黒翼馬寝ちゃってるしどうしよう? 起こしてもいい?」
「ぐふふ。それなら問題ない。俺が抱っこして運んでやる!」
「お、お姫様抱っこ!? わわわかったわ」
ぐふふ。
「では、まずバンザイするのだ」
「バンザイ……? こうかしら? ―――!?」
ただでさえ大きなクレアの瞳が倍ほどに見開かれ、愛らしい尖り耳が唐辛子色に染まりゆく。
「ちょちょちょっ――ちょっとッ!? ななななんで胸を掴むのよ!」
「こっ、こっちの方が持ち手があって運びやすいからな」
後ろから抱きつく格好で大きな胸を両手で鷲掴み、そのまま宙に浮く。
「ううううそよそんなのッ! ――あんっ!? ちょっ、ちょっと! そんなに強く握らないでッ―――ああんっ!!」
「そんなこと言われても、握らなければ落っことしてしまうだろ? ぐふふ」
アーサーのスケベ村からは、様々な喘ぎ声が幾重にも重なり響いていた。
俺はいつものように神眼を発動、村の周辺に魔物が接近していないか確認していた。
「ん、なんだ?」
東の方角からこちらに向かって何かが飛んでくる。が、夜で辺りは暗い上に、小さくてよく見えない。
「くそっ、よく見えないじゃないか」
もう少し距離を近づけて見たいのだが、神眼は支配領地&自分の周囲10キロまでしか見通せない。何かがプカプカ浮いている場所は村から10キロ以上離れている上、俺の支配領地は今現在、この小さな村のみ。すごく不便だ。
「あっ!」
こちらに来る前に落っこちてしまった。
「仕方ない。めんどくさいけど、見に行くか」
あれが何なのかわからない以上、放置するわけにもいかない。小さすぎてはっきりと断言できないのだけど、人のようにも見えた。
「ちょっと、コートなんか着てこんな時間にどこに行くのよ」
部屋を出るとスケスケネグリジェ姿のクレアと鉢合わせた。
「夜這いにでも来たのか?」
「なななななに言ってんのよ! 婚前前にそんな破廉恥なことするわけないでしょ! あたしはワンダーランドの姫なのよ!」
クレアの身持ちの固さは相変わらずだ。一緒に住んでいるというのに、こいつはキスと胸もみもみ以外は絶対にさせてくれない。
あれほど同族から永遠の処女姫と揶揄されていたことを悔しがっていたのにも関わらず、結局やらせてくれないのだ。
「いっ、一緒に添い寝くらいならしてあげるから、早く寝室に来なさいよね!」
「……チッ」
「なっ、なによその顔ッ!!」
はっきり言って添い寝などありがた迷惑でしかない。というのも、ヤらせてくれないのに同じベッドで寝たがるから、変な話生殺しなのだ。
しかも、同じく一緒に寝ているミカエルたそにちょっかいを出そうとすれば、クレアに殴られ蹴られ殺人事件に発展しかねない。
つまり、俺はすっっごく欲求不満。
魔族街ワンダーランドから帰ってきて以来、禁欲生活を余儀なくされている。
『オナホル』が、アマンダがとても恋しい。
こんなことは数百万年生きてきて初めてだ。
だというのに、アーサーは朝昼晩と時間を問わず毎日のようにジャンヌとおせっせいに励んでいる。
ジャンヌの喘ぎ声は象の雄叫びのように凄まじく、それに触発された村人たちの家からも夜な夜な喘ぎ声が響いてくる。
高齢化が進んでいる村とは思えぬ程だ。
ちなみに子供たちには森に棲む怪物の声だと嘘を教えている。
本当は怒鳴り散らしてセックス禁止にしてやりたいが、子孫が途絶えたら繁栄はない。信者を途絶えさせるわけにはいかない以上、みんなで禁欲生活は送れないのだ。
「先に寝ててくれ」
「なんでよ!」
「さっき神眼で村周辺の様子を確認していたら、なんか見えたから、念のため確認しに行ってくる。これも神の務めだ」
「そういうことなら、分かったわ。三分待って! 今着替えてくるから!」
「いや―――」
クレアがいると遅いから一人でいい……言う前に行ってしまった。
念のためミカエルには村に残ってもらうように声をかけ、俺は社の前でクレアを待つ。
「お待たせ!」
ぴょんと跳ねるように視界に飛び込んできたクレアは、黒いセーラー服に袖を通していた。
「おお! 素晴らしい!」
「えへへ、いいでしょ! アネモネに作ってもらったのよ!」
神をイメージしたという十字架刺繍が襟元に光っており、俺への信仰心が伺える。
アネモネに異世界のコスプレ雑誌を渡した甲斐があったというものだ。
雑誌を見て勝手に作ったのならば、盟約第38条原則として別世界のモノを使用すること、広めることを固く禁ずるに違反していない。
たまたま異世界のファッションと似ているものを、アネモネという天才服飾士が作ったまでのこと。いずれ量産できるようになったら、こりゃ貴族たちの間でバカ売れ間違いなしだ。
「これ、ルーズソックスっていうのよ! 可愛いでしょ!」
「うむ、とっても可愛いぞ!!」
――ぽっ!
「いいいくらなんでも、ははははっきり言いすぎよ。アネモネにはこんど甘いお菓子でも差し入れしようかしら、ひょっとして体操着やナース服とかならもっと褒めてもらえらのかしら」
可愛いかと聞くから素直に可愛いと言えば、クレアが真っ赤になってその場に屈む。頬を押さえて何やらぶつぶつ言っていた。
にしても、アネモネも分かっておるな。
ダークエルフなクレアの健康的な小麦色の肌には、やはりルーズソックスが似合いすぎる。
「とある場所では、クレアのような美少女のことをギャルと呼ぶのだぞ!」
「そ、そうなのっ! あたしは今日からギャルなのね!」
うーん、良き響きだ。
エクセレント!
「って、それは何よ?」
大満足の俺は懐から神様の輪っかを取り出す。
「見てわからんか? 神様の輪っかだ! 暇だから作ってみたのだ」
「そんなのどうするのよ?」
「これを頭に乗せるだろ?」
「うんうん」
「すると、ほら! ピカッと光って頭の上10cmで浮く。神々しいだろ? これで夜でも明るい!」
「……それだけ?」
「バカを言うなっ! むっと力を込めるとこのように輪っかが高速回転する」
「で?」
「飛べる!」
「ちょっ、嘘でしょ!?!?」
俺は異世界でいうところのロケットのごとく、夜空に打ち上がる。
天使と違って俺たち神には翼がない。そこでこのような神道具を創作してみたいとうわけだ。
夜は黒翼馬も寝ている。起こすのは少し可哀想だからな。
「ちょっと! 降りてきてよ!」
「すまんすまん」
地上でぴょんぴょん跳ねる黒ギャルの元まで降りる。
「あたしもそれ欲しい!」
桑の実色の瞳をキラキラさせながら、ギャルが羨望の眼差しを向けてくる。
俺は月明かりに照らされた銀灰色の髪に手を置き、「いつかアーサーに作ってもらえばいい」とギャルの頭をなでなでする。
「いつになるのよ!」
頬を膨らませるギャルがたまらなく可愛い。ギャルと付くだけでなぜか愛らしさが三倍、いや五倍増しになるのはなぜだろう。
「さあな? てか、お前本当は飛べるんだろ?」
笑顔で尋ねると、クレアがにししと笑う。
「まあね! でもパパに飛んじゃダメって言われてるから」
「それが賢明だな」
「そうなの?」
「ベルゼブブはクレアのことを思って言っているのだ。愛されている証拠だな」
「そっか」
喜色満面のギャルほど尊いものはない。
「でも、黒翼馬寝ちゃってるしどうしよう? 起こしてもいい?」
「ぐふふ。それなら問題ない。俺が抱っこして運んでやる!」
「お、お姫様抱っこ!? わわわかったわ」
ぐふふ。
「では、まずバンザイするのだ」
「バンザイ……? こうかしら? ―――!?」
ただでさえ大きなクレアの瞳が倍ほどに見開かれ、愛らしい尖り耳が唐辛子色に染まりゆく。
「ちょちょちょっ――ちょっとッ!? ななななんで胸を掴むのよ!」
「こっ、こっちの方が持ち手があって運びやすいからな」
後ろから抱きつく格好で大きな胸を両手で鷲掴み、そのまま宙に浮く。
「ううううそよそんなのッ! ――あんっ!? ちょっ、ちょっと! そんなに強く握らないでッ―――ああんっ!!」
「そんなこと言われても、握らなければ落っことしてしまうだろ? ぐふふ」
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