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第4話 アップデート完了
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女教師の名前は及川美月。
みんなからは「みっきー」という愛称で慕われているショートカット美人だ。タイトなパンツスーツ姿からは、教師というよりも秘書といったイメージの方がしっくりくる。ちなみに26歳独身らしい。
みっきーは軽く俺のことに触れ、とりあえず今日一日俺がこのクラスで授業を受ける趣旨の説明をした。
事件が起こったのは朝のホームルームが始まってしばらくした頃だった。
突然通知音のような音が頭の中に鳴り響いたと思ったら、次の瞬間には脳内に機械音が流れ始めた。
【地球人のアップデートが完了しました】
【地球人にステータスが付与されました】
【女神から地球人にメッセージが一斉送信されました】
【メッセージが自動再生されます】
【はじめまして地球の皆さん。私は女神です。詳しい説明をしている暇はありませんが、闇の女神によってこの世界に魔物が解き放たれました。少しでも皆さんの助けになればと、皆さんに神の加護を与えます。ステータスと心の中で唱えれば、与えられた力を確認できます。勇者が世界を救うまで、どうか生き延びてください。以上】
「………っ」
あのバカ女神、なんちゅうことを仕出かしてくれてやがるんだよ。
頭の奥底で鳴り響いた女神からのメッセージは、当然地球上にいるすべての人間に聞こえていたらしく、教室はまたたく間に騒然となった。
「な、なんだよ今の!」
「テレパシーってやつ!?」
「頭の中に直接声が流れ込んできたよね!」
「それより女神ってなに?」
「勇者ってのも気になるよね」
「それより闇の女神が魔物を解き放ったってのが気になり過ぎるだろ!」
「おい、みんな! それよりステータスって唱えてみろよ! マジですげぇぞ、これ!」
誰もが朝のホームルームそっちのけでステータスを確認しており、互いにステータスを見せ合っている。ステータスは大切な個人情報なので、できるだけ見せないほうがいいのだが、俺は何も言わなかった。
「この職業ってなんだろ?」
「職業……?」
そんなのあったかなと思いながら、俺はいのりのステータスを覗き込んだ。
スドウイノリ
Level:1
HP:8/8
MP:1/1
腕力:6
耐久:5
俊敏:4
魔力:0
知識:1
S P:5
J P:5
職業:無職
スキル:なし
「学生なのに、なんであたし無職なんだろう?」
「あっ、それならウチも無職やで」
声をかけてきたのは、いのりの前の席に座る女子生徒。関西弁と肩口で切りそろえられた赤毛が印象的な女の子だ。胸は慎ましかった。
「本当だ。本間さんも無職なんだね」
「ていうか、この調子やとみんな無職なんやと思うよ」
本間と呼ばれた女子生徒はぐるりと教室を見渡し、「ほらな」と言った。
みんな無職に反応しているようだった。
こっそり自分のステータスを確認してみると、昨夜はステータスのショックで気づかなかったけど、俺も無職と記載されていた。
異世界にいた頃にはステータスに職業なんてカテゴリーはなかった。異世界とこちらの世界では仕様が異なるようだ。
試しに職業と書かれた箇所をタップする。
【――――職業を選択してください】
また機械音が聞こえた。
画面が切り替わり、項目が表示される。
【以下の職業が選択可能です。
剣士/戦士/闘士/術士/―――
なんだ……これは?
「職業って選択したほうがいいのかな?」
尋ねられても、俺にもさっぱりわからない。異世界にはこんなのなかったんだ。
「そりゃ無職よりはええんとちゃうの? ウチは何かかっこよさげな剣士にしてみるわ」
「それならあたしは戦士ってのにしようかな」
「それウチも一瞬迷ったんよ。なんか響きがかっこええんよね」
そんなにあっさり決めてもいいものなのかと思ったが、確かにやってみないことにはどうしようもない。
俺は術士を選択した。
すると再び画面が切り替わる。
黒魔術/白魔術/召喚術/錬金術/星々術……et
なるほど。術士は魔法職ということらしい。
俺は黒魔術と錬金術で迷ったが、ここはシンプルに力押しが可能な黒魔術を選択することにした。黒魔術をタップする。
【―――職業『術士』――『黒魔術』を選択します。必要JPは5ポイントです。宜しいですか?】
JPとはジョブポイントの略らしい。
まるでゲームだなと思いながら、俺はJPを5消費して『術士』――『黒魔術』を選択した。
【職業が術士となりました】
【職業ボーナスによりステータス値が変動しました】
【MP値が上限に達しました】
【魔力値が上限に達しました】
この音声オフにできないのか? いちいち鬱陶しいな。
ムカイヨシノ 呪い
Level:1
HP:6/6
MP:00/00
腕力:1
耐久:1
俊敏:1
魔力:00
知識:00
S P:5
J P:0
職業:術士
EXスキル:女神通信
なんも変わってねぇじゃねぇかよ。
MPも魔力もすでにカンストしてるんだから当然か。
「見て見て、ステータス上がったよ」
スドウイノリ
Level:1
HP:8/8 → 13
MP:1/1 → 5
腕力:6 → 9
耐久:5 → 9
俊敏:4 → 8
魔力:0 → 2
知識:1 → 3
S P:5
J P:0
職業:戦士
スキル:なし
「なっ!?」
いのりのステータス値がめちゃくちゃ上がっていた。ひょっとして術士はハズレだったんじゃないかと思うほど上がっていた。俺はちょっとだけ不安になっていた。
「スキルとかいうのも選べるようになってるみたいやでぇ」
自分の画面に視線を戻し、スキルと書かれた項目をタップする。
【複数のスキルが習得可能です。習得しますか?】
なるほど。ここから能力――自分に合ったスキルを習得してモンスターと戦えってことかよ。
昨夜試しに異世界で覚えた魔法を発動しようとしたが、うんともすんとも言わなかった。
世界が変われば法則なんかも変わってしまうためだと思われた。
女神は地球をアップデートしたことで、こちらの世界の法則そのものを書き換えたんだ。
すべては人類が生き残るため、魔物と戦うための手段として。
つまりスキルを習得すれば、こちらの世界でも異世界のようなスキルが発動可能になるってわけだ。
なんかワクワクしてきたぞ。
【黒魔術――初期獲得スキル一覧】
肉体強化/身体能力向上/魔力感知/ストレス耐性/恐怖耐性/毒耐性/麻痺耐性/熱耐性/火魔法/水魔法/氷魔法/雷魔法/土魔法/風魔法――
選択した職業ごとに、習得可能スキルが違ってくるのか。
パシッブスキル的なものと、攻撃スキルが同じスキル扱いになっている。
耐性スキル系は早めに習得したい。
ストレス耐性や恐怖耐性は俺には必要なさそうだが、毒や麻痺系は必須といっても過言ではない。
試しに適当にひとつタップしてみると、習得に必要なポイントが表示された。
攻撃系のスキルは一律3ポイント、その他のパシッブスキル的なやつは2ポイントということが判明した。
初期のSPは5ポイント。
攻撃スキルとパシッブスキル、各一つずつ獲得しろってことらしい。
かなり悩ましいところだが、魔物の中には火を恐れる魔物が多い。このことを考慮すれば、【火魔法】を選択するべきなのだろう――が、悩む。というのも、おそらく直に世界は未曾有の事態にみまわれる。そうなれば当然インフラが止まる。
そうなった時、もっとも困るのは水だ。
ということで、俺は散々悩んだ挙句、最初の攻撃スキルは【水魔法】を選ぶことにした。パシッブスキルは最弱ステータスを補うため、肉体強化を選択した。
ふと教室を見渡すと、意外とみんな真剣に悩んでいるようだった。美月先生もホームルームそっちのけで考え込んでいる。
事態の深刻さを理解したからではなく、ゲームのキャラメイクに何時間もかけるあれと同じ感覚なんだと思う。ハマる人はキャラメイクに丸一日費やしたりするからな。俺も昔はその口だった。
「ねぇ、あれ何かな?」
窓際席の女子生徒が声を上げた。
皆一斉にぞろぞろと窓に駆け寄り、校庭を見下ろしていた。
あれは……!?
校門から緑色の魔物が一体入ってきていた。片手に鉈を携えた緑色の鬼――ゴブリンだ。
みんなからは「みっきー」という愛称で慕われているショートカット美人だ。タイトなパンツスーツ姿からは、教師というよりも秘書といったイメージの方がしっくりくる。ちなみに26歳独身らしい。
みっきーは軽く俺のことに触れ、とりあえず今日一日俺がこのクラスで授業を受ける趣旨の説明をした。
事件が起こったのは朝のホームルームが始まってしばらくした頃だった。
突然通知音のような音が頭の中に鳴り響いたと思ったら、次の瞬間には脳内に機械音が流れ始めた。
【地球人のアップデートが完了しました】
【地球人にステータスが付与されました】
【女神から地球人にメッセージが一斉送信されました】
【メッセージが自動再生されます】
【はじめまして地球の皆さん。私は女神です。詳しい説明をしている暇はありませんが、闇の女神によってこの世界に魔物が解き放たれました。少しでも皆さんの助けになればと、皆さんに神の加護を与えます。ステータスと心の中で唱えれば、与えられた力を確認できます。勇者が世界を救うまで、どうか生き延びてください。以上】
「………っ」
あのバカ女神、なんちゅうことを仕出かしてくれてやがるんだよ。
頭の奥底で鳴り響いた女神からのメッセージは、当然地球上にいるすべての人間に聞こえていたらしく、教室はまたたく間に騒然となった。
「な、なんだよ今の!」
「テレパシーってやつ!?」
「頭の中に直接声が流れ込んできたよね!」
「それより女神ってなに?」
「勇者ってのも気になるよね」
「それより闇の女神が魔物を解き放ったってのが気になり過ぎるだろ!」
「おい、みんな! それよりステータスって唱えてみろよ! マジですげぇぞ、これ!」
誰もが朝のホームルームそっちのけでステータスを確認しており、互いにステータスを見せ合っている。ステータスは大切な個人情報なので、できるだけ見せないほうがいいのだが、俺は何も言わなかった。
「この職業ってなんだろ?」
「職業……?」
そんなのあったかなと思いながら、俺はいのりのステータスを覗き込んだ。
スドウイノリ
Level:1
HP:8/8
MP:1/1
腕力:6
耐久:5
俊敏:4
魔力:0
知識:1
S P:5
J P:5
職業:無職
スキル:なし
「学生なのに、なんであたし無職なんだろう?」
「あっ、それならウチも無職やで」
声をかけてきたのは、いのりの前の席に座る女子生徒。関西弁と肩口で切りそろえられた赤毛が印象的な女の子だ。胸は慎ましかった。
「本当だ。本間さんも無職なんだね」
「ていうか、この調子やとみんな無職なんやと思うよ」
本間と呼ばれた女子生徒はぐるりと教室を見渡し、「ほらな」と言った。
みんな無職に反応しているようだった。
こっそり自分のステータスを確認してみると、昨夜はステータスのショックで気づかなかったけど、俺も無職と記載されていた。
異世界にいた頃にはステータスに職業なんてカテゴリーはなかった。異世界とこちらの世界では仕様が異なるようだ。
試しに職業と書かれた箇所をタップする。
【――――職業を選択してください】
また機械音が聞こえた。
画面が切り替わり、項目が表示される。
【以下の職業が選択可能です。
剣士/戦士/闘士/術士/―――
なんだ……これは?
「職業って選択したほうがいいのかな?」
尋ねられても、俺にもさっぱりわからない。異世界にはこんなのなかったんだ。
「そりゃ無職よりはええんとちゃうの? ウチは何かかっこよさげな剣士にしてみるわ」
「それならあたしは戦士ってのにしようかな」
「それウチも一瞬迷ったんよ。なんか響きがかっこええんよね」
そんなにあっさり決めてもいいものなのかと思ったが、確かにやってみないことにはどうしようもない。
俺は術士を選択した。
すると再び画面が切り替わる。
黒魔術/白魔術/召喚術/錬金術/星々術……et
なるほど。術士は魔法職ということらしい。
俺は黒魔術と錬金術で迷ったが、ここはシンプルに力押しが可能な黒魔術を選択することにした。黒魔術をタップする。
【―――職業『術士』――『黒魔術』を選択します。必要JPは5ポイントです。宜しいですか?】
JPとはジョブポイントの略らしい。
まるでゲームだなと思いながら、俺はJPを5消費して『術士』――『黒魔術』を選択した。
【職業が術士となりました】
【職業ボーナスによりステータス値が変動しました】
【MP値が上限に達しました】
【魔力値が上限に達しました】
この音声オフにできないのか? いちいち鬱陶しいな。
ムカイヨシノ 呪い
Level:1
HP:6/6
MP:00/00
腕力:1
耐久:1
俊敏:1
魔力:00
知識:00
S P:5
J P:0
職業:術士
EXスキル:女神通信
なんも変わってねぇじゃねぇかよ。
MPも魔力もすでにカンストしてるんだから当然か。
「見て見て、ステータス上がったよ」
スドウイノリ
Level:1
HP:8/8 → 13
MP:1/1 → 5
腕力:6 → 9
耐久:5 → 9
俊敏:4 → 8
魔力:0 → 2
知識:1 → 3
S P:5
J P:0
職業:戦士
スキル:なし
「なっ!?」
いのりのステータス値がめちゃくちゃ上がっていた。ひょっとして術士はハズレだったんじゃないかと思うほど上がっていた。俺はちょっとだけ不安になっていた。
「スキルとかいうのも選べるようになってるみたいやでぇ」
自分の画面に視線を戻し、スキルと書かれた項目をタップする。
【複数のスキルが習得可能です。習得しますか?】
なるほど。ここから能力――自分に合ったスキルを習得してモンスターと戦えってことかよ。
昨夜試しに異世界で覚えた魔法を発動しようとしたが、うんともすんとも言わなかった。
世界が変われば法則なんかも変わってしまうためだと思われた。
女神は地球をアップデートしたことで、こちらの世界の法則そのものを書き換えたんだ。
すべては人類が生き残るため、魔物と戦うための手段として。
つまりスキルを習得すれば、こちらの世界でも異世界のようなスキルが発動可能になるってわけだ。
なんかワクワクしてきたぞ。
【黒魔術――初期獲得スキル一覧】
肉体強化/身体能力向上/魔力感知/ストレス耐性/恐怖耐性/毒耐性/麻痺耐性/熱耐性/火魔法/水魔法/氷魔法/雷魔法/土魔法/風魔法――
選択した職業ごとに、習得可能スキルが違ってくるのか。
パシッブスキル的なものと、攻撃スキルが同じスキル扱いになっている。
耐性スキル系は早めに習得したい。
ストレス耐性や恐怖耐性は俺には必要なさそうだが、毒や麻痺系は必須といっても過言ではない。
試しに適当にひとつタップしてみると、習得に必要なポイントが表示された。
攻撃系のスキルは一律3ポイント、その他のパシッブスキル的なやつは2ポイントということが判明した。
初期のSPは5ポイント。
攻撃スキルとパシッブスキル、各一つずつ獲得しろってことらしい。
かなり悩ましいところだが、魔物の中には火を恐れる魔物が多い。このことを考慮すれば、【火魔法】を選択するべきなのだろう――が、悩む。というのも、おそらく直に世界は未曾有の事態にみまわれる。そうなれば当然インフラが止まる。
そうなった時、もっとも困るのは水だ。
ということで、俺は散々悩んだ挙句、最初の攻撃スキルは【水魔法】を選ぶことにした。パシッブスキルは最弱ステータスを補うため、肉体強化を選択した。
ふと教室を見渡すと、意外とみんな真剣に悩んでいるようだった。美月先生もホームルームそっちのけで考え込んでいる。
事態の深刻さを理解したからではなく、ゲームのキャラメイクに何時間もかけるあれと同じ感覚なんだと思う。ハマる人はキャラメイクに丸一日費やしたりするからな。俺も昔はその口だった。
「ねぇ、あれ何かな?」
窓際席の女子生徒が声を上げた。
皆一斉にぞろぞろと窓に駆け寄り、校庭を見下ろしていた。
あれは……!?
校門から緑色の魔物が一体入ってきていた。片手に鉈を携えた緑色の鬼――ゴブリンだ。
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