自分観測 ヒルガオの誓い

「さぁはじめようか」

その一言で突き動かされた。


訳ありな青年(だと信じる)が

訳ありで転校。

そして、訳があって天文部に入部し
(天体観測を趣味の範囲でする自由な部活)

訳ありな先輩と

共に訳あり気に

深く互いを映し出す。


それだけでいい。

それしか知らなくていいんだよ。

そう僕は私に囁いた。


作られた現実、あるいは

理想通りの作った現実。

自己主張は好きなのに
押し付けられれば、嫌われるもの。

それが空想と現実の違うところ。

仮に空想世界で好きなことができるにせよ、

その中で、やはりやり直しなんてものは

存在しない。

今過ごす世界は、なんて理不尽で

どうしてこんなにも進むのが早くて

一瞬一瞬を人々は楽しむのか。


場合によっては面倒ごとだって抱える。

全てをそうやって他人に押し付けれるなら。


そうすれば本当に楽できるの?

逃げれれば、幸せなの?
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