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フェリカ宅へ
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各々の仕事場へ向かう者、寝床から起き出してきて、店を開けようと入口前の掃除をする者。通りに夜の静けさはもう残っていなかった。朝食のパンのいい香りが漂っている。
燃えたつような赤い髪をなびかせ、ファーラは颯爽(さっそう)と道を歩いていた。
色々と話しを聞いたところ、ラクストはあまり人づきあいのいい方ではなかったようだ。だから、フェリカという恋人らしき人物がいたと聞いた時には、失礼だけれど少し意外だった。
らしき、というのは恋人なのか友人なのかいまいち確信が持てる証言が得られなかったからだ。
そのフェリカ嬢の友人によると、
「二人で仲良く買い物したり、食事したりしているところは目撃されているが、それが決まって家からだいぶ離れた場所。それに『付き合ってるの?』って聞くとなんのかんのごまかして、そうだとも違うとも答えてくれない」
だそうだ。
(なんか裏の事情があるか、二人して異常な照れ屋かどちらかですわね)
まあ、普通に考えて前者だろう。
なんの事情があるのかは、今むかっているフェリカの家で聞けばいい。
被害者ラクストの恋人は雑貨屋で店員をしているらしい。両親は、自分では畑を持たず、雇われの農夫をしているという。きつい農夫をいやがり、子供だけが街で働く。この辺りではめずらしくない家庭環境だ。
この時間ならまだ自宅で捉(つか)まえられるかもしれない。だめなら雑貨店だ。
目当ての家は、レンガ建てのアパルマンの一室だった。横長の建物に、道と接する扉が何枚か並んでいる。
戸の一枚に近づいた時、中からばたばたと慌ただしい足音が聞こえた。
ファーラは形のいい眉をしかめた。なんだか、非常事態が起こっているようだ。
足音が玄関に向かっているのを感じとり、ファーラは慌てて戸口のそばから避難した。
思った通り、戸が壊れそうな勢いで開く。あのまま立っていたら、ファーラは戸板に顔面を打ち付けていただろう。
道に飛び出してきたのは、中年の男だった。農夫らしくがっしりした体つきで、手はしみ込んだ泥の汚れで黒くなっている。フェリカの父親、シャルドに違いない。
「ちょっと、何かあったの?」
どこかへ駆けて行こうとする彼の腕を、真横からつかんで引き留める。
シャルドはファーラの姿を見て、顔に浮かべていた緊張を少し緩めたようだった。
「ああ、助かった。ストレングス部隊の方! 来てくれたんですね!」
どうやら家の中で何か問題が起きて、それでストレングス部隊が来てくれたと勘違いしたらしい。
ぐいぐいとファーラの白い手を引っぱってくる。
「え? ちょっと待って……!」
玄関を通り、連れていかれたのは小さな部屋だった。
机の上には刺繍の道具、壁につけられたフックには、若い女性物のワンピース。ベッドは抜け出したように掛け布団がめくれ上がっている。おそらくフェリカの部屋だ。
部屋の隅で、フェリカの母親だろう、中年の女性がハンカチで顔を覆って泣いていた。
「朝起きたら、フェリカが、娘がいなくなっていたんです! 夜は普通にベッドに入ったのに!」
その言葉にファーラは深紅の目を見開いた。
つまり、重要参考人がいなくなったというわけか。
(厄介なことになりましたわ)
まさか、本当に彼女は恋人を殺して逃げたのだろうか?
(それにしても……)
ファーラはうろたえる両親をそっとうかがった。
母親は泣き続けているし、父親は怒りで顔が赤くなっている。
調べによるとフェリカは一人娘らしいが、それにしても両親の慌てぶりは、少し大げさではないだろうか。
フェリカはもう、小さな子供ではない。少し姿が見えなくなったからといって、ここまで大騒ぎするものだろうか? 朝早くに目が覚めてしまって、ちょっと散歩をしているだけかもしれないのに。
「どこか、フェリカさんが行きそうな場所は?」
ファーラの言葉に、母親は泣きながら首を振った。
「あいつの仕業だ、イドスが誘拐したのに違いない」
シャルドが叫ぶ。
聞き捨てならない言葉だ。
「何か、心当たりがあるんですか? イドスとは?」
「フェリカに付きまとっている男だ!」
「ええ? まさかストーカー?」
フェリカがストーカー被害に遭っていたなんて初耳だ。
あれこれ聞きこんだときも、そんなことは聞いていない。
「それで、今までにどんな被害が」
「変な手紙を届けられたり、フェリカの後ろをうろうろされたり……」
(新たな事実発覚だわ)
「ほら、これを」
シャルドが折りたたんだ紙を渡してきた。
『おお、私の女神。輝くその瞳と唇を食べてしまいたい。君に一目会うためなら、内臓を抜かれても……』
「こ、これは気持ち悪い……」
艶っぽい唇をひきつらせて、ファーラは折りたたんだ紙をポケットにいれた。
(こんな気持ち悪いもの、正直持っていたくありませんけど…… これも付きまといの証拠になりますし)
このストーカー事件が、ラクストの事件と関係があるかどうかはわからない。でも、これはこれで放っておくわけにはいかないだろう。
「つきまといがあったなら、ストレングス部隊(わたしたち)に知らせてくれればよかったのに」
それほど自分達は頼りにされていないのかと、どうしても責めるような口調になってしまう。
「そ、それは、ストレングス部隊の方々がうろついていると、犯人を刺激するんじゃないかと思って」
申し訳なさそうに母親が言った。
シャルドが、詰め寄るようにファーラに身を乗り出してくる。
「フェリカを、どうか早く見つけてください」
「わかりました」
頼まれなくても、そうしなくてはならない。なんにせよ、早くフェリカの居所をつかまないと。
(もっとも、保護だけじゃなくて、犯人として捕まえなければならないかもしれないけど)
それは両親には言わないほうがいいだろう。
ファーラは、足早にフェリカの家を出ていった。
燃えたつような赤い髪をなびかせ、ファーラは颯爽(さっそう)と道を歩いていた。
色々と話しを聞いたところ、ラクストはあまり人づきあいのいい方ではなかったようだ。だから、フェリカという恋人らしき人物がいたと聞いた時には、失礼だけれど少し意外だった。
らしき、というのは恋人なのか友人なのかいまいち確信が持てる証言が得られなかったからだ。
そのフェリカ嬢の友人によると、
「二人で仲良く買い物したり、食事したりしているところは目撃されているが、それが決まって家からだいぶ離れた場所。それに『付き合ってるの?』って聞くとなんのかんのごまかして、そうだとも違うとも答えてくれない」
だそうだ。
(なんか裏の事情があるか、二人して異常な照れ屋かどちらかですわね)
まあ、普通に考えて前者だろう。
なんの事情があるのかは、今むかっているフェリカの家で聞けばいい。
被害者ラクストの恋人は雑貨屋で店員をしているらしい。両親は、自分では畑を持たず、雇われの農夫をしているという。きつい農夫をいやがり、子供だけが街で働く。この辺りではめずらしくない家庭環境だ。
この時間ならまだ自宅で捉(つか)まえられるかもしれない。だめなら雑貨店だ。
目当ての家は、レンガ建てのアパルマンの一室だった。横長の建物に、道と接する扉が何枚か並んでいる。
戸の一枚に近づいた時、中からばたばたと慌ただしい足音が聞こえた。
ファーラは形のいい眉をしかめた。なんだか、非常事態が起こっているようだ。
足音が玄関に向かっているのを感じとり、ファーラは慌てて戸口のそばから避難した。
思った通り、戸が壊れそうな勢いで開く。あのまま立っていたら、ファーラは戸板に顔面を打ち付けていただろう。
道に飛び出してきたのは、中年の男だった。農夫らしくがっしりした体つきで、手はしみ込んだ泥の汚れで黒くなっている。フェリカの父親、シャルドに違いない。
「ちょっと、何かあったの?」
どこかへ駆けて行こうとする彼の腕を、真横からつかんで引き留める。
シャルドはファーラの姿を見て、顔に浮かべていた緊張を少し緩めたようだった。
「ああ、助かった。ストレングス部隊の方! 来てくれたんですね!」
どうやら家の中で何か問題が起きて、それでストレングス部隊が来てくれたと勘違いしたらしい。
ぐいぐいとファーラの白い手を引っぱってくる。
「え? ちょっと待って……!」
玄関を通り、連れていかれたのは小さな部屋だった。
机の上には刺繍の道具、壁につけられたフックには、若い女性物のワンピース。ベッドは抜け出したように掛け布団がめくれ上がっている。おそらくフェリカの部屋だ。
部屋の隅で、フェリカの母親だろう、中年の女性がハンカチで顔を覆って泣いていた。
「朝起きたら、フェリカが、娘がいなくなっていたんです! 夜は普通にベッドに入ったのに!」
その言葉にファーラは深紅の目を見開いた。
つまり、重要参考人がいなくなったというわけか。
(厄介なことになりましたわ)
まさか、本当に彼女は恋人を殺して逃げたのだろうか?
(それにしても……)
ファーラはうろたえる両親をそっとうかがった。
母親は泣き続けているし、父親は怒りで顔が赤くなっている。
調べによるとフェリカは一人娘らしいが、それにしても両親の慌てぶりは、少し大げさではないだろうか。
フェリカはもう、小さな子供ではない。少し姿が見えなくなったからといって、ここまで大騒ぎするものだろうか? 朝早くに目が覚めてしまって、ちょっと散歩をしているだけかもしれないのに。
「どこか、フェリカさんが行きそうな場所は?」
ファーラの言葉に、母親は泣きながら首を振った。
「あいつの仕業だ、イドスが誘拐したのに違いない」
シャルドが叫ぶ。
聞き捨てならない言葉だ。
「何か、心当たりがあるんですか? イドスとは?」
「フェリカに付きまとっている男だ!」
「ええ? まさかストーカー?」
フェリカがストーカー被害に遭っていたなんて初耳だ。
あれこれ聞きこんだときも、そんなことは聞いていない。
「それで、今までにどんな被害が」
「変な手紙を届けられたり、フェリカの後ろをうろうろされたり……」
(新たな事実発覚だわ)
「ほら、これを」
シャルドが折りたたんだ紙を渡してきた。
『おお、私の女神。輝くその瞳と唇を食べてしまいたい。君に一目会うためなら、内臓を抜かれても……』
「こ、これは気持ち悪い……」
艶っぽい唇をひきつらせて、ファーラは折りたたんだ紙をポケットにいれた。
(こんな気持ち悪いもの、正直持っていたくありませんけど…… これも付きまといの証拠になりますし)
このストーカー事件が、ラクストの事件と関係があるかどうかはわからない。でも、これはこれで放っておくわけにはいかないだろう。
「つきまといがあったなら、ストレングス部隊(わたしたち)に知らせてくれればよかったのに」
それほど自分達は頼りにされていないのかと、どうしても責めるような口調になってしまう。
「そ、それは、ストレングス部隊の方々がうろついていると、犯人を刺激するんじゃないかと思って」
申し訳なさそうに母親が言った。
シャルドが、詰め寄るようにファーラに身を乗り出してくる。
「フェリカを、どうか早く見つけてください」
「わかりました」
頼まれなくても、そうしなくてはならない。なんにせよ、早くフェリカの居所をつかまないと。
(もっとも、保護だけじゃなくて、犯人として捕まえなければならないかもしれないけど)
それは両親には言わないほうがいいだろう。
ファーラは、足早にフェリカの家を出ていった。
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