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第4話 どうどうと
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まだ朝早いヴィテル邸の門は閉ざされていた。
ずかずかと庭に踏み込んでくるレイリスに、庭の掃き掃除をしていたメイドが目を丸くした。
「りょりょりょ、領主様?」
「もてなしはいらん。ヴィテルに用がある」
レイリスは庭を勝手に横切り、館に入り込んでいく。
玄関の先にある廊下には絨毯(じゅうたん)が引き詰められていた。その両側の壁には、薄いカーテンのかかった窓や木の扉が並んでいた。時々大きな風景画がかけられている。
「こ、困ります、領主様」
庭から追ってきたメイドが声を上げる。
「案内ももてなしもいいと言っている。この左目で、お前の主人の居場所は分かる」
「い、いえ、そういう意味では……」
そうこうしているうちにレイリスは、迷うことなく一つの閉じた扉の前に立ち止まった。
「鍵がかかっているな」
「本当に困ります、出てくるまで誰も通すなと……」
ドアノブを確認することもなく、レイリスは長い足を振り上げてドアを蹴り破った。
そこは書斎のようだった。
毛足の長いじゅうたんの上に、本棚が並び窓際に机が置かれている。
インクと、紙と、薄い血の臭いがした。
「ふむふむ」
使用人を無視し、レイリスは部屋をうろうろと見回り始めた。
じゅうたんの上を、レイリスの靴が上下する。そしてそれは本棚の前で止まった。
「隠し扉を作るなら、じゅうたんの毛足を考えるべきだ」
確かに、よく見ると、本棚の前にじゅうたんにこすったような跡がある。
レイリスは本棚に白い手をかけて、思い切り引っ張った。ゴゴゴ、と鈍い音をたて、本棚がドアのように動いた。
「古典的な仕掛けだな」
レイリスは恐れることなく、扉をくぐる。
香と血の入り混じった臭いが体を包む。
なかは、小さな部屋だった。
一番奥の壁の両端には、燭台が置かれている。その真ん中に祭壇があった。その上には、装飾のついた皿や、ナイフ、何かの骨が置いてある。
その祭壇の奥に掲げられているのは、ボロボロにちぎれた、大きな野兎の耳を持つ悪魔の絵。
その絵の前に、一人の男が立っていた。
「ひ、ひいい!」
異常な部屋に怯え、使用人が悲鳴を上げて逃げていく。
祭壇を背に立っていた男が振り向いた。
レイリスはその姿を前に街で見知っていた。
「ほう、お祈りとは偉いなぁ、ヴィテル」
ヴィテルは驚いたように黙って目を見開いているだけだ。
「もっとも捧げる相手が悪魔とは。せっかくなら、我が父、光の神ヴェンレッドをあがめたらどうだ」
部屋の角で、小さくしゃくりあげる声がする。
しばられ、さるぐつわをされた少年がすすり泣いている。
「ウィンだな。案ずるな、もうすぐ母親に会えるぞ」
安心したのだろう、少年は顔をくしゃくしゃにさせた。
レイリスは、改めて悪魔の絵を見上げる。
「欲望と邪恋を司る悪魔か。ふん、哀れだな。女の、サディアの心をモノにするために悪魔の力を借りようとは。仮にそれで彼女を得たところでむなしいだけだろうに」
レイリスは、ヴィテルを睨みつけた。
顔が整っている分、怒りに目をきらめかせ、艶やかな唇を引き締めている様子はぞっとするほど美しいものがあった。
「ルサートは、よその町でも同じ手口で誘拐が起こったと言っていた。この少年のほかにも、生贄を捧げたことがあっただろう。このウィンが最後の生贄、これでいよいよ悪魔が現れる、といったところか」
「そ、それは誤解です!」
上等なスーツを着ているものの、慌てふためくヴィテルは滑稽に見えた。
「このガキが初めてで……この通り殺してはいないし……」
「この後に及んで、少しでも罪を軽くしようとするか。ここまでくると、哀れを」
「すっとぼけてもダメですよ。この人達が全部吐きましたから」
倒れ込むようにして、書斎からナークとリッシュが転がり込んできた。
二人の後ろには、立ちはだかるようにルサートが立っていた。
ゴロツキ達は、ヴィテルの足にしがみついた。
「す、すみませんヴィテル様!」
「この女、めっぽう強くて……」
「お前ら……」
止める間もなかった。
ヴィテルは、祭壇の剣を手に取る。銀の刃が、二人に振り降ろされる。
血が飛び散り、祭壇に降りかかった。
ゴロツキ二人は、床に倒れ、苦し気なうめきをあげる。
「ふん、まあ驚くことでもないか。獣や害虫は共食いするものだ」
急に、レイリスは足の裏がしびれるような振動を感じた。
その振動が大きくなっていく。
祭壇の血が量を増やし、コップ一杯の液ほどになる。それは見えない手に持ちあげられたように宙に浮かび、球体となった。その球体は少しずつ大きくなり、抱えるほどの大きさになる。さらに巨大化しながら、変形を始める。一部かふくらみ、一部がへこみ、絵に描かれた悪魔の姿になった。
「ふむ。ゴロツキ達の血が召喚の媒体(ばいたい)になったか」。
「この!」
ルサートはゴロツキには抜かなかった剣を抜き払う。
「よせ!」
レイリスの忠告も聞かず、ルサートが斬りかかる。枯れ木のようにあっさりと金属の剣が折れた。
悪魔は牙だらけの顎(あぎと)を開け、咆哮(ほうこう)した。空気が震える。
ルサートは弾き飛ばされ、床に転がった。
「ははははは!」
ヴィテルが哄笑(こうしょう)する。
「ただの人間に悪魔が斬れるか!」
「ほう」
レイリスは剣を抜いた。
「ならば、神の血を引く私ならば斬れるというわけだな」
白銀に輝く刃の上に、レイリスの両目が映る。青い右目と、金色の左目。
その金色が、じわじわと広がっていく。その光は刃全体に広がっていった。
白目が茶色く濁った悪魔の目が、恐怖を感じたように瞬いた。
金色の剣が降り降ろされる。ケーキでも切るように、悪魔が真っ二つに切り裂かれる。
悪魔は、およそ兎のイメージとはかけ離れた、低く、常人なら内臓が恐怖で縮むような声をあげた。
悪魔の体の至るところから、赤い蒸気のようなものが立ち登る。砂が吹き飛ばされるように、悪魔は蒸気となって消え失せた。
「おお、兎の悪魔なのに鳴くのだな」
「兎も鳴くと思いますけど」
「あれは鼻を鳴らしているんだ。そもそも声帯がない」
悪魔を退治したというのに、レイリスは、何事もなかったように世間話をしている。
「さて、あとはお前を牢屋にぶち込むだけだな」
レイリスは、座り込んで呆然としているヴィテルに目をやった。
ずかずかと庭に踏み込んでくるレイリスに、庭の掃き掃除をしていたメイドが目を丸くした。
「りょりょりょ、領主様?」
「もてなしはいらん。ヴィテルに用がある」
レイリスは庭を勝手に横切り、館に入り込んでいく。
玄関の先にある廊下には絨毯(じゅうたん)が引き詰められていた。その両側の壁には、薄いカーテンのかかった窓や木の扉が並んでいた。時々大きな風景画がかけられている。
「こ、困ります、領主様」
庭から追ってきたメイドが声を上げる。
「案内ももてなしもいいと言っている。この左目で、お前の主人の居場所は分かる」
「い、いえ、そういう意味では……」
そうこうしているうちにレイリスは、迷うことなく一つの閉じた扉の前に立ち止まった。
「鍵がかかっているな」
「本当に困ります、出てくるまで誰も通すなと……」
ドアノブを確認することもなく、レイリスは長い足を振り上げてドアを蹴り破った。
そこは書斎のようだった。
毛足の長いじゅうたんの上に、本棚が並び窓際に机が置かれている。
インクと、紙と、薄い血の臭いがした。
「ふむふむ」
使用人を無視し、レイリスは部屋をうろうろと見回り始めた。
じゅうたんの上を、レイリスの靴が上下する。そしてそれは本棚の前で止まった。
「隠し扉を作るなら、じゅうたんの毛足を考えるべきだ」
確かに、よく見ると、本棚の前にじゅうたんにこすったような跡がある。
レイリスは本棚に白い手をかけて、思い切り引っ張った。ゴゴゴ、と鈍い音をたて、本棚がドアのように動いた。
「古典的な仕掛けだな」
レイリスは恐れることなく、扉をくぐる。
香と血の入り混じった臭いが体を包む。
なかは、小さな部屋だった。
一番奥の壁の両端には、燭台が置かれている。その真ん中に祭壇があった。その上には、装飾のついた皿や、ナイフ、何かの骨が置いてある。
その祭壇の奥に掲げられているのは、ボロボロにちぎれた、大きな野兎の耳を持つ悪魔の絵。
その絵の前に、一人の男が立っていた。
「ひ、ひいい!」
異常な部屋に怯え、使用人が悲鳴を上げて逃げていく。
祭壇を背に立っていた男が振り向いた。
レイリスはその姿を前に街で見知っていた。
「ほう、お祈りとは偉いなぁ、ヴィテル」
ヴィテルは驚いたように黙って目を見開いているだけだ。
「もっとも捧げる相手が悪魔とは。せっかくなら、我が父、光の神ヴェンレッドをあがめたらどうだ」
部屋の角で、小さくしゃくりあげる声がする。
しばられ、さるぐつわをされた少年がすすり泣いている。
「ウィンだな。案ずるな、もうすぐ母親に会えるぞ」
安心したのだろう、少年は顔をくしゃくしゃにさせた。
レイリスは、改めて悪魔の絵を見上げる。
「欲望と邪恋を司る悪魔か。ふん、哀れだな。女の、サディアの心をモノにするために悪魔の力を借りようとは。仮にそれで彼女を得たところでむなしいだけだろうに」
レイリスは、ヴィテルを睨みつけた。
顔が整っている分、怒りに目をきらめかせ、艶やかな唇を引き締めている様子はぞっとするほど美しいものがあった。
「ルサートは、よその町でも同じ手口で誘拐が起こったと言っていた。この少年のほかにも、生贄を捧げたことがあっただろう。このウィンが最後の生贄、これでいよいよ悪魔が現れる、といったところか」
「そ、それは誤解です!」
上等なスーツを着ているものの、慌てふためくヴィテルは滑稽に見えた。
「このガキが初めてで……この通り殺してはいないし……」
「この後に及んで、少しでも罪を軽くしようとするか。ここまでくると、哀れを」
「すっとぼけてもダメですよ。この人達が全部吐きましたから」
倒れ込むようにして、書斎からナークとリッシュが転がり込んできた。
二人の後ろには、立ちはだかるようにルサートが立っていた。
ゴロツキ達は、ヴィテルの足にしがみついた。
「す、すみませんヴィテル様!」
「この女、めっぽう強くて……」
「お前ら……」
止める間もなかった。
ヴィテルは、祭壇の剣を手に取る。銀の刃が、二人に振り降ろされる。
血が飛び散り、祭壇に降りかかった。
ゴロツキ二人は、床に倒れ、苦し気なうめきをあげる。
「ふん、まあ驚くことでもないか。獣や害虫は共食いするものだ」
急に、レイリスは足の裏がしびれるような振動を感じた。
その振動が大きくなっていく。
祭壇の血が量を増やし、コップ一杯の液ほどになる。それは見えない手に持ちあげられたように宙に浮かび、球体となった。その球体は少しずつ大きくなり、抱えるほどの大きさになる。さらに巨大化しながら、変形を始める。一部かふくらみ、一部がへこみ、絵に描かれた悪魔の姿になった。
「ふむ。ゴロツキ達の血が召喚の媒体(ばいたい)になったか」。
「この!」
ルサートはゴロツキには抜かなかった剣を抜き払う。
「よせ!」
レイリスの忠告も聞かず、ルサートが斬りかかる。枯れ木のようにあっさりと金属の剣が折れた。
悪魔は牙だらけの顎(あぎと)を開け、咆哮(ほうこう)した。空気が震える。
ルサートは弾き飛ばされ、床に転がった。
「ははははは!」
ヴィテルが哄笑(こうしょう)する。
「ただの人間に悪魔が斬れるか!」
「ほう」
レイリスは剣を抜いた。
「ならば、神の血を引く私ならば斬れるというわけだな」
白銀に輝く刃の上に、レイリスの両目が映る。青い右目と、金色の左目。
その金色が、じわじわと広がっていく。その光は刃全体に広がっていった。
白目が茶色く濁った悪魔の目が、恐怖を感じたように瞬いた。
金色の剣が降り降ろされる。ケーキでも切るように、悪魔が真っ二つに切り裂かれる。
悪魔は、およそ兎のイメージとはかけ離れた、低く、常人なら内臓が恐怖で縮むような声をあげた。
悪魔の体の至るところから、赤い蒸気のようなものが立ち登る。砂が吹き飛ばされるように、悪魔は蒸気となって消え失せた。
「おお、兎の悪魔なのに鳴くのだな」
「兎も鳴くと思いますけど」
「あれは鼻を鳴らしているんだ。そもそも声帯がない」
悪魔を退治したというのに、レイリスは、何事もなかったように世間話をしている。
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