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scene8 1人えっち
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1日の仕事を終え、マンションに帰る。窓を開けて洗濯物を取り込んでいる最中、疲れとともにムラムラと何かが湧き上がってきた。
ヤりたい。
男の性欲は強い。ましてや、20代前半ならばなおさらだ。
湧はパソコンを立ち上げ、保存してあるAVのファイルをクリックした。
ぼんやりと画面を眺めながら自分のものを握る。
おかしい。
いつもならすぐに反応するはずの陰茎は、いくらしごいても勃たなかった。
動画に集中できず、どこか冷めている自分がいる。このビデオに飽きたのかもしれない。
AVを一度止め、ゆっくりと目を閉じた。自分の中心に意識を向ける。
「高峯……さん」
思い出したのはこの前の出来事だった。
高峯に身体を押しつけられる。耳に熱い息がかかる。
『朝霧』
吐息まじりに名前を呼ぶのが聞こえた気がした。
パソコンの前の湧の肉棒が少しずつ起き上がる。
「っはぁ、 ああ」
もう一度握り直し、ゆるゆると動かした。
『気持ちがいいか』
その大きくて、熱くて、節榑だった手を想像する。その手が湧の竿を擦り上げた。亀頭を親指でなぞる。もう片方は乳頭を引っ掻く。
「んっ、だめっ、感じちゃう、やだぁ」
そのつり上がった2つの目が身体を見ている。ぷっくりと膨れた乳首も、いやらしく勃ち上がったペニスもその瞳の前に晒されている。
「うっ くぅん」
湧は、高峯とのキスを思い出した。
薄く、柔らかい唇。鼻から感じる高峯の匂い。
絡み合う舌。うんと突き出したベロを強く吸われて時々 ちゅう と音が漏れる。
左手は乳輪をなぞり、先端をぐりぐりと押しこみ、くにくにと摘まんでいた。
一方で右手はカリを刺激しながら激しく擦り上げている。
「高峯さん、たかみねさんっ」
股間を快哉が迫り上がる。そして、勢いよく精液を噴き出した。
「はぁ、はぁ、っはぁ」
雄の臭いが部屋に立ち込める。足にかかった白濁液が つう と床へ流れ落ちていった。
換気をしなければ。湧は窓に目を向けた。
窓は既に全開だった。
洗濯を取り込んだ時から開けっぱなしだったのだ。
羞恥に染まった湧の身体を、冷たい風が吹き抜けていった。
ヤりたい。
男の性欲は強い。ましてや、20代前半ならばなおさらだ。
湧はパソコンを立ち上げ、保存してあるAVのファイルをクリックした。
ぼんやりと画面を眺めながら自分のものを握る。
おかしい。
いつもならすぐに反応するはずの陰茎は、いくらしごいても勃たなかった。
動画に集中できず、どこか冷めている自分がいる。このビデオに飽きたのかもしれない。
AVを一度止め、ゆっくりと目を閉じた。自分の中心に意識を向ける。
「高峯……さん」
思い出したのはこの前の出来事だった。
高峯に身体を押しつけられる。耳に熱い息がかかる。
『朝霧』
吐息まじりに名前を呼ぶのが聞こえた気がした。
パソコンの前の湧の肉棒が少しずつ起き上がる。
「っはぁ、 ああ」
もう一度握り直し、ゆるゆると動かした。
『気持ちがいいか』
その大きくて、熱くて、節榑だった手を想像する。その手が湧の竿を擦り上げた。亀頭を親指でなぞる。もう片方は乳頭を引っ掻く。
「んっ、だめっ、感じちゃう、やだぁ」
そのつり上がった2つの目が身体を見ている。ぷっくりと膨れた乳首も、いやらしく勃ち上がったペニスもその瞳の前に晒されている。
「うっ くぅん」
湧は、高峯とのキスを思い出した。
薄く、柔らかい唇。鼻から感じる高峯の匂い。
絡み合う舌。うんと突き出したベロを強く吸われて時々 ちゅう と音が漏れる。
左手は乳輪をなぞり、先端をぐりぐりと押しこみ、くにくにと摘まんでいた。
一方で右手はカリを刺激しながら激しく擦り上げている。
「高峯さん、たかみねさんっ」
股間を快哉が迫り上がる。そして、勢いよく精液を噴き出した。
「はぁ、はぁ、っはぁ」
雄の臭いが部屋に立ち込める。足にかかった白濁液が つう と床へ流れ落ちていった。
換気をしなければ。湧は窓に目を向けた。
窓は既に全開だった。
洗濯を取り込んだ時から開けっぱなしだったのだ。
羞恥に染まった湧の身体を、冷たい風が吹き抜けていった。
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