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懲戒
虚脱 2
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浴槽から流れ出す
水音が聞こえ
立ち上がる清人へ
男性は口篭る命令を放つ
「お…オナニーして見せろよ」
直立する清人は
男性の方へ顔を向け
数秒間 凝視し
服を脱ぎ始める
「シャワー浴びて下さい
決まりなので」
全裸を晒す清人は
シャワーの蛇口を捻り
浴室内を温め
男性が来るのを待ち
全裸で浴室に立ちはだかる
男性の躰を洗い流す
男性が浴槽に浸かり
溢れ出す湯を足元で受け
シャワーを浴びる清人は
ローションの容器を持ち
先に浴室を出た
洗面台前で待機し
浴槽から上がる男性の躰を
丁寧に拭き取り
ベッドへ誘導する
横たわる肉厚な胸を触り
乳首を舌先で舐め
清人の体重が乗らないように
両手足を広げ躰を支え
太鼓腹を舐め上げながら
窪み落ちる股間へ
顔を埋めた
勃起する太く短いペニスを
丁寧に舐め回すと
透明な先走り汁が溢れ出し
舌先で溢れる汁を絡め取り
ペニスを咥えフェラチオを施すと
数分ともたず
清人の口内へ射精する
放たれた精子を
掌へ垂れ落とす清人は
洗面台で口を濯ぎ
ベッドへ戻った
男性の横に寝転ぶ清人は
ローションを自分のアナルへ塗り
自分の乳首を愛撫する清人は
肩を竦めペニスを扱き
自慰行為を始めた
微かな吐息を吐き
首筋を伸ばす清人は
ゆっくりと顎を上げ眼を閉じる
開いた両膝を上げ
ペニスを扱く左手に添わせ
伸ばす右手の指を
アナルへ挿入する清人は
喘ぎ声を洩らし
躰をガクガクと震わせ
亀頭を親指で刺激したり
勃起するペニスを掌で摩り上げたり
抑揚をつけ
絶頂に達する清人は
激しくペニスを扱き
腹の上へ射精をして見せた
ギシギシとベッドが軋む音が鳴り
清人の横へ立ち上がる男性は
何を血迷ったか
清人の躰へ小便を掛け出し
髪や顔に掛かる尿に
顔を背け起き上がる清人は
滴る尿を振り払い
男性の顔を見上げた
「こんな事をする人を真似て
貴方は満足ですか」
浴室へ駆け込み
シャワーを浴びる清人は
両手で顔を塞ぎ
浴室内へ座り込み
泣き崩れた
暫く経ち
洗面台の前へ
男性が姿を現す気配を感じ
「お金を持って
帰ってください」
謝罪を受付けず
背を向ける清人に
項垂れた男性は
床に散らばる
5万円を拾い集め
清人の服の上に置き
服を着替え
静かに部屋を出て行った
髪と躰を何度も洗い
床へ こびりつく
寿司詰めの残骸を
ゴミ箱へ捨てる清人は
滝の様に窓を打ち鳴らす
雨音を聞きながら
部屋を出た
ホテルの出入口に
折り畳み傘を差す
巨漢の男性が
清人を待つ姿が見え
清人はフロントを通らず
男性の横を通り過ぎた
傘を差し出す男性に
清人は首を振り
軽く会釈をすると
打ち付ける雨の中へ
溶け込んでゆく
隆行のシャツ一枚を着る
清人の凍える躰を
ずぶ濡れにするには
数秒と掛からず
駅ビル下のコンビニで
男性客が支払った金を切り崩し
ビニール傘を買った
稼いだ金に
手を付けてしまった清人は
後戻り出来ない事を
理解した上で
大粒の雨が撃ち鳴らす傘を握り
途切れぬ涙を拭い
咽び泣きながら
関の部屋へ続く
家路を辿り帰って行った
水音が聞こえ
立ち上がる清人へ
男性は口篭る命令を放つ
「お…オナニーして見せろよ」
直立する清人は
男性の方へ顔を向け
数秒間 凝視し
服を脱ぎ始める
「シャワー浴びて下さい
決まりなので」
全裸を晒す清人は
シャワーの蛇口を捻り
浴室内を温め
男性が来るのを待ち
全裸で浴室に立ちはだかる
男性の躰を洗い流す
男性が浴槽に浸かり
溢れ出す湯を足元で受け
シャワーを浴びる清人は
ローションの容器を持ち
先に浴室を出た
洗面台前で待機し
浴槽から上がる男性の躰を
丁寧に拭き取り
ベッドへ誘導する
横たわる肉厚な胸を触り
乳首を舌先で舐め
清人の体重が乗らないように
両手足を広げ躰を支え
太鼓腹を舐め上げながら
窪み落ちる股間へ
顔を埋めた
勃起する太く短いペニスを
丁寧に舐め回すと
透明な先走り汁が溢れ出し
舌先で溢れる汁を絡め取り
ペニスを咥えフェラチオを施すと
数分ともたず
清人の口内へ射精する
放たれた精子を
掌へ垂れ落とす清人は
洗面台で口を濯ぎ
ベッドへ戻った
男性の横に寝転ぶ清人は
ローションを自分のアナルへ塗り
自分の乳首を愛撫する清人は
肩を竦めペニスを扱き
自慰行為を始めた
微かな吐息を吐き
首筋を伸ばす清人は
ゆっくりと顎を上げ眼を閉じる
開いた両膝を上げ
ペニスを扱く左手に添わせ
伸ばす右手の指を
アナルへ挿入する清人は
喘ぎ声を洩らし
躰をガクガクと震わせ
亀頭を親指で刺激したり
勃起するペニスを掌で摩り上げたり
抑揚をつけ
絶頂に達する清人は
激しくペニスを扱き
腹の上へ射精をして見せた
ギシギシとベッドが軋む音が鳴り
清人の横へ立ち上がる男性は
何を血迷ったか
清人の躰へ小便を掛け出し
髪や顔に掛かる尿に
顔を背け起き上がる清人は
滴る尿を振り払い
男性の顔を見上げた
「こんな事をする人を真似て
貴方は満足ですか」
浴室へ駆け込み
シャワーを浴びる清人は
両手で顔を塞ぎ
浴室内へ座り込み
泣き崩れた
暫く経ち
洗面台の前へ
男性が姿を現す気配を感じ
「お金を持って
帰ってください」
謝罪を受付けず
背を向ける清人に
項垂れた男性は
床に散らばる
5万円を拾い集め
清人の服の上に置き
服を着替え
静かに部屋を出て行った
髪と躰を何度も洗い
床へ こびりつく
寿司詰めの残骸を
ゴミ箱へ捨てる清人は
滝の様に窓を打ち鳴らす
雨音を聞きながら
部屋を出た
ホテルの出入口に
折り畳み傘を差す
巨漢の男性が
清人を待つ姿が見え
清人はフロントを通らず
男性の横を通り過ぎた
傘を差し出す男性に
清人は首を振り
軽く会釈をすると
打ち付ける雨の中へ
溶け込んでゆく
隆行のシャツ一枚を着る
清人の凍える躰を
ずぶ濡れにするには
数秒と掛からず
駅ビル下のコンビニで
男性客が支払った金を切り崩し
ビニール傘を買った
稼いだ金に
手を付けてしまった清人は
後戻り出来ない事を
理解した上で
大粒の雨が撃ち鳴らす傘を握り
途切れぬ涙を拭い
咽び泣きながら
関の部屋へ続く
家路を辿り帰って行った
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