強面ヤクザに狙われています〜情報屋の災難〜

ルシア

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再会〜流兎〜

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北條組の組長に出会ってから数日たった
バイトが終わり今日は土曜日で学校がないので帰って寝ようと思う
久しぶりに家で寝る
いつもは友達の家かホテルだからな
あの家は嫌な思い出が多すぎる
嫌なことを忘れようとするように頭を振る
「お先失礼します」
挨拶をしコンビニを出る
家に帰るにはまず裏口から表通りに出なければならない
表通りに出ようとすると
少ししたところに誰が男の人が寄りかかっている
なんか関わっていけないような気がして避けるように早歩きをすると声をかけられる
「おい」
なんか聞いたことがある声だ
明らかに自分にかけられた声だか自分じゃないと心の中で言い訳をする
「おい、そこのお前だよ」
俺の名前はお前じゃないから俺のことじゃないと言い訳しながら歩く
「ラビット」ビクッ
男が言う
なんでお前が知っている?
情報屋としての通り名を呼ばれ反射的に反応してしまう
「ビンゴだな」
は反応してバレてしまった
逃げなくちゃいけないのに足が動かない
動けないでいると帝が近づいてくる
ハッっとして反対側に走り出すが
「霧矢流兎さん逃げちゃダメですよ」
眼鏡の男が道を塞ぐ
しまった挟まれてしまった
ていうなんで本名知っているんだ?
まさかハッキングされた!?
いやそれは無いあれを破るのは不可能だ
「あぁ挟まれたなニヤァ」
考えていると帝の声がする
あ~!?考えている暇なんてなかった
振り返ると意地の悪いそれはもう悪党顔の帝がいる
「すみませんね~逃げ道用意しなくて」
眼鏡の男ががニヤリと笑うこちらも悪党ヅラだ
もうどっちも悪党ヅラしているよぅ!
ていうか眼鏡の男誰だ?
思い出してみる
組長の帝と一緒にいるってことは組長補佐か?あ!?
そうだ!組長補佐だ
無駄に学歴高くて無駄に顔がいいやつだ
帝が近づいてくる
フンッだがな言ってなかったが、俺は身体能力がクソ高い
なぜこんなにいいのか不思議なくらいいい
ここから逃げるなんて造作もない
「来るなっ!」
弱いフリしておく
弱いフリしておけば相手は舐めるもんだ
思った通り帝はニヤニヤしながら近いてくる
帝が手を伸ばしてくる
触れる瞬間タッタッタッ
近くのゴミ箱に足をかけ壁を蹴り帝を越える
「!!?」
2人ともすごい顔になっている
驚いたようだフンッざまぁwwww
だが直ぐに追いかけてくる
さすが北條組の組長だ結構早い
オリンピック出れるんじゃねかって言うくらい早い
逃げた結果・・・捕まりました
えぇ、秒で捕まりましたよ
「捕まったな。手間かけさせやがって」
帝に持たれてた。物理的に
米俵抱えるように
インテリが追いついてくる
「なんですか今の?すごい動きしましたね。素人だとは思えない動きでしたよ」
「あぁ素人ではないな」
「まぁ逃げたんだ、お仕置だなニヤッ」
ん?今なんか言った?
「?お仕置?」
聞き返すがハッとする
「離せよ!」
バタバタするがピクリともしない
「さっきは不意をつかれたが今度はそうはいかない」
「組長車表につけました」
インテリが帰ってくる
もうこいつはインテリでいいインテリと呼ぼう
「あぁ」
帝は返事をすると車の方へ歩く
え?まずいっ!このままいくとお持ち帰りコースじゃないか
「あの、離してください」
控えめにお願いしてみる
「ん?無理だな」
だが返事は否
だがそれで諦める流兎ではない
「離してくれないとあなた達の情報麻生組に流しますよ」
そう、脅しだ。だがそれで折れる奴らじゃなかった
「そうか」
離してくれるのかと期待したが
「ならラビットが学生だってことと本名流すぞ」
脅し返しだ。だが
「いいですよ別に高校なんて言っても意味ないし」
高校なんてどうでもいい
死んだ親ののぞみだからな
本当はあんな奴らのために行く必要なんてないんだ。俺を置いて死んで言ったくせに
「そうか、まずはそのうるさい口を塞がなきゃな」
突然キスされる
驚いて口をかけてしまうすると
帝の舌が口内に入って何かを飲ませてくる
「え?…んッん?ッ……ヤメっやっ」
帝が口の中に入れ飲むのを促す
流兎は苦しくてその薬を飲んでしまった
「てめぇ何飲ませやがった」
「睡眠薬だニヤッ」
楽しげに言う
「眠くならないか?」
「なんでそんなもん……」
意識が飛びそうだクラクラする
「なんでか?……好きだからな」
帝が何か言っているが何言っているか分からない
「クソっ許さn……」
無意識に言ってしまう
流兎は寝てし気を失ってしまう
帝が最後何を言っていたか分からなかったが起きたらその綺麗な顔に1発決めてやる
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