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小さな頃、僕には夢があった。

子供が抱くにはささやかなもので、実際親に話したら「もっと他にないの?騎士とか、お医者さんとか」なんて心配そうな顔で言われたのを覚えている。

『大人になったら、森のなかの小さなお家で一人で静かに暮らしたい』

多分親には寂しい子供だと思われたかもしれない。
実際、周囲の子供よりは人との関わりを進んで持つタイプではなかったし、成長した今だってそうだ。

誰かと一緒にいるよりも、一人でひっそりと平和に生きていきたい。

僕はそういう人間だった。



ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちっ。


「…あ゙っ、んぐっ!っ…」
「クソみてぇに愚図で、っなんにもできねぇお前が、一人で生きていけるわけが、ねぇだろうが!」
「ぁっ、や、ん゙っ……ぅうう」


狭くて薄暗い室内に響くのは肉と肉がぶつかる粘着質な音と自分の口から漏れ出すあられもない喘ぎ、そして深く怒気を孕んだ男の怒鳴り声。

そこらじゅうに性の香りが充満しているというのに、そんなことももはやわからないくらい僕はだいぶ長いことこの部屋のなかで揺さぶられていた。


霞んだ視界には、怒ったように眉を寄せて額に青筋を浮かべている幼馴染の顔と、靴下を履いたままぷらぷらと力なく揺れる自分の足が写っていて、それ以外は涙で歪んでよく見えない。

そして、ぐちぐちと下半身から聞こえてくる水音とその度に感じる背骨を突き刺すような快感。


そう、僕は今なぜだか幼馴染に犯されている真っ最中だ。


僕は男だ。
そして、今目の前にいる僕の幼馴染も男。
そうなると、今現在僕の尻に、凶悪な形をした長大な性器を出し入れしているのも男なわけで。


「やめて、っガル…!もうきついっ、お願いっ、ぬいてっ…!抜い…」
「うるさい」
「ぁぐっ」


ごちゅん。

ぐぽっ。


腹の奥、きっと届いてはいけない場所に凄まじい質量のものを叩きつけられて、脳みそが揺さぶられたように視界がパチパチと弾けた。


ああ、だめだ、だめだこれ。
気持ちいい。
気持ちいい。
気持ちいい!

だめだ、頭が回らない。 

あ、ああ、気持ちいい、違う違う、そうじゃない。


「ひっ……ぁ、あああぁっ!や、ガル、がる…ぅ…」
「っ暴れんな」
「~~~~~…っ!」


ぐっ、とまた一段奥に嵌め込まれて、降りてこられないくらいの大き過ぎる快感に手足をバタバタとさせていると上から無理矢理抑え込まれる。
耳元で低い呻き声が聞こえたと思った時には腹の奥に生暖かい何かが注がれる感覚に鼻から息が抜けていった。

抑えられたせいでうまく快感を逃せなかった身体をしつこく快感の波が襲って来て、すっかり萎んでしまった自分の陰茎から絶え間なく何かが流れ出ていく感覚に体を震わせた。


「…っは、漏らしたの?汚ねぇな」
「はぁ……ぁ、っ、ごめ…なさ…っん」
「いつまで出してんだ。大人だろお前、恥ずかしくないのかよ」
「っ、ふ…ぅう…や、…ぐすっ、ぁ、う、ごめんなさいっ…止まんない、たすけて、助けて、ガルっ……」


ショロショロと自分と幼馴染の体を汚していく陰茎をどうすればいいかわからず、震える手でぎゅっと抑えるが、勢いは弱まっても出てくるのは止められない。

泣きながらチンコを掴んでいる僕を幼馴染のガルは心底汚いものを見るような目で見下ろしていた。

恥ずかしいに決まってる。
死にたいくらいだ。
19にもなって、幼馴染に失禁したところを見られた。

それでも消えていかない快感にふるふると震える。


汗やら精液やら尿で汚れた片手で顔を覆って乱れた息を整えていると、腹のなかに残ったままのガルのものが、なぜか再び硬く膨らんで芯をもっていく。


「……ぁ、ぅ…ガル…?」

「がるっ、ガル、もう無理、お願いっ」

「俺に命令すんな」
「うあ゙っ!」


……ああ、僕はなんでこの幼馴染から逃げようだなんて考えてしまったんだろうか。

過去に戻れるのなら、数時間前の自分に言い聞かせてやりたい。

あの幼馴染から逃げられるわけがないのだから、大人しく全て受け入れて従順に言うことを聞いていればいいんだと。







僕の幼馴染は、街でも有名な子供だった。
領主様の息子だったこともあるけど、整った容姿に恵まれた体格、成績も街の学校では常にトップでおまけに数少ない魔法持ち。
話題にならないほうがおかしな話だ。


「魔法見せてよ」
「火出す奴俺も見たい!」
「いいなあ、かっこいいなぁ」

「ガル君、私ガル君のことがずっと好きで…」
「ガル君って大人になったら領主様になるんでしょ?すごいね、お金持ちじゃん」
「私ガル君と結婚した~い!」


ガルの周りには常に誰かがいて、褒めたり、尊敬の眼差しを送ったり、好意を向けていたり。
とにかく欠点などない完璧人間。
それがガルだった。

そんな人間と、普通の薬局の一人息子である僕がどうして幼馴染なんてことになっているのかというと、ガルの母親が病気がちで、たびたびうちの薬局が領主様の屋敷に出入りしていたからだ。

煌びやかで僕たち平民の家の数倍は広い屋敷の柱の影からこちらをジッと見ていたガルに、そのときは多分僕から話しかけた。


「鈍臭そうな奴だな」
「えへへへ…」


なんて話しかけたかまではもう思い出せないけれど、そのころからガルはガルだった。
街の子たちとは普通に喋るのに、僕に対しては終始辛辣。
小さな頃から罵詈雑言を浴びせられ、それでも大人の前では『いつものガル君』を装うせいで、僕の訴えは周囲の大人には全く聞く耳を持ってもらえない。


「ガルが、僕のことノロマだって、何もできない落ちこぼれだって言ったんだ。本当だよ」
「ガル君はそんなこと言う子じゃないわ。あなたの聞き間違いじゃないの?」
「ユパ、いくらガル君と喧嘩したからって嘘を言うのはダメだ。今日は外で寝なさい。嘘つきに与える食事はない」



この始末だ。



厳しい両親は僕の言葉を信じてくれたことなどただの一度もなかった。
正直領主様の息子が本当に僕をいじめているんだと信じてくれたところで平民である両親にできることなんてないだろう。
だけど、完璧に嘘つきは僕で、その被害者がガル、という関係図が両親の頭の中に出来上がっていることがどうしようもなく悲しかった。


学校に通えばいつのまにか教材を井戸に捨てられ、それを拾おうとしていたところを突き落とされて結構な騒ぎになった。その時は、「人騒がせな問題児だ」と教師になじられ、ガルに押されたんだと訴えてみれば信じられないものを見るような目で見られ、「嘘をつくな」と気絶するまで父親に殴られた。

愚図だとかノロマだとか大抵の蔑称は総浚いに呼ばれて来て、僕の自己肯定感というものは齢10歳にしてマイナスまで叩き落とされていたし、ガルとは違う意味で目立っていた僕に親しい友人なんて一人もできなかった。近寄ってくる人間がそもそもガル以外いなかったこともある。


これまで全部嘘みたいな話だし、僕だって嘘だと思いたいけれど、僕は昔から嘘なんてついたことは一度もないのだ。


17歳になって学校を卒業し、親が薬局の仕事を僕に手伝わせるようになってからはガルの手は薬局まで伸びて来た。
それは19歳になった今も変わらない。


「おいグズ、さっさと用意しろよ。さっきから何やってんだ、俺のところの薬を先に出せ」
「でも、先に予約が入って…」
「ぐだぐだ言うな、最優先は俺だろうが。仕事もまともにできないのかよ」


ドンっとカウンターを蹴り上げられて、机の上に用意していた他のお客さんに渡すはずの薬袋がパラパラと床に散らばる。
片付けようとカウンターから出て床に手を伸ばすと、靴で手の甲ごと薬袋を踏み潰されて中身がさらに散らばった。


あぁあ、廃棄だな。 
また僕の給料減っちゃう。


「い、痛い、離して」
「はあ?俺に命令してんの?お前が?」
「命令じゃ…」
「命令じゃないならなんだよ。頼み事するときは頭床に擦り付けて泣いて頼めってずっと言ってんだろ」
「……お願い…します、足をどけて」


退けてください。
そう言って頭を床に持って行こうとしたその瞬間、僕の手からガルの足が退けられて、タイミング良くガチャリと薬局の扉が開いた。


「こんにちは~!薬受け取りに来ました~!」


つい最近向かいにできた帽子屋さんの店主であるハロルドさんが、爽やかな笑顔で扉を開いて入ってくる。
ガルはそれを察知して足を退けたんだろう。
こういうところがガルの嫌なところだ。

ガルは今気がついたかのように床に散らばった薬を手早く拾い上げて、なんでもないような顔で僕に「ほら」とそれを渡して来た。


「………ありがとう」
「あちゃーユパ君、薬落としちゃったのかい?も~、ドジなんだから」
「すみません。ハロルドさんにお渡しする予定のものだったんですけど…」
「いいよいいよ、落としたのは薬袋だろう?中身が無事なら僕は気にしないさ!」
「でも」
「いいからいいから。あ、一袋破けちゃったんだね。じゃあ残りを貰って行ってもいいかな?いくらになる?」


嵐のように話し続けるハロルドさんに流されに流され、結局床に落ちた5袋と無事に机に残っていた8袋を持って行ってもらうことになってしまい、申しわけなさすぎてぺこぺこ頭を下げていたら「そんなに頭を降っていたら目が回ってしまうよ、顔を上げてユパ君」と宥められた。

素直に顔をあげると、優しい表情をしたハロルドさんがじっとこちらを見つめていて、「誰だってミスくらいするさ」と僕の頭をポンポンと優しく撫でた。

優しい手のひらが暖かくて気持ちがいい。

親にだって頭を撫でられたことがないせいで、変に気恥ずかしくて多分すごく変な顔をしていたと思う。


ハロルドさんは最近引っ越して来た人だから、僕のことを知らない。
だからこうやって、会うたびに優しくしてくれる。
それがどうにも嬉しくて、ハロルドさんが来るとつい顔が緩んでしまうけれど、きっと僕が『嘘つき』だって知ったらあんな顔はしてくれなくなるんだろう。


「じゃあまた来週来るよ!」
「はい、ありがとうございましたハロルドさん」
「いいえ~!頑張ってね!」


カランカランと扉の鐘を鳴らしながら去って行った後ろ姿をしばらく眺めていると、視界の端からバンっと腕が伸びて来た。


「ヘラヘラ笑ってんじゃねぇよ、不細工」


ハロルドさんが出て行って、静まり返った店内にガルの低い声が響いて現実に引き戻される。


そうだ、そうだった。


ああ、


「ホモかよお前」


もう、


「気持ち悪ぃ」


誰も僕を知らないところに、どこか遠くに、


「死ねよクソホモ」



逃げてしまいたい。



こうして僕の心は19年かけて、ゆっくりゆっくり、だけど確実に折られてしまった。








1週間分の食事に、マッチとロープ、
、薬を調合する道具一式。
そして最後に小さなナイフを大きめのリュックサックにぎゅうぎゅうに詰め込んで、ふぅっと息をつく。

隣町まで行くには山をいくつか越える必要がある。
馬で走れば3、4日で着くけれど、馬を買うには手持ちのお金がギリギリ足りなかった。
だから歩きだ。
道すがら薬草を摘んで、調合した薬を街で売れば馬を買えるくらいのお金が用意できるだろう。

それからは自分が行きたい場所に旅をして、薬を売りながらどこか綺麗な森のなかに小屋を建てるんだ。

そこで一人で静かに暮らそう。
犬を飼うのもいいかもしれない。


逃げたい、そうはっきりと考えてしまってから、僕はただずっと、この街から、あの幼馴染から逃げることばかりを考えていた。

街を出る算段がつけば、どうして今までここを出ようとしなかったのか過去の自分が酷くアホらしく感じる。


大丈夫、僕はもう大人だ。
薬草の知識もあるし、小さな頃から父さんの手伝いをしていたから大抵の薬は調合できる。
立派に独り立ちできる力はもう持ってるんだ。


あとは夜になるのを待つだけ。
夜になったら家の裏口からこっそり抜け出して山に入ろう。夜の山は狼がいて危ないから、父さんが時々使ってた山小屋に一泊して、夜が明けたら僕の旅は始まる。

不安や心配事も多少ありはするが、それよりも期待で胸がドキドキしていた。



両親も寝静まり、街の電気もポツポツと消え始めた頃、軋む廊下を重たいリュックを背負って静かに静かに進んで裏口から外に出る。
振り返って見上げた2階の窓は既に暗く、両親ともこの時間になれば朝まで絶対に目を覚ますことはない。


ーーーーーーーー

父さん、母さん

二人がよく言ってた「嘘つきにはなるな」って言葉。
二人は信じてくれなかったけど僕この19年間一度だって破ったことはなかったよ。
この街で僕が腫れ物扱いされていたせいで、薬局も悪く言われていたのを僕はよく知ってる。
もしかしたら、僕なんて産まなきゃ良かったって後悔してるかもしれない。
ごめんね。

だからこの家から出て行くよ。
今まで育ててくれてありがとう。

ユパ

ーーーーーーーー


昨晩書いた両親宛の手紙を裏口の扉の下に挟み込み、深く息を吸い込む。

これでお別れだ。
2度と戻るつもりも会うつもりもない。
父さんと母さんには感謝こそすれ、思っていたより大して離れがたさは感じなかった。

それに何より、あのガルから離れることができる。
僕の人生をめちゃくちゃにした相手に少しも仕返しできないのは悔しいけれど、もうそれも些細な話だ。

この街であった19年間の思い出は全て捨てて、僕は新しく生まれ変わる。


そんな風にこれから始まる旅路に胸を踊らせて軽い足取りで呑気に山道に入って行った僕を、そのとき誰かが見ていたことに気づきもしていなかった。







慣れた山道を進んで山小屋に着くと、持っていた合鍵で扉を開く。
しばらく使われていなかったのか、だいぶ埃臭くて寝れたものではなさそうだったけれど、フカフカのソファーに腰を下ろして一息ついた。

このソファーは小さな頃、父さんにここに連れて来てもらった時によく座っていたっけ。
ふかふかで、体が沈み込んでいくのが気持ちよくて、まだ辛うじて仲が良かった時期にガルも招待したことがあったな。


そういえば、小さな頃のことはあまり覚えていないけれど、確か学校に入るまではガルともそこそこ仲が良かったと思う。

じゃあなんでこんなことになっちゃったんだろうか。
僕が愚図でノロマだから、ガルも俺を嫌いになったんだろうか。

……まあ、もういいや。
多分考えるだけ無駄なんだろう。


そんなことを考えながらうつらうつらと意識は遠のいていく。



サク、サク、サク。

サク、サク、サク。

パキッ。


……あれ?なんだろう。
さっきから、小屋の外で何か音がする。
そういえば僕、小屋の鍵閉めたっけ。

狐でもいるのかな。
それともうさぎかな。
それにしては足音が大きい。

ああ、もうなんでもいいから。
僕は明日からたくさん歩かなきゃいけないんだ。
だから、寝させてくれ。





……………ガチャ。







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