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第11話 創造型と再現型のハイブリッド「エリートスーパーマン」

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今回は創造型と再現型のハイブリッド、別名「司令官」ともいわれるエリートスーパーマン(以下エリート)についてです。
みげか診断における共感性が1しかないこのタイプは社会から浮き立ってしまうからか、すごく目立ちます。たとえば2チャンネルなどを立ち上げ日本にデジタル化の波をもたらしたひろゆき氏などは典型的なエリートです。独創性ととびぬけた経営能力で時の人となり、現在も独走を続けています。とことん嫌われることも多いのですが意に介していない様子。社会との協調を旨とする共感性のカケラもなさそうです。
スポーツ界でエリートといえば、アテネオリンピック並びに北京オリンピック100m平泳ぎ、200m平泳ぎの2連覇2冠の金メダリストに輝いた北島康介選手。2002年W杯でサッカー日本代表を引っ張った原動力とも言うべき中田英寿選手とフィリップ・トルシエ監督が挙げられます。自分のやり方を通しつつ「勝ちに行く」使命感を大事にした人々でもあります。俳優ではダンサーとしても活躍する森山未來さんが挙げられます。
エリートタイプは音楽界でも目を引く存在。ハチこと米津玄師さんは数々のヒット曲を飛ばし多くの殿堂入りを果たす、まさに才能の塊と言ってよい存在です。また指揮者の小澤征爾さん、アーティストの佐野元春さんは両者ともみげか=5:1:4。小澤さんは『ボクの音楽武者修行』に代表されるように新しい道を切り開き「世界のオザワ」に輝いた方ですし、佐野元春さんも社会問題を意識的に掲げながら第一線で音楽活動に邁進されておりファンを決して飽きさせません。
佐野さんの熱烈ファンの一人を公言し、佐野さんの楽曲を基にまとめた短編集『アンジェリーナ』の作者である芥川賞作家・小川洋子さんもこのタイプ。ごく最近まで「Panasonic Melodious Library」という息の長いラジオ番組のパーソナリティをお勤めになってましたが、「素晴らしい読書の世界をリスナーと共有したい」という使命感がそうさせたのでしょう。ノーベル賞候補とも噂され、現在も各分野で精力的な活動を繰り広げておられます。同じ芥川賞作家の村上龍さんもみげか=4:1:5で、社会問題の底にながれる人間の集団心理をたゆみなく描いた作品を発表しつづけておられます。

女性のエリートタイプも見ていきましょう。
音楽界では若年ながら爆発的人気を誇り「顔出しを一切しない」主義を徹底しているAdoさん、女優でありモデルでもある黒木メイサさんは鋭い表現力と行動力とでワールドワイドな活躍を続けていらっしゃいます。スポーツ界では「テニスコートの女王」の異名を持つ伊達公子選手がエリートです。
漫画界では『地球テラへ……』で爆発的ヒットを記録、『風と木のうた』でボーイズラブの元祖としての地位を確立し、漫画家として日本初の大学の専任教員を経て京都精華大学学長まで務めた竹宮恵子さん。それから、少年漫画の分野における女性漫画家の草分け的存在で数々のメガヒット作を生み出した高橋留美子さんなどもエリートタイプです。

……とまあ、エリートタイプについていろいろ綴ってきましたが、クルミさんのような共感型タイプ、ことに共感型特化タイプがどんなに憧れても彼ら彼女らのようにはなれません(きっぱり)。
同じ理由で、未来創造の要素が2以下である再現型もこのように行動するのは無理です(きっぱり)。
エリートは天から下ってくる直感を受け取る感受性と、それを信じたゆみなく努力しつづける実行力の両方を兼ね備えた存在で、それらは努力だけでは如何ともしがたいものであります。
自分に足りないものを欲するのではなく、むしろエリートに足りないものを彼ら彼女らにあわせて提供する人材になること。それは「みげか」の要件を満たし、ひいてはグループ全体の成功へとつながっていくのです。
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2サイトのURLを紹介しておきます。
・みげか3タイプ診断(すきづきん) https://coconala.com/services/2758631?ref=profile_top_service
・創造と再現と共感のあいだ https://novelup.plus/story/323748347
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