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第06話 共感型の穴~水原一平氏の事例から

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いま世間を騒がせている大規模横領事件の当事者について「みげか診断」の立場から分析を試みます。

念のためお断りをいれます。
クルミアルクは水原氏と全く接触がなく憶測で書き進めます、が、水原氏が「共感型」であることはほぼ確定のようです。大谷選手の「影武者」という題字がマスメディアを飾りましたが、これはまさに共感型の行動です。主となることはなくあくまで脇役。共感型の持ち味は空気であり水であることですから、さざ波を立てるくらいの位置づけがちょうど良いのです。

ところが。大谷選手の専属通訳となってからは水谷氏自身へのフォーカスも多く当たるようになりました。大谷選手のかわりに兜をかぶったりする行動で多くのファンから声援を浴びたのは好事例ですね。ネット上の書き込みもお二人が良い仲であることを喜ぶものが多く見られました。

ここに、共感型の落とし穴があります。
みげか診断において共感型はあくまで「従」「影」の存在であることが最適解であります。創造型と再現型を支える「縁の下の力持ち」。表に立つことがないわけではない、のですが、その場所に立つことが当たり前であってはならない。厳しいことを書きますが、頑張りの向こうにある栄光はあくまでチームのものであって個人のものではないのです。

ところが。現在共感型は「現在」と名がつくように「今」報われることを求めます。「今」評価され、「今」報酬があることに重点を置きがちです。
この点は他2タイプと全く違います。
例えば過去再現型でしたら、自分の頑張りを信じてわき目もふらず努力を重ねることが可能です。たとえ他の情報に目を向けてもそれは自らの中で優先度が低いため、モチベーションを維持できます。他者に振り回されないことは過去再現型の特徴であり利点です。
また未来創造型でしたら、そもそも生きること自体が未来のためにあるので「今」どうあっても「未来」に興味がいっちゃってます。他者の意見を適当につまみ食いするのが創造型の特徴で、危なっかしく見えるのですけど爆速のエネルギーで先へ先へと駆け抜けてしまいます。ですから現在の状況にそこまで拘泥しないのです。

現在共感型に話を戻しましょう。
他2タイプの個性が大きいため、水でありゼリーであり影である共感型は脚光を浴びるポジションにいることがあまりありません。そして、他2タイプもそれなりに懸命に生きているためか、共感型が自分たちを輝かせるために水面下でいろいろ動いていることに気づかない。

特に再現型は「自分が一番」と考える傾向が非常に強く、共感型の働きに鈍感になってます。
再現型が複数人いる場合、共感型は無意識にその場の最大公約数をはじき出します。AさんBさんCさんの意見がまちまちであっても、その中の共通項を見出してそこから場をまとめ上げようとします。Aさんが不機嫌なら話しかけ、Bさんが欲しがりそうなものを探し出してプレゼントしたり、Cさんに寄り添って笑顔で励ましたりします。しかも、メンバーの一人に創造型がいる場合はほぼ100%の確率で再現型がその場から創造型を締め出そうとするので、共感型が間に立ってフォローをし、創造型の良い働きが再現型にとっても益であることを強調したりします。
ですが、再現型が共感型の働きに気づくことは非常に、非常にまれです。共感型がなんとかその場の意見をまとめ上げて目標を達成したとき、再現型メンバーは各々の正しさを誇ります。水面下で意見のすり合わせをした共感型への感謝を口にする再現型は非常に少ないのです。

そういったことが積み重なりますと、「今」報われたいと願う現在共感型は、手詰まりを感じるととんでもない行動に出ます。ギャンブル依存症、アルコール依存症、セックス依存症など。「今」幸せになれることを探してそこに没頭します。それが犯罪であってもブレーキをかけることができない。一度脚光を浴びてしまい快感を追求し続けてしまった水原氏はまさにその例だったと思われます。
ちなみに、「報われたい」気持ちにブレーキかけちゃった共感型は、そのまま死ぬケースもあります。満たされない共感型は非常に情緒不安定なため、ぽっくり逝きます。その時になってやっと他2タイプは「そんなに辛いならどうして言ってくれなかったの?」と騒ぐのですが後の祭りです。

共感型を活かそうと思われるのでしたら、どうか温かい掛け声を決して忘れないでください。
「がんばっているね」
「君のおかげだよ」
「いつもありがとう」
「たまには君のやりたいことを言ってごらん」
これだけの言葉をもらうだけで、共感型は安定感を取り戻します。評価されたことに存在価値を見出した共感型は今まで以上に水面下の調整役をすすんで行うことでしょう。
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2サイトのURLを紹介しておきます。
・みげか3タイプ診断(すきづきん) https://coconala.com/services/2758631?ref=profile_top_service
・創造と再現と共感のあいだ https://novelup.plus/story/323748347
感想 1

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