MIGEKAのとびら

くるみあるく

文字の大きさ
上 下
3 / 21

第02話 「水になれ」ブルース・リーと、共感型について考える

しおりを挟む

この画像は、未来創造型(✴︎)と過去再現型(▷)がせめぎ合う現代社会を簡単に図にしたものです。Adobe Express から借りて来ました。
過去再現型は集合してきっちり面を描くことが可能なのですが、未来創造型はどうしてもはみ出てしまいます。それが過去再現型には気に食わない点です。
また、未来創造型はきっちりしている過去再現型を理解しづらいようです。

さて、この図には現在共感型がいます。どこかわかりますか?

ジグザグの線? いいえ、違います。
実は、現在共感型は見えない。空気のような、水のような、周囲を包み込むゼリーのような存在です。ジグザグの線は現在共感型が立てた波形の一部で、普段は目立たないのですが波が立つことで彼らの存在価値がわかることも多いです。

最近、ブルース・リーの「水になれ Be Water」という言葉が脚光を浴びています。水は様々な形に応じて容易に姿を変え、圧倒的な破壊力を持つ。香港などで民主化運動のスローガンとして用いられるようになりました。

そのブルース・リーですが、ストイックな生き方と的確なカンフーで世界中を魅了しました。東洋思想に通じ、宮本武蔵の『五輪書』を愛読していたと伝えられます。
ブルースの「みげか診断」は5:1:4の典型的な「エリート」タイプで、現在共感型とは真逆。つまりブルース本人は全くと言っていいほど共感性はない。時代が彼に追いついた結果「水になれ」という言葉が脚光を浴びているというのが現状です。

現在共感型は、例えばドレッシングの油に喩えることができます。ピリッとする胡椒と堅実な味付けを演出する岩塩を上手くブレンドすることで美味しさを提案します。どちらの良さも引き立てる、舞台の下の力持ちなのです。
ですから現在共感型が少ない組織は未来創造型と過去再現型がぶつかり合い、すぐバラバラになります。過去再現型同士だと尚更、互いに譲らないので破局に陥ります。一見華々しい活躍とは距離があるように思える現在共感型ですが、まとまった組織には必要な存在です。

同じくブルースの言葉として有名なのが「Don’t think, feel」。感じるままに動く、まさに共感型の生き方そのもの。八方美人的で最良を求めようとして、他のタイプからはフラフラと不安定に見えるんだって。
もっとも現在共感型はそれなりに日々思い悩みながら生きているのですけど。どうしても決心をつけるのが遅くなるんですよ。
(ちなみに宮本武蔵は3:1:6の再現特化のようです。京都の遊郭にゆかりのある人物としても知られています)

しおりを挟む
2サイトのURLを紹介しておきます。
・みげか3タイプ診断(すきづきん) https://coconala.com/services/2758631?ref=profile_top_service
・創造と再現と共感のあいだ https://novelup.plus/story/323748347
感想 1

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

クルマについてのエトセトラⅡ

詩川貴彦
エッセイ・ノンフィクション
また始まるよ!! しつこいようですがまた書いていきたいと思います。 理由は? 理由はお金も体力も嗜好品も趣味もなくて、暇だけはあって、要するに貧乏で暇だからです(泣)

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

カレイなる日々

隠井迅
エッセイ・ノンフィクション
2022年の夏から巡り始めた書き手のカレー題材のエッセイです。

楽に生きてる

シュ
エッセイ・ノンフィクション
日記

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

生きる 〜アルコール依存症と戦って〜

いしかわ もずく(ペンネーム)
エッセイ・ノンフィクション
皆より酒が強いと思っていた。最初はごく普通の酒豪だとしか思わなかった。 それがいつに間にか自分で自分をコントロールできないほどの酒浸りに陥ってしまい家族、仕事そして最後は自己破産。 残されたものはたったのひとつ。 命だけ。 アルコール依存専門病院に7回の入退院を繰り返しながら、底なし沼から社会復帰していった著者の12年にわたるセミ・ドキュメンタリー 現在、医療従事者として現役。2024年3月で還暦を迎える男の物語。

処理中です...