35 / 47
33.スペイン語の壁はサグラダファミリアより高い
しおりを挟む
ひどい当て逃げ事故だった。
俺は理不尽な思いと痛む右手を抱えてやっと昇降口を出た。いつの間にか太陽が高くなっていて、すっかり午後の日差しだ。今日は朝からついていない。やっぱりおとなしく部屋に引きこもっているべきだったんだ。
もう絶対にここから一歩も出ないと誓って寮の玄関をくぐると安心したのか、朝からろくな食事を取っていなかった俺の腹が元気に鳴りだした。部屋に何か食料はあっただろうかと考えながらエレベーターが降りてくるのを待っていると、後ろから声をかけられた。
「蛍!」
「あ、悠悟さん」
声に振り向いてその大きな人影を認めたかと思うと、次の瞬間には悠悟さんにすっぽりと抱きすくめられていた。相変わらずスキンシップが激しい。幸い他に誰もいなかったからよかったようなものの、一般生徒に見られでもしたら刺されかねない。怯えながら小さく身動ぎするとぱっと解放してくれた悠悟さんだが、鼻が触れ合いそうなほど顔を寄せ俺の頬を撫でて笑った。いちいち距離が近いんだよな、距離が……。
「Te ves hermosa hoy, mi 蛍, y te amo」
何を言っているかわからないので苦笑いで返すと満足したのかやっと悠悟さんは離れてくれた。最近悠悟さんのスペイン語率高すぎない? 日本人のほとんどがスペイン語に堪能だとでも思っているのだろうか。え、それとも俺がわからないのが異常なの? 俺の知らないうちに日本人の第二言語がスペイン語にでもなっていたんだろうか。
考え込む俺の隣にぴったりと並んだ悠悟さんは俺の肩に腕を回した。距離感……誰かこの人に慎ましい日本人の距離感を教えてあげてくれ……。それだけ俺のことを気の置けない友人と思ってくれてるのかもしれないが、天下の生徒会の役員様で先輩でイケメンに距離なしで近づかれるとこちらは卑屈になるしかなく、心臓に大変よろしくない。
かと言ってもう少し距離をとってほしいと日本語に不慣れな相手を傷つけることなく伝える方法などモブの俺には到底わからないので、部屋に着くまでの辛抱だと諦めてエレベーターの到着を待った。どうかどうかこのまま誰にも会いませんようにと祈りながら。
「そういえば、今日は生徒会の会議があるんですよね、もう終わったんですか?」
「いや、después de esto。antes de食事」
「え、でも今日は日曜日だから、この時間は寮の食堂閉まってますよ?」
俺が言うと、悠悟さんは首を傾げて不思議そうな顔をした。
「上のRestaurante、いつでも、開いてる」
上、つまり生徒会役員専用の最上階の食堂は土日も関係なく開いているらしい。しかもいつでも、という言葉から察するに時間帯も選ばずなのだろう。生徒会役員の特権が規格外すぎて俺にはもうよくわからない。しかも生徒会役員用レストランは某三つ星レストランのシェフがいる食堂という噂もある。きっと出てくる食事もまさしく天上界の味なんだろう。そんなことを想像したらとかく食に関して強欲な俺の腹の虫がぐぅと主張してきた。すぐ隣の悠悟さんにも当然その音は聞こえてしまったようで、小さく笑われたが
「蛍も、一緒、食べよう」
と言って、到着したエレベーターに先に乗り込んだ悠悟さんは最上階のボタンを押した。ちょうど食事を取るつもりだったところへのこの誘いを食い意地の張っている俺が断れるはずもなく、俺は素直に悠悟さんについて行くことにしたのだ。
しかし、俺はその時の自分の軽率さを後悔した。心から後悔した。
なぜだ。なぜいつも目先の食欲にとらわれてしまうんだ俺は。ちくしょう! お前はいつもそうだ。食事があの呪いの契約の発動条件だと知っていたはずなのに、なぜ微塵もそこに考えが及ばなかったのか……!
ちょっとおいしい定食でも食べられるかなと呑気に考えていた俺は、前菜から始まったまさかのフルコースに緊張していた。だから悠悟さんのスイッチが入った瞬間にも気づかなかったのだ。そして食後のコーヒーが出された今どうなっているかというと、悠悟さんとの距離がほぼゼロになりました……。
俺の対面に座っていたはずの悠悟さんはいつの間にか隣の椅子に腰掛け片肘をテーブルについている。体を俺の方に傾け、今にも唇がくっついてしまいそうな距離でずっと何かを喋っている。
「蛍, mi amor. El tiempo en que no puedo verte es tan largo como la eternidad para mí.」
俺の頬に手を添えながら、蕩けたような瞳で囁かれる言葉。言っている内容は全くわからないが、多分わからない方がいいんだろうということだけはわかる。俺はただひたすら唇がくっつかないように細心の注意を払いつつ愛想笑いを返すしかできなかった。
悠悟さんとは前にも一緒に食事をしたことがあったが、こんな風にはならなかったのに。一体前回と何が違うというのか。
「Quiero que vengas a España conmigo después de que me gradúe」
悠悟さんが一際真剣な眼差しで見つめてきた。相変わらず肯定も否定もせずにいると、ふと顔が離れ俺の手を取られた。なぜか左手の薬指を執拗に撫でながら
「スペイン、来て。¿Te casarás conmigo?」
緊張した面持ちの悠悟さんはそう言った。俺は至近距離のイケメンという視界の暴力からやっと解放され、久しぶりの日本語を耳にし、しかもその内容が想像していたよりもずっと平和だったことにすっかり安心してしまった。
悠悟さんの案内でスペイン旅行というのはなかなか楽しいかもしれない。そう考えて
「はい喜んでー!」
と居酒屋店員のように元気よく答えてしまった。旅費とか日程とか細かい懸念事項はあるが、きっと悠悟さんの方も社交辞令だろう。俺だって外国で仲いい友人ができたら「今度日本に遊びに来てよ」くらいは世間話のついでに言うと思う。だから深く考えずに答えたのだが。
「蛍……! ありがとう、Juro que te amaré para siempre」
ハグというにはあまりに激しい抱擁を受け、全身の骨が軋んだ音を立てた。ぎゅうぎゅうと締めつけられ呼吸も満足にできない。先ほど食べた料理が飛び出てこないよう息を詰めているから余計に苦しい。悠悟さんはまたスペイン語で何かを一所懸命話しているがこちらは酸欠で視界が白くなってきてそれどころではない。……あれ、そういえば子どもの頃雪に貸したポケモンのソフト返してもらったっけ? ってなんで今の状況でこんなこと思い出したんだろう。……待て待てもしかしてこれはいわゆる走馬灯ってやつでは……? 幼少期の思い出が蘇り始めてるんだが!? 俺、死ぬのか!?
思い出が中学時代まで至った頃、やっと悠悟さんが腕を解いてくれた。肩で息をする蒼白な顔面の俺に気づいて酷く慌てていた。俺は中二病を患っていた過去の思い出に違う意味で瀕死になっていた。指なし黒革手袋を着けていた俺、滅せよ……!!
その後は、部屋まで送るという悠悟さんの申し出を、結局食事もご馳走になってしまった身で申し訳ないと丁重にお断りし、部屋に資料を取りに戻るという悠悟さんとはその場で別れた。エレベーターに乗り込んで、一人きりの空間にほっと息を吐く。
突然の生命の危機に忘れていたけれど、もしも本当にスペインに行けたら楽しいだろうなと夢想する。優しくて気遣いに溢れる悠悟さんの案内で観光名所を巡って、美味いものを食べて、最高の旅になるだろう。けれどそれは結局”夢想”に過ぎない。明日になれば悠悟さんとの接点もきっとそれきりになるのだ。その他大勢に埋もれるモブの俺に気づいて駆け寄ってきてくれることも、少々困るが全身で嬉しさを表してくれるスキンシップもなくなるだろう。いっそ悠悟さんの視力がモブかどうかも判別つかないくらい悪いままだったら、もしかしたら友人関係が続いたかもしれないなどと性根の曲がったことを考え始めた自分が嫌になって、俺は位置を示すエレベーターのランプを無心で眺めることにした。
最上階から二階分降りた時に、エレベーターが速度を落とした。誰かが乗ってくるのだろう。何の気なしに開くドアを眺めていると、そこに立っていた思わぬ人物に俺は息を呑んだ。そして戸惑いのあまり
「入ってます!」
とトイレの個室で使うような言葉を叫んで、「閉」ボタンを連打した。しかし、閉まりかけたドアに体を挟み再びドアを開かせ、その人は言った。
「酷いなぁ、蛍くん」
ゆっくりと中に入ってきた城之内先輩はうっそりと微笑み、その背後で静かにドアが閉まったのだった。
俺は理不尽な思いと痛む右手を抱えてやっと昇降口を出た。いつの間にか太陽が高くなっていて、すっかり午後の日差しだ。今日は朝からついていない。やっぱりおとなしく部屋に引きこもっているべきだったんだ。
もう絶対にここから一歩も出ないと誓って寮の玄関をくぐると安心したのか、朝からろくな食事を取っていなかった俺の腹が元気に鳴りだした。部屋に何か食料はあっただろうかと考えながらエレベーターが降りてくるのを待っていると、後ろから声をかけられた。
「蛍!」
「あ、悠悟さん」
声に振り向いてその大きな人影を認めたかと思うと、次の瞬間には悠悟さんにすっぽりと抱きすくめられていた。相変わらずスキンシップが激しい。幸い他に誰もいなかったからよかったようなものの、一般生徒に見られでもしたら刺されかねない。怯えながら小さく身動ぎするとぱっと解放してくれた悠悟さんだが、鼻が触れ合いそうなほど顔を寄せ俺の頬を撫でて笑った。いちいち距離が近いんだよな、距離が……。
「Te ves hermosa hoy, mi 蛍, y te amo」
何を言っているかわからないので苦笑いで返すと満足したのかやっと悠悟さんは離れてくれた。最近悠悟さんのスペイン語率高すぎない? 日本人のほとんどがスペイン語に堪能だとでも思っているのだろうか。え、それとも俺がわからないのが異常なの? 俺の知らないうちに日本人の第二言語がスペイン語にでもなっていたんだろうか。
考え込む俺の隣にぴったりと並んだ悠悟さんは俺の肩に腕を回した。距離感……誰かこの人に慎ましい日本人の距離感を教えてあげてくれ……。それだけ俺のことを気の置けない友人と思ってくれてるのかもしれないが、天下の生徒会の役員様で先輩でイケメンに距離なしで近づかれるとこちらは卑屈になるしかなく、心臓に大変よろしくない。
かと言ってもう少し距離をとってほしいと日本語に不慣れな相手を傷つけることなく伝える方法などモブの俺には到底わからないので、部屋に着くまでの辛抱だと諦めてエレベーターの到着を待った。どうかどうかこのまま誰にも会いませんようにと祈りながら。
「そういえば、今日は生徒会の会議があるんですよね、もう終わったんですか?」
「いや、después de esto。antes de食事」
「え、でも今日は日曜日だから、この時間は寮の食堂閉まってますよ?」
俺が言うと、悠悟さんは首を傾げて不思議そうな顔をした。
「上のRestaurante、いつでも、開いてる」
上、つまり生徒会役員専用の最上階の食堂は土日も関係なく開いているらしい。しかもいつでも、という言葉から察するに時間帯も選ばずなのだろう。生徒会役員の特権が規格外すぎて俺にはもうよくわからない。しかも生徒会役員用レストランは某三つ星レストランのシェフがいる食堂という噂もある。きっと出てくる食事もまさしく天上界の味なんだろう。そんなことを想像したらとかく食に関して強欲な俺の腹の虫がぐぅと主張してきた。すぐ隣の悠悟さんにも当然その音は聞こえてしまったようで、小さく笑われたが
「蛍も、一緒、食べよう」
と言って、到着したエレベーターに先に乗り込んだ悠悟さんは最上階のボタンを押した。ちょうど食事を取るつもりだったところへのこの誘いを食い意地の張っている俺が断れるはずもなく、俺は素直に悠悟さんについて行くことにしたのだ。
しかし、俺はその時の自分の軽率さを後悔した。心から後悔した。
なぜだ。なぜいつも目先の食欲にとらわれてしまうんだ俺は。ちくしょう! お前はいつもそうだ。食事があの呪いの契約の発動条件だと知っていたはずなのに、なぜ微塵もそこに考えが及ばなかったのか……!
ちょっとおいしい定食でも食べられるかなと呑気に考えていた俺は、前菜から始まったまさかのフルコースに緊張していた。だから悠悟さんのスイッチが入った瞬間にも気づかなかったのだ。そして食後のコーヒーが出された今どうなっているかというと、悠悟さんとの距離がほぼゼロになりました……。
俺の対面に座っていたはずの悠悟さんはいつの間にか隣の椅子に腰掛け片肘をテーブルについている。体を俺の方に傾け、今にも唇がくっついてしまいそうな距離でずっと何かを喋っている。
「蛍, mi amor. El tiempo en que no puedo verte es tan largo como la eternidad para mí.」
俺の頬に手を添えながら、蕩けたような瞳で囁かれる言葉。言っている内容は全くわからないが、多分わからない方がいいんだろうということだけはわかる。俺はただひたすら唇がくっつかないように細心の注意を払いつつ愛想笑いを返すしかできなかった。
悠悟さんとは前にも一緒に食事をしたことがあったが、こんな風にはならなかったのに。一体前回と何が違うというのか。
「Quiero que vengas a España conmigo después de que me gradúe」
悠悟さんが一際真剣な眼差しで見つめてきた。相変わらず肯定も否定もせずにいると、ふと顔が離れ俺の手を取られた。なぜか左手の薬指を執拗に撫でながら
「スペイン、来て。¿Te casarás conmigo?」
緊張した面持ちの悠悟さんはそう言った。俺は至近距離のイケメンという視界の暴力からやっと解放され、久しぶりの日本語を耳にし、しかもその内容が想像していたよりもずっと平和だったことにすっかり安心してしまった。
悠悟さんの案内でスペイン旅行というのはなかなか楽しいかもしれない。そう考えて
「はい喜んでー!」
と居酒屋店員のように元気よく答えてしまった。旅費とか日程とか細かい懸念事項はあるが、きっと悠悟さんの方も社交辞令だろう。俺だって外国で仲いい友人ができたら「今度日本に遊びに来てよ」くらいは世間話のついでに言うと思う。だから深く考えずに答えたのだが。
「蛍……! ありがとう、Juro que te amaré para siempre」
ハグというにはあまりに激しい抱擁を受け、全身の骨が軋んだ音を立てた。ぎゅうぎゅうと締めつけられ呼吸も満足にできない。先ほど食べた料理が飛び出てこないよう息を詰めているから余計に苦しい。悠悟さんはまたスペイン語で何かを一所懸命話しているがこちらは酸欠で視界が白くなってきてそれどころではない。……あれ、そういえば子どもの頃雪に貸したポケモンのソフト返してもらったっけ? ってなんで今の状況でこんなこと思い出したんだろう。……待て待てもしかしてこれはいわゆる走馬灯ってやつでは……? 幼少期の思い出が蘇り始めてるんだが!? 俺、死ぬのか!?
思い出が中学時代まで至った頃、やっと悠悟さんが腕を解いてくれた。肩で息をする蒼白な顔面の俺に気づいて酷く慌てていた。俺は中二病を患っていた過去の思い出に違う意味で瀕死になっていた。指なし黒革手袋を着けていた俺、滅せよ……!!
その後は、部屋まで送るという悠悟さんの申し出を、結局食事もご馳走になってしまった身で申し訳ないと丁重にお断りし、部屋に資料を取りに戻るという悠悟さんとはその場で別れた。エレベーターに乗り込んで、一人きりの空間にほっと息を吐く。
突然の生命の危機に忘れていたけれど、もしも本当にスペインに行けたら楽しいだろうなと夢想する。優しくて気遣いに溢れる悠悟さんの案内で観光名所を巡って、美味いものを食べて、最高の旅になるだろう。けれどそれは結局”夢想”に過ぎない。明日になれば悠悟さんとの接点もきっとそれきりになるのだ。その他大勢に埋もれるモブの俺に気づいて駆け寄ってきてくれることも、少々困るが全身で嬉しさを表してくれるスキンシップもなくなるだろう。いっそ悠悟さんの視力がモブかどうかも判別つかないくらい悪いままだったら、もしかしたら友人関係が続いたかもしれないなどと性根の曲がったことを考え始めた自分が嫌になって、俺は位置を示すエレベーターのランプを無心で眺めることにした。
最上階から二階分降りた時に、エレベーターが速度を落とした。誰かが乗ってくるのだろう。何の気なしに開くドアを眺めていると、そこに立っていた思わぬ人物に俺は息を呑んだ。そして戸惑いのあまり
「入ってます!」
とトイレの個室で使うような言葉を叫んで、「閉」ボタンを連打した。しかし、閉まりかけたドアに体を挟み再びドアを開かせ、その人は言った。
「酷いなぁ、蛍くん」
ゆっくりと中に入ってきた城之内先輩はうっそりと微笑み、その背後で静かにドアが閉まったのだった。
20
お読みいただきありがとうございます!
ご感想等頂けると嬉しいです。マシュマロもあります。(マシュマロのお返事はログインまたはtwitterにてご確認お願いします🙇♀️)
ご感想等頂けると嬉しいです。マシュマロもあります。(マシュマロのお返事はログインまたはtwitterにてご確認お願いします🙇♀️)
お気に入りに追加
379
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!

Q.親友のブラコン兄弟から敵意を向けられています。どうすれば助かりますか?
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そう考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深めていく。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。
7/28
一度完結しました。小ネタなど書けたら追加していきたいと思います。

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。

親衛隊は、推しから『選ばれる』までは推しに自分の気持ちを伝えてはいけないルール
雨宮里玖
BL
エリート高校の親衛隊プラスα×平凡無自覚総受け
《あらすじ》
4月。平凡な吉良は、楯山に告白している川上の姿を偶然目撃してしまった。遠目だが二人はイイ感じに見えて告白は成功したようだった。
そのことで、吉良は二年間ずっと学生寮の同室者だった楯山に自分が特別な感情を抱いていたのではないかと思い——。
平凡無自覚な受けの総愛され全寮制学園ライフの物語。

もしかして俺の人生って詰んでるかもしれない
バナナ男さん
BL
唯一の仇名が《 根暗の根本君 》である地味男である< 根本 源 >には、まるで王子様の様なキラキラ幼馴染< 空野 翔 >がいる。
ある日、そんな幼馴染と仲良くなりたいカースト上位女子に呼び出され、金魚のフンと言われてしまい、改めて自分の立ち位置というモノを冷静に考えたが……あれ?なんか俺達っておかしくない??
イケメンヤンデレ男子✕地味な平凡男子のちょっとした日常の一コマ話です。

病んでる愛はゲームの世界で充分です!
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。
幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。
席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。
田山の明日はどっちだ!!
ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。
BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。
11/21
本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる