29 / 47
27.腐男子従兄弟の横暴
しおりを挟む
ぼんやりと目を開けると、太陽はすっかり登りきっているようで部屋の中は眩しいほどに明るかった。また寝過ごした! と慌ててスマホの時計を見て、今日が土曜日だったと知る。俺は深い深いため息を吐いた。
昨日は制裁騒動のせいでその後は仕事らしい仕事もなく、それどころか篁先輩がまるで俺をお姫様か何かのようにうやうやしく扱い出したので、それはそれは気持ち悪かった。篁先輩のせいで俺が被害にあったという負い目でもあったのだろうが、制裁は俺がノレンに近づいたせいだし、結局怪我も何もなかったので、その気遣いがうっとうし……申し訳ない気分だった。篁先輩の慈愛に溢れる視線がずっと突き刺さり、俺の顔に穴が開くかと思った。
何はともあれ、こうして無事四日間の体験入会を終えたわけだが、思った通り生徒会も風紀委員も俺なんかに務まる仕事じゃないというのは嫌というほど思い知った。元から入会するつもりはなかったが、問題は何と言って穏便に断るかだ。それができなかったからこんな悪夢の四日間を送る羽目になったのだ。今度こそ絶対に断らなければならない。ベッドの中でうんうん唸るも妙案など浮かばない。気ばかり焦ってきた時に、スマホの通知音が鳴った。そこに表示された「暇。」といういつもの短いメッセージを見て、俺は天の助けと思わず拝んだ。そうだ、雪がいるじゃないか! あの悪知恵が異様に働く従兄弟が! 俺はすぐにベッドから出て雪の病院へ向かう支度をした。
「そんなつまらないことを俺に聞くな」
しかし、すがりついた俺を雪は容赦なく突っぱねた。この一週間で雪の顔色はずいぶんよくなった。やつれていた顔は元に戻っていたし、なにより肌ツヤがいい。病人とは思えないほどツヤツヤだ。本人の生命力もあるのだろうが、おそらくいつの間にかベッドサイドにうず高く積まれているBL本の数々のおかげなのだろうなと遠い目になった。
「お前がはっきり意思表明しないのが悪い」
「それはごもっともなんだけど……いや、でもそもそもの原因は雪が変な願い事したせいだろ」
雪は興味なさそうにBL本を手に取り読み始めたので、俺はそれを奪い取った。雪が不機嫌をあらわに眉間に皺を作る。
「俺はBLを高みの見物したいんだ。蛍にはこれからも神経すり減らしながら王道学園でハーレム築いてもらいたいと思ってる。そのフラグをへし折る相談を俺にするとか……恥を知れ!」
「お前はどこから目線でそれを言うんだ」
真摯な顔で、ものすごく最低なことを言われた。
「そんなに嫌なら怒られようと嫌われようと嫌なものは嫌だとはっきり言えば済む話だろう」
「それはそうだけど、雪が攻略者を全員落とさないと元に戻らないとか言ってただろ。変な断り方して嫌われたらマズイだろうし」
「……」
一瞬、雪が訝しそうな顔をしてから、何かを思い出したように小さく頷いてゆっくりと瞬きをした後そっと目を逸らした。長い付き合いで知っている、これは隠し事をしている時の雪の癖だ。
「雪、今の変な間、なに?」
「いや、なんでもない。とにかく、だ。フルコンプのことは、まぁ、多分平気だから、一つずつ断っていくしかない。風紀委員長は当たりが柔らかくなったんだろ、断りやすそうだな」
歯切れの悪い物言いといい、急に協力的になったところといい、怪しさしかない。しかし今はそれを追求してヘソを曲げられるより、このまま相談に乗ってもらった方が得策だ。
「篁先輩は柔らかくなったと言えばそうなんだけど……。俺が何か否定的なこと言ったりすると片膝ついて私に落ち度があっただろうか、君が悲しむのは胸が潰れる思いだ、とか一人シェイクスピア始まるんだ……。すげぇ疲れる」
「騎士様風紀委員長! 推せる……!」
俺の心労などお構いなく、雪は頬を紅潮させて喜びを滲ませた。じとりと睨みつけると、コホンとわざとらしい咳払いを返して、じゃあ、と雪は顎に手を遣った。
「蛍に好意的っていう書記は?」
「悠悟サンには伝えたよ? 伝わったか怪しいけど」
「あ、それは伝わってないですね。勘違い鈍感難聴系主人公ルート入ってるからね、蛍ね」
「なんて?」
「なにも?」
聞きなれない単語に首を傾げると明らかにすっとぼけた答えが返ってきた。しかし相変わらず雪の瞳がキラキラと輝いているから、つまりそういうことなんだろう。疑心いっぱいで黙り込む俺に対して雪はとても楽しそうだ。嬉々として話を振ってくる。
「双子庶務は?」
「う~ん。二人と話してると俺が置いてけぼりになるし、かと言ってどちらか一人とだけ話すと、もう一人の方からすごく怒られるんだよ。そのまま兄弟喧嘩始まることもあるし、胃が痛くなる」
「仲良し美形双子が平凡を取り合って仲違いイベントとか尊い」
俺は段々雪に相談してるのかBLを供給してやっているのかわからなくなってきた。人の気も知らないでなんて奴だ! と憤りかけたが、そうだ、雪はこういう奴だった。物心ついた時からずっとこういう奴だった。スン、と俺の心が凪いでいく。俺の心と瞳からハイライトが消えた瞬間だった。きっと俺は今、雪が言うところの”レイプ目”という顔をしているに違いない。
しかし、そんな俺にも雪は追撃の手を緩めない。
「会計……はやめておいた方がいいな。次のエンカウント辺りでそろそろ蛍の処女喪失イベント来ると思う」
「不吉な未来予測やめて!?」
「はははは」
「笑うな! 笑ってない目で乾いた笑いを零すな! 笑うならちゃんと笑って!」
「俺様生徒会長は?」
「いつ俺様に豹変するかわからない中二病とまともに会話できると思う!? ねえ!?」
とうとう俺は病人ということも忘れて雪の肩を掴んで強く揺さぶってしまった。雪のあまりにも他人事な様子に俺の情緒も壊れ気味だったのだ。雪は面倒臭そうに俺の手を払うと、腕を組んで呆れたように言う。どこまでもこいつは上から目線だ。
「相談に乗ってやっているのに、あれもダメ、これもダメ。解決する気があるのか。もういっそ誰でもいいから付き合って強制ハピエンにしちゃえよ」
「……は?」
いやいや、極論が過ぎる。何言ってんだ。だって付き合うってことはあれだぞ、ゆくゆくは手繋いだり唇がくっついたりそれ以上の何かがくっついたりするんだぞ?
それを誰とだって?
この数日で急接近した面々のことを思い出す。あの誰かとくっつく……。
「……おい」
呼びかけられて、想像を巡らせていた思考を引き寄せる。雪に視線を戻した俺は、喉がヒュッと締まるようだった。雪の表情がとんでもなく不機嫌だったからだ。雪の怒りには三段階ある。まず眉間に皺が刻まれ、次に笑顔が浮かび、最後には真顔になるのだ。そして今、俺の目の前には真顔の雪がいる。
「な……なんで怒ってんの……?」
「お前のその顔がこの上なくムカつくからだよ」
滅多に怒らない雪をここまで怒らせるなんて、一体俺はどんな顔をしていたのだろうかと頬に両手を添えてみると、びっくりするほど熱かった。
「誰と付き合うこと想像したの? 想像してドキドキしたの? ときめいちゃった? 顔真っ赤にしていたいけな少女じゃあるまいし、蛍のくせになんだよその顔可愛いかよくそムカつく」
暴言を一方的に浴び、反論しようと俺は口を開いたがしばらく悩んで再び閉じた。ときめいたかと言われると少し違う気もするが、嫌悪感や恐怖心よりも照れが勝っていたのは事実だ。それは雪のいう”ドキドキした”というのに近いのかもしれない。
どう説明しようかと考えあぐねていると、雪が大きなため息を吐いて片手で顔を覆った。
「今さら地雷に気づくなんて最悪だ」
そう呟いて、雪はこちらを見ることもなくもう片方の手でしっしっと追い払うように俺の退室を促した。突然の激おこからの落胆という、精神盤石な雪の珍しい姿に面食らった俺は、掛ける言葉も見つからず結局雪に従って部屋を出ることにした。ドアを閉める際にもう一度様子を覗いてみたが、雪は相変わらず俯いたまま「自分の気持ちに今まで気づかなかったなんて俺は意外とポンコツだ」とかなんとか呟いていた。
正直雪の暴言は今に始まったことではないので気にならなかったが、落ち込んでいる姿など初めて見た。やっぱりどこか具合が悪いのだろうか。……もしかして俺が強く揺さぶったせいだったり? いやそんなまさか……嘘ですよね? そうですよね!? 病院からの帰路、俺は自分の軽率な行動に思い至り真っ青になった。電車に乗っている間ももやもやと心配は尽きず、寮のある駅に着いたところでやっぱりもう一度雪の様子を見に戻ろうとホームの反対側へ向かおうと踏み出したその足元に、バナナの皮が落ちていた。駅のホームになぜバナナ? 駅でバナナ食べるか普通!? ゴリラの乗客でもいるのかな!? ツッコミの連鎖が脳内に浮かんでは消えしている間にも、制止できない体は見事にそれを踏みつけてすっ転んだ。俺の視界にはホームの殺風景な屋根が映り、その直後後頭部に鈍い衝撃を感じると共に世界が暗転した。
昨日は制裁騒動のせいでその後は仕事らしい仕事もなく、それどころか篁先輩がまるで俺をお姫様か何かのようにうやうやしく扱い出したので、それはそれは気持ち悪かった。篁先輩のせいで俺が被害にあったという負い目でもあったのだろうが、制裁は俺がノレンに近づいたせいだし、結局怪我も何もなかったので、その気遣いがうっとうし……申し訳ない気分だった。篁先輩の慈愛に溢れる視線がずっと突き刺さり、俺の顔に穴が開くかと思った。
何はともあれ、こうして無事四日間の体験入会を終えたわけだが、思った通り生徒会も風紀委員も俺なんかに務まる仕事じゃないというのは嫌というほど思い知った。元から入会するつもりはなかったが、問題は何と言って穏便に断るかだ。それができなかったからこんな悪夢の四日間を送る羽目になったのだ。今度こそ絶対に断らなければならない。ベッドの中でうんうん唸るも妙案など浮かばない。気ばかり焦ってきた時に、スマホの通知音が鳴った。そこに表示された「暇。」といういつもの短いメッセージを見て、俺は天の助けと思わず拝んだ。そうだ、雪がいるじゃないか! あの悪知恵が異様に働く従兄弟が! 俺はすぐにベッドから出て雪の病院へ向かう支度をした。
「そんなつまらないことを俺に聞くな」
しかし、すがりついた俺を雪は容赦なく突っぱねた。この一週間で雪の顔色はずいぶんよくなった。やつれていた顔は元に戻っていたし、なにより肌ツヤがいい。病人とは思えないほどツヤツヤだ。本人の生命力もあるのだろうが、おそらくいつの間にかベッドサイドにうず高く積まれているBL本の数々のおかげなのだろうなと遠い目になった。
「お前がはっきり意思表明しないのが悪い」
「それはごもっともなんだけど……いや、でもそもそもの原因は雪が変な願い事したせいだろ」
雪は興味なさそうにBL本を手に取り読み始めたので、俺はそれを奪い取った。雪が不機嫌をあらわに眉間に皺を作る。
「俺はBLを高みの見物したいんだ。蛍にはこれからも神経すり減らしながら王道学園でハーレム築いてもらいたいと思ってる。そのフラグをへし折る相談を俺にするとか……恥を知れ!」
「お前はどこから目線でそれを言うんだ」
真摯な顔で、ものすごく最低なことを言われた。
「そんなに嫌なら怒られようと嫌われようと嫌なものは嫌だとはっきり言えば済む話だろう」
「それはそうだけど、雪が攻略者を全員落とさないと元に戻らないとか言ってただろ。変な断り方して嫌われたらマズイだろうし」
「……」
一瞬、雪が訝しそうな顔をしてから、何かを思い出したように小さく頷いてゆっくりと瞬きをした後そっと目を逸らした。長い付き合いで知っている、これは隠し事をしている時の雪の癖だ。
「雪、今の変な間、なに?」
「いや、なんでもない。とにかく、だ。フルコンプのことは、まぁ、多分平気だから、一つずつ断っていくしかない。風紀委員長は当たりが柔らかくなったんだろ、断りやすそうだな」
歯切れの悪い物言いといい、急に協力的になったところといい、怪しさしかない。しかし今はそれを追求してヘソを曲げられるより、このまま相談に乗ってもらった方が得策だ。
「篁先輩は柔らかくなったと言えばそうなんだけど……。俺が何か否定的なこと言ったりすると片膝ついて私に落ち度があっただろうか、君が悲しむのは胸が潰れる思いだ、とか一人シェイクスピア始まるんだ……。すげぇ疲れる」
「騎士様風紀委員長! 推せる……!」
俺の心労などお構いなく、雪は頬を紅潮させて喜びを滲ませた。じとりと睨みつけると、コホンとわざとらしい咳払いを返して、じゃあ、と雪は顎に手を遣った。
「蛍に好意的っていう書記は?」
「悠悟サンには伝えたよ? 伝わったか怪しいけど」
「あ、それは伝わってないですね。勘違い鈍感難聴系主人公ルート入ってるからね、蛍ね」
「なんて?」
「なにも?」
聞きなれない単語に首を傾げると明らかにすっとぼけた答えが返ってきた。しかし相変わらず雪の瞳がキラキラと輝いているから、つまりそういうことなんだろう。疑心いっぱいで黙り込む俺に対して雪はとても楽しそうだ。嬉々として話を振ってくる。
「双子庶務は?」
「う~ん。二人と話してると俺が置いてけぼりになるし、かと言ってどちらか一人とだけ話すと、もう一人の方からすごく怒られるんだよ。そのまま兄弟喧嘩始まることもあるし、胃が痛くなる」
「仲良し美形双子が平凡を取り合って仲違いイベントとか尊い」
俺は段々雪に相談してるのかBLを供給してやっているのかわからなくなってきた。人の気も知らないでなんて奴だ! と憤りかけたが、そうだ、雪はこういう奴だった。物心ついた時からずっとこういう奴だった。スン、と俺の心が凪いでいく。俺の心と瞳からハイライトが消えた瞬間だった。きっと俺は今、雪が言うところの”レイプ目”という顔をしているに違いない。
しかし、そんな俺にも雪は追撃の手を緩めない。
「会計……はやめておいた方がいいな。次のエンカウント辺りでそろそろ蛍の処女喪失イベント来ると思う」
「不吉な未来予測やめて!?」
「はははは」
「笑うな! 笑ってない目で乾いた笑いを零すな! 笑うならちゃんと笑って!」
「俺様生徒会長は?」
「いつ俺様に豹変するかわからない中二病とまともに会話できると思う!? ねえ!?」
とうとう俺は病人ということも忘れて雪の肩を掴んで強く揺さぶってしまった。雪のあまりにも他人事な様子に俺の情緒も壊れ気味だったのだ。雪は面倒臭そうに俺の手を払うと、腕を組んで呆れたように言う。どこまでもこいつは上から目線だ。
「相談に乗ってやっているのに、あれもダメ、これもダメ。解決する気があるのか。もういっそ誰でもいいから付き合って強制ハピエンにしちゃえよ」
「……は?」
いやいや、極論が過ぎる。何言ってんだ。だって付き合うってことはあれだぞ、ゆくゆくは手繋いだり唇がくっついたりそれ以上の何かがくっついたりするんだぞ?
それを誰とだって?
この数日で急接近した面々のことを思い出す。あの誰かとくっつく……。
「……おい」
呼びかけられて、想像を巡らせていた思考を引き寄せる。雪に視線を戻した俺は、喉がヒュッと締まるようだった。雪の表情がとんでもなく不機嫌だったからだ。雪の怒りには三段階ある。まず眉間に皺が刻まれ、次に笑顔が浮かび、最後には真顔になるのだ。そして今、俺の目の前には真顔の雪がいる。
「な……なんで怒ってんの……?」
「お前のその顔がこの上なくムカつくからだよ」
滅多に怒らない雪をここまで怒らせるなんて、一体俺はどんな顔をしていたのだろうかと頬に両手を添えてみると、びっくりするほど熱かった。
「誰と付き合うこと想像したの? 想像してドキドキしたの? ときめいちゃった? 顔真っ赤にしていたいけな少女じゃあるまいし、蛍のくせになんだよその顔可愛いかよくそムカつく」
暴言を一方的に浴び、反論しようと俺は口を開いたがしばらく悩んで再び閉じた。ときめいたかと言われると少し違う気もするが、嫌悪感や恐怖心よりも照れが勝っていたのは事実だ。それは雪のいう”ドキドキした”というのに近いのかもしれない。
どう説明しようかと考えあぐねていると、雪が大きなため息を吐いて片手で顔を覆った。
「今さら地雷に気づくなんて最悪だ」
そう呟いて、雪はこちらを見ることもなくもう片方の手でしっしっと追い払うように俺の退室を促した。突然の激おこからの落胆という、精神盤石な雪の珍しい姿に面食らった俺は、掛ける言葉も見つからず結局雪に従って部屋を出ることにした。ドアを閉める際にもう一度様子を覗いてみたが、雪は相変わらず俯いたまま「自分の気持ちに今まで気づかなかったなんて俺は意外とポンコツだ」とかなんとか呟いていた。
正直雪の暴言は今に始まったことではないので気にならなかったが、落ち込んでいる姿など初めて見た。やっぱりどこか具合が悪いのだろうか。……もしかして俺が強く揺さぶったせいだったり? いやそんなまさか……嘘ですよね? そうですよね!? 病院からの帰路、俺は自分の軽率な行動に思い至り真っ青になった。電車に乗っている間ももやもやと心配は尽きず、寮のある駅に着いたところでやっぱりもう一度雪の様子を見に戻ろうとホームの反対側へ向かおうと踏み出したその足元に、バナナの皮が落ちていた。駅のホームになぜバナナ? 駅でバナナ食べるか普通!? ゴリラの乗客でもいるのかな!? ツッコミの連鎖が脳内に浮かんでは消えしている間にも、制止できない体は見事にそれを踏みつけてすっ転んだ。俺の視界にはホームの殺風景な屋根が映り、その直後後頭部に鈍い衝撃を感じると共に世界が暗転した。
20
お読みいただきありがとうございます!
ご感想等頂けると嬉しいです。マシュマロもあります。(マシュマロのお返事はログインまたはtwitterにてご確認お願いします🙇♀️)
ご感想等頂けると嬉しいです。マシュマロもあります。(マシュマロのお返事はログインまたはtwitterにてご確認お願いします🙇♀️)
お気に入りに追加
379
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。

Q.親友のブラコン兄弟から敵意を向けられています。どうすれば助かりますか?
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そう考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深めていく。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。
7/28
一度完結しました。小ネタなど書けたら追加していきたいと思います。

もしかして俺の人生って詰んでるかもしれない
バナナ男さん
BL
唯一の仇名が《 根暗の根本君 》である地味男である< 根本 源 >には、まるで王子様の様なキラキラ幼馴染< 空野 翔 >がいる。
ある日、そんな幼馴染と仲良くなりたいカースト上位女子に呼び出され、金魚のフンと言われてしまい、改めて自分の立ち位置というモノを冷静に考えたが……あれ?なんか俺達っておかしくない??
イケメンヤンデレ男子✕地味な平凡男子のちょっとした日常の一コマ話です。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
*
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
本編完結しました!
リクエストの更新が終わったら、舞踏会編をはじめる予定ですー!

なんか金髪超絶美形の御曹司を抱くことになったんだが
なずとず
BL
タイトル通りの軽いノリの話です
酔った勢いで知らないハーフと将来を約束してしまった勇気君視点のお話になります
攻
井之上 勇気
まだまだ若手のサラリーマン
元ヤンの過去を隠しているが、酒が入ると本性が出てしまうらしい
でも翌朝には完全に記憶がない
受
牧野・ハロルド・エリス
天才・イケメン・天然ボケなカタコトハーフの御曹司
金髪ロング、勇気より背が高い
勇気にベタ惚れの仔犬ちゃん
ユウキにオヨメサンにしてもらいたい
同作者作品の「一夜の関係」の登場人物も絡んできます

親衛隊は、推しから『選ばれる』までは推しに自分の気持ちを伝えてはいけないルール
雨宮里玖
BL
エリート高校の親衛隊プラスα×平凡無自覚総受け
《あらすじ》
4月。平凡な吉良は、楯山に告白している川上の姿を偶然目撃してしまった。遠目だが二人はイイ感じに見えて告白は成功したようだった。
そのことで、吉良は二年間ずっと学生寮の同室者だった楯山に自分が特別な感情を抱いていたのではないかと思い——。
平凡無自覚な受けの総愛され全寮制学園ライフの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる