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2.疲れた心に優しく沁みる焼うどん
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「ねぇ、君名前は?」
「……あ、朝比奈蛍です」
「蛍くんね。ねぇ、なんで朝覗いてたの?」
「いえ! 覗くつもりはなくて……っ」
「ふぅん。本当に?」
「……」
おいおい何モジモジ恥じらってんだよ、はっきり誤解だと言えばいいじゃないかとお思いでしょう、そうでしょう。でもね、だったら今すぐ俺と入れ替わってみろと言いたい!
今の俺の状況は静かな空き教室に連れ込まれ、壁にドンされている。会計さんが喋る度に吐息が顔にかかるほどの超接近ドンだ。その上ドンしていない方の手はさっきから俺の髪を梳いたり耳を触ったり落ち着きなく動いていて、今に至っては顎をクイされている。整った顔立ちの中でも印象的な色気溢れる垂れ目でじっと見つめられては言葉もろくに紡げない。イケメンから繰り出される圧倒的な破壊力のドンとクイの前で、俺は無力だ。
「どうだった? 俺の」
妖艶に弧を描いた会計さんの唇がウィスパーボイスで囁いた。吐息と共に耳元で色っぽく吹き込まれ、顔が熱くなる。
どうも何もない、ただひたすらにびっくりしました! 学校で、男同士で、外で! 驚きしかないです!
そう言えたらいいのに、あわあわとするばかりで言葉にならない。
笑みを深くした会計さんは、さらに体を近づけて来たかと思うと俺の股間辺りに膝を柔らかく押し付けてきた。
!?!?!?!?
「興奮した?」
黙り込んだ俺の意見をどう勘違いしたのか、会計さんは楽しそうに目を細めている。
どういう思考回路してるんだろう。なんで他人の、それも男同士のもつれ合う現場に遭遇して興奮するんだ。むしろ謝罪を要求したいくらいなんですけど。
悪態つく脳内とは裏腹に、俺の喉は引き攣れて動かない。だって会計さんの膝がまさぐるように動く度、とんでもない恐怖が押し寄せるのだ。このまま力を込められたらジュニアが潰れる、と……。
「……ひっ……」
最悪の事態を想像して、思わず漏れた小さな悲鳴に
「勃ってきちゃった? 君にもしてあげようか、えっちなこと」
と、また訳のわからないことを言い出した。
さっきから何なんですか、その同意皆無の斜め上思考は。勃つどころか俺の人生最速最小にタマヒュンしてますけど!?
もうダメだ。この人に普通の会話は成り立たないらしい。俺は勇気を振り絞り会計さんの肩に両手をついてぐいと押しのけた。不意のことにバランスを崩した会計さんが一歩下がった隙に、素早く腕の中から抜け出した。
「あのっ俺、授業サボってたとか、セッ……そういうことしてたとか言わないし、間に合ってるので大丈夫です。なので、その、失敬!」
結局、この人は俺に口止めしておきたいんだろう。生徒会会計の身分で今朝の行為が明るみに出たら身持ちが悪いのもわかる。だったら何もこんな回りくどいことしないでも俺には告げ口する気がないと示せばいい。一気にまくし立てると相手の返答を待たず俺は空き教室を飛び出した。最後なんかおっさんみたいになったけど慌ててたんだからしょうがない。
廊下を走りながら振り返ると、会計さんは声を出して笑っていた。何がツボに入ったのか知らないけど、追ってこなかったことにホッと胸を撫で下ろして急いで自分の教室に戻った。
疲れた。とにかく今日は疲れた。
いつまた会計さんが現れるかと午後の授業中も気が気じゃなかったし、帰りのSHRの後はダッシュで寮まで走ってきたから心身ともに疲労困憊である。俺短距離のタイム短くなってるんじゃないかな。次の体力測定が楽しみだ。
寮の部屋は玄関を入ると同室者と共用のリビングダイニングとキッチン。その奥に一部屋ずつ私室が与えられている。
重い体を引きずって私室に行こうとする途中、鼻腔をくすぐる芳しい香りに足が止まった。見ればキッチンにはほかほかと湯気を上げている焼うどんが出来上がっているではないか!
思い返してみれば今日は朝からメロンパン一口しか食べていなかった。俺の腹の虫が途端に騒ぎ出す。ふらふらと吸い寄せられるようにキッチンに入ると、奥の私室の一つが開いた。
「あ、おかえりなさい」
出てきたのは同室者の君嶋颯真だ。颯真は一年生で、先輩の俺と同室になっておそらく窮屈な思いもしてるだろうに、そんなことを感じさせずに俺を立ててくれる本当にできた子だ。俺の能力値が低いから同室者で補完されたんじゃないかという噂があるくらいだ。
弓道部の颯真は放課後一度寮に戻って道着に着替えてから部活に行く。今日も皺汚れ一つない道着をびしっと着込んでいて見惚れるほど格好いい。少し赤茶けたストレートの髪とつり目気味の瞳はいかにも武道が似合う精悍な顔つきで、俺とそれほど変わらない体つきなのに堂々とした佇まいを感じる。
「あぁ、それ。……食べます?」
「いいの!?」
焼うどんの皿を凝視していた俺に、颯真が苦笑いした。思わず皿を手に取ってしまったが、多分これは颯真が部活前の小腹を満たすために作ったものだろう。流石に俺が全部食ったら悪いよな。別の皿を用意して半分こして颯真に渡した。もちろん颯真の分は多い方にしたぞ。
「いただきます!」
せっかく出来立てなんだからと、向かい合わせでテーブルについて一緒に食べることになった。手を合わせて箸を取ったらもう止まらない。もともと颯真は料理が上手いが今日の焼うどんは特別だ。具材のないシンプルな焼うどんだが、鰹節の優しくも深い香りが食欲をそそり、ソースのチープさがまた違う味わいをもたらす。ところどころソースが焦げ付いた麺は普通のうどんとは違う香ばしさがあって、麺の持つ甘さとソースの甘酸っぱさ、鰹節の旨味が混ざり合い、一言で表すならそう、くっそうめぇ……!
「ほんと、うまそうに食いますよね」
「だってすげぇうまいじゃん!」
呆れたような顔をされたので不服だと言い返せば、また颯真は苦笑を零した。
「ソースついてますよ」
「どこ?」
颯真に示された口元を拭うが落ちていないようで、何度も擦っては颯真に首を振られる。これは拭いてもらった方が早いな。
「……ん」
お願いします、と無言で顔を近づけると、颯真は一瞬目を大きくしたもののすぐに据わらせて俺の唇の右横をぐいと親指で拭ってくれた。やれやれと言わんばかりに大袈裟にため息を吐かれたけど、怒らせたかな。
「無意識だからな、この人は……」
「仕方ないだろ、夢中で食ってたんだから」
俺の反論はじとりとした半眼で黙らされた。確かに年上らしい振る舞いのかけらもなくて申し訳ないけど。
颯真は俺の食べこぼしソースで汚れた自分の指先をしばらくじっと見つめていたけど、それをゆっくりと口に運んだ。しかし、どうするんだろうと眺めていた俺と目が合うと急に顔を赤らめてティッシュを取って念入りにゴシゴシと拭いていた。そこまで綺麗にしなくてもよくない? 地味に傷つくんですけど。
「俺、もう部活なんで。片付けお願いしますね」
「おっけー」
赤い顔のままで颯真は部屋を出て行ったが、すぐに道具を忘れたと言って戻って来て弓矢を持って今度こそ部活に向かった。颯真が忘れ物なんて珍しいこともあるもんだ。俺は洗い物をしながら、完璧後輩の滅多にないミスに少し気分が良くなったのだった。
「……あ、朝比奈蛍です」
「蛍くんね。ねぇ、なんで朝覗いてたの?」
「いえ! 覗くつもりはなくて……っ」
「ふぅん。本当に?」
「……」
おいおい何モジモジ恥じらってんだよ、はっきり誤解だと言えばいいじゃないかとお思いでしょう、そうでしょう。でもね、だったら今すぐ俺と入れ替わってみろと言いたい!
今の俺の状況は静かな空き教室に連れ込まれ、壁にドンされている。会計さんが喋る度に吐息が顔にかかるほどの超接近ドンだ。その上ドンしていない方の手はさっきから俺の髪を梳いたり耳を触ったり落ち着きなく動いていて、今に至っては顎をクイされている。整った顔立ちの中でも印象的な色気溢れる垂れ目でじっと見つめられては言葉もろくに紡げない。イケメンから繰り出される圧倒的な破壊力のドンとクイの前で、俺は無力だ。
「どうだった? 俺の」
妖艶に弧を描いた会計さんの唇がウィスパーボイスで囁いた。吐息と共に耳元で色っぽく吹き込まれ、顔が熱くなる。
どうも何もない、ただひたすらにびっくりしました! 学校で、男同士で、外で! 驚きしかないです!
そう言えたらいいのに、あわあわとするばかりで言葉にならない。
笑みを深くした会計さんは、さらに体を近づけて来たかと思うと俺の股間辺りに膝を柔らかく押し付けてきた。
!?!?!?!?
「興奮した?」
黙り込んだ俺の意見をどう勘違いしたのか、会計さんは楽しそうに目を細めている。
どういう思考回路してるんだろう。なんで他人の、それも男同士のもつれ合う現場に遭遇して興奮するんだ。むしろ謝罪を要求したいくらいなんですけど。
悪態つく脳内とは裏腹に、俺の喉は引き攣れて動かない。だって会計さんの膝がまさぐるように動く度、とんでもない恐怖が押し寄せるのだ。このまま力を込められたらジュニアが潰れる、と……。
「……ひっ……」
最悪の事態を想像して、思わず漏れた小さな悲鳴に
「勃ってきちゃった? 君にもしてあげようか、えっちなこと」
と、また訳のわからないことを言い出した。
さっきから何なんですか、その同意皆無の斜め上思考は。勃つどころか俺の人生最速最小にタマヒュンしてますけど!?
もうダメだ。この人に普通の会話は成り立たないらしい。俺は勇気を振り絞り会計さんの肩に両手をついてぐいと押しのけた。不意のことにバランスを崩した会計さんが一歩下がった隙に、素早く腕の中から抜け出した。
「あのっ俺、授業サボってたとか、セッ……そういうことしてたとか言わないし、間に合ってるので大丈夫です。なので、その、失敬!」
結局、この人は俺に口止めしておきたいんだろう。生徒会会計の身分で今朝の行為が明るみに出たら身持ちが悪いのもわかる。だったら何もこんな回りくどいことしないでも俺には告げ口する気がないと示せばいい。一気にまくし立てると相手の返答を待たず俺は空き教室を飛び出した。最後なんかおっさんみたいになったけど慌ててたんだからしょうがない。
廊下を走りながら振り返ると、会計さんは声を出して笑っていた。何がツボに入ったのか知らないけど、追ってこなかったことにホッと胸を撫で下ろして急いで自分の教室に戻った。
疲れた。とにかく今日は疲れた。
いつまた会計さんが現れるかと午後の授業中も気が気じゃなかったし、帰りのSHRの後はダッシュで寮まで走ってきたから心身ともに疲労困憊である。俺短距離のタイム短くなってるんじゃないかな。次の体力測定が楽しみだ。
寮の部屋は玄関を入ると同室者と共用のリビングダイニングとキッチン。その奥に一部屋ずつ私室が与えられている。
重い体を引きずって私室に行こうとする途中、鼻腔をくすぐる芳しい香りに足が止まった。見ればキッチンにはほかほかと湯気を上げている焼うどんが出来上がっているではないか!
思い返してみれば今日は朝からメロンパン一口しか食べていなかった。俺の腹の虫が途端に騒ぎ出す。ふらふらと吸い寄せられるようにキッチンに入ると、奥の私室の一つが開いた。
「あ、おかえりなさい」
出てきたのは同室者の君嶋颯真だ。颯真は一年生で、先輩の俺と同室になっておそらく窮屈な思いもしてるだろうに、そんなことを感じさせずに俺を立ててくれる本当にできた子だ。俺の能力値が低いから同室者で補完されたんじゃないかという噂があるくらいだ。
弓道部の颯真は放課後一度寮に戻って道着に着替えてから部活に行く。今日も皺汚れ一つない道着をびしっと着込んでいて見惚れるほど格好いい。少し赤茶けたストレートの髪とつり目気味の瞳はいかにも武道が似合う精悍な顔つきで、俺とそれほど変わらない体つきなのに堂々とした佇まいを感じる。
「あぁ、それ。……食べます?」
「いいの!?」
焼うどんの皿を凝視していた俺に、颯真が苦笑いした。思わず皿を手に取ってしまったが、多分これは颯真が部活前の小腹を満たすために作ったものだろう。流石に俺が全部食ったら悪いよな。別の皿を用意して半分こして颯真に渡した。もちろん颯真の分は多い方にしたぞ。
「いただきます!」
せっかく出来立てなんだからと、向かい合わせでテーブルについて一緒に食べることになった。手を合わせて箸を取ったらもう止まらない。もともと颯真は料理が上手いが今日の焼うどんは特別だ。具材のないシンプルな焼うどんだが、鰹節の優しくも深い香りが食欲をそそり、ソースのチープさがまた違う味わいをもたらす。ところどころソースが焦げ付いた麺は普通のうどんとは違う香ばしさがあって、麺の持つ甘さとソースの甘酸っぱさ、鰹節の旨味が混ざり合い、一言で表すならそう、くっそうめぇ……!
「ほんと、うまそうに食いますよね」
「だってすげぇうまいじゃん!」
呆れたような顔をされたので不服だと言い返せば、また颯真は苦笑を零した。
「ソースついてますよ」
「どこ?」
颯真に示された口元を拭うが落ちていないようで、何度も擦っては颯真に首を振られる。これは拭いてもらった方が早いな。
「……ん」
お願いします、と無言で顔を近づけると、颯真は一瞬目を大きくしたもののすぐに据わらせて俺の唇の右横をぐいと親指で拭ってくれた。やれやれと言わんばかりに大袈裟にため息を吐かれたけど、怒らせたかな。
「無意識だからな、この人は……」
「仕方ないだろ、夢中で食ってたんだから」
俺の反論はじとりとした半眼で黙らされた。確かに年上らしい振る舞いのかけらもなくて申し訳ないけど。
颯真は俺の食べこぼしソースで汚れた自分の指先をしばらくじっと見つめていたけど、それをゆっくりと口に運んだ。しかし、どうするんだろうと眺めていた俺と目が合うと急に顔を赤らめてティッシュを取って念入りにゴシゴシと拭いていた。そこまで綺麗にしなくてもよくない? 地味に傷つくんですけど。
「俺、もう部活なんで。片付けお願いしますね」
「おっけー」
赤い顔のままで颯真は部屋を出て行ったが、すぐに道具を忘れたと言って戻って来て弓矢を持って今度こそ部活に向かった。颯真が忘れ物なんて珍しいこともあるもんだ。俺は洗い物をしながら、完璧後輩の滅多にないミスに少し気分が良くなったのだった。
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