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第二章 失って得たもの
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--流血表現があります。--
僕が先程いた所へ視線を遣って、一瞬何かの見間違いかと思った。そこには四体目のトロフォティグルがいたのだ。これまでのトロフォティグルよりも更に大きい。それが、調理場と酒場を仕切っているカウンターを巨大な前足で叩き潰した所だった。たった一撃でカウンターは全壊、壁も根こそぎ抉れて調理場と酒場が一間続きになってしまっている。破壊力がこれまでのものとは桁違いだ。トロフォティグルは苛立たしげに尻尾を揺らし、視線を巡らせていた。何かを探している?
「アンリっ!? 逃げたのではなかったのか。大丈夫か!」
声のした方を見れば、クリストフが驚いた顔で僕を見ていた。
いつの間にか三体いたはずのトロフォティグルは残り一体となっており、その一体をクリストフがちょうど仕留めた所だった。クリストフは僕の無事を確認した後に、崩壊した調理場を見遣って目を見開いていた。きっと討伐を終え気が緩んだ隙の出来事だったのだろうが、クリストフでも、他の数多いる冒険者の誰一人、四体目のトロフォティグルの攻撃に反応すらできなかった。それほどの素早さということだ。
しかし、なぜあのトロフォティグルは真っ先にクリストフを攻撃しなかったのだろうか。隙だらけのクリストフを通り過ぎ、僕のいた調理場を襲った理由は分からないが、とにかくクリストフが怪我を負わずに済んでよかった。
「表の入り口から出られる。すぐに逃げろ! こいつは危険だ。魔術を使う!」
クリストフがそう叫びながら、背を向けたままの四体目のトロフォティグルに剣を構えて飛びかかった。
トロフォティグルは振り向きざまに前足を振り下ろすと、そこから水飛沫が散った。ただの水ではないらしく、その飛沫が触れたクリストフの衣服や肌が見る間に裂けていく。恐らくこれが魔物の使う魔術というものなのだろう。クリストフと共に立ち向かった他の冒険者達は、飛沫が数滴当たっただけで壁まで吹き飛んでいた。クリストフは火の加護の力を薄く全身に纏い防御しているようだが、彼の頭上で羽ばたく赤い鳥の精霊は苦しそうに次第に高度を下げている。
トロフォティグルはクリストフの剣を難なく避け、加護の力による攻撃も魔術で無効化している。
「クリストフ!」
思わず叫び、僕は彼の精霊に力を送るように祈った。
すると、クリストフよりも先にトロフォティグルがこちらを向いた。目玉のない暗闇の瞳に見入られてぞくりと背を震わせた瞬間、トロフォティグルはクリストフから剣戟を受けている最中にもかかわらず、こちらへ向かって高く跳躍した。
なぜ!? 魔物は加護の力の強い者を好んで襲うのではなかったか。どうして目の前のクリストフを打ち捨てて、僕を襲おうとしているのか。
僕が逃げようとするよりも早く、地の底を這うような唸り声が一瞬で耳元に届いた。トロフォティグルの鋭い爪先が眼前に迫り、僕は思わず目を瞑った。
爪が何かを引き裂く鈍い音はすれど痛みはない。恐る恐る目を開けると、僕の前にクリストフが立ちはだかっていた。剣を構えたクリストフの右肩から手首へ走る、四本の爪の軌跡。間髪を容れず、そこから血飛沫が吹き上がった。その間にもトロフォティグルから放たれた水の魔術がクリストフの体にいくつも突き刺さる。僕は声にならない悲鳴を上げた。
クリストフは血の滴る右腕をだらりと下げたまま、落とした剣を左手で拾った。敵を睨み片手で剣を構えるが、それは防戦のみに使われた。もう振るうこともできないのかもしれない。
無理だ。もう戦えっこない。僕なんかを庇ったが為にクリストフは――。
嫌だ、クリストフ。嫌だ――!!
恐怖、憤激、悲嘆、後悔。これまで感じたことのない激しい情動の渦に、僕の体は熱さと冷たさで混沌とし、喉から叫びとも悲鳴ともつかない声が漏れた。頭の中が真っ白になる。
僕は震えながらクリストフの背に触れた。全身がざわりと粟立つ。何か大きな奔流が僕の内から溢れ出ていくような感覚。
次の瞬間、光の柱が僕から勢いよく迸り、クリストフの頭上に留まる彼の精霊に注いだ。辺りが光で満たされて視界がきかない。
ピイィィ―――。
聞き慣れない鳴き声が響いた。甲高く、動物的ではあるが、もっと清らかで神聖な響きだった。
ゆっくりと収束した光の中心にいたのは、炎に包まれた大きな鳥だった。孔雀のような羽を持ち、その一本一本が燃え盛る炎でできている。床まで着くような長い尾羽は熱風に煽られ優雅に揺れていた。不死鳥、或いは鳳凰。そう形容するのが最適な悠然とした佇まいの鳥らしからぬこの鳥は、先程までクリストフの頭上にいた火の精霊と同じものなのだろうか。細部を見れば確かに面影はあるのだが、湛える力が比較にもならないほど大きいことが肌を通して伝わってくる。
停留する為に羽ばたく度に火の粉が舞い、熱い暴風が辺りを凪ぐ。しかし灼熱のはずのその風は、僕の身を焦がすことはなく、心地よい柔らかな温もりを与える。一方で、トロフォティグルは風に煽られるだけで身を低くし、熱さに悶えるように呻いていた。
怯え、たじろぐトロフォティグルの隙を見逃さず、クリストフが渾身の力で剣を振り下ろす。すると、刀身は黒にも近い紅蓮の炎を纏い、剣先が触れるや否やトロフォティグルの全身は業火に包まれた。断末魔の声を発する暇もなく、大きな魔物は一瞬で灰となった。残った熱風に、その灰すら飛ばされ辺りは途端に静けさを取り戻した。
酒場にいた誰もが動けず、声を出すこともできなかった。
静まり返る中で、ゆっくりとクリストフが振り返る。背に触れたままの僕の手を見て
「今のは……まさか君が……?」
そう困惑した顔で小さく問うた。僕は僅かに頷くのが精一杯だった。
一気に全身から力が抜け、目の前が真っ白になったかと思うとそのまま気を失ってしまった。
僕が先程いた所へ視線を遣って、一瞬何かの見間違いかと思った。そこには四体目のトロフォティグルがいたのだ。これまでのトロフォティグルよりも更に大きい。それが、調理場と酒場を仕切っているカウンターを巨大な前足で叩き潰した所だった。たった一撃でカウンターは全壊、壁も根こそぎ抉れて調理場と酒場が一間続きになってしまっている。破壊力がこれまでのものとは桁違いだ。トロフォティグルは苛立たしげに尻尾を揺らし、視線を巡らせていた。何かを探している?
「アンリっ!? 逃げたのではなかったのか。大丈夫か!」
声のした方を見れば、クリストフが驚いた顔で僕を見ていた。
いつの間にか三体いたはずのトロフォティグルは残り一体となっており、その一体をクリストフがちょうど仕留めた所だった。クリストフは僕の無事を確認した後に、崩壊した調理場を見遣って目を見開いていた。きっと討伐を終え気が緩んだ隙の出来事だったのだろうが、クリストフでも、他の数多いる冒険者の誰一人、四体目のトロフォティグルの攻撃に反応すらできなかった。それほどの素早さということだ。
しかし、なぜあのトロフォティグルは真っ先にクリストフを攻撃しなかったのだろうか。隙だらけのクリストフを通り過ぎ、僕のいた調理場を襲った理由は分からないが、とにかくクリストフが怪我を負わずに済んでよかった。
「表の入り口から出られる。すぐに逃げろ! こいつは危険だ。魔術を使う!」
クリストフがそう叫びながら、背を向けたままの四体目のトロフォティグルに剣を構えて飛びかかった。
トロフォティグルは振り向きざまに前足を振り下ろすと、そこから水飛沫が散った。ただの水ではないらしく、その飛沫が触れたクリストフの衣服や肌が見る間に裂けていく。恐らくこれが魔物の使う魔術というものなのだろう。クリストフと共に立ち向かった他の冒険者達は、飛沫が数滴当たっただけで壁まで吹き飛んでいた。クリストフは火の加護の力を薄く全身に纏い防御しているようだが、彼の頭上で羽ばたく赤い鳥の精霊は苦しそうに次第に高度を下げている。
トロフォティグルはクリストフの剣を難なく避け、加護の力による攻撃も魔術で無効化している。
「クリストフ!」
思わず叫び、僕は彼の精霊に力を送るように祈った。
すると、クリストフよりも先にトロフォティグルがこちらを向いた。目玉のない暗闇の瞳に見入られてぞくりと背を震わせた瞬間、トロフォティグルはクリストフから剣戟を受けている最中にもかかわらず、こちらへ向かって高く跳躍した。
なぜ!? 魔物は加護の力の強い者を好んで襲うのではなかったか。どうして目の前のクリストフを打ち捨てて、僕を襲おうとしているのか。
僕が逃げようとするよりも早く、地の底を這うような唸り声が一瞬で耳元に届いた。トロフォティグルの鋭い爪先が眼前に迫り、僕は思わず目を瞑った。
爪が何かを引き裂く鈍い音はすれど痛みはない。恐る恐る目を開けると、僕の前にクリストフが立ちはだかっていた。剣を構えたクリストフの右肩から手首へ走る、四本の爪の軌跡。間髪を容れず、そこから血飛沫が吹き上がった。その間にもトロフォティグルから放たれた水の魔術がクリストフの体にいくつも突き刺さる。僕は声にならない悲鳴を上げた。
クリストフは血の滴る右腕をだらりと下げたまま、落とした剣を左手で拾った。敵を睨み片手で剣を構えるが、それは防戦のみに使われた。もう振るうこともできないのかもしれない。
無理だ。もう戦えっこない。僕なんかを庇ったが為にクリストフは――。
嫌だ、クリストフ。嫌だ――!!
恐怖、憤激、悲嘆、後悔。これまで感じたことのない激しい情動の渦に、僕の体は熱さと冷たさで混沌とし、喉から叫びとも悲鳴ともつかない声が漏れた。頭の中が真っ白になる。
僕は震えながらクリストフの背に触れた。全身がざわりと粟立つ。何か大きな奔流が僕の内から溢れ出ていくような感覚。
次の瞬間、光の柱が僕から勢いよく迸り、クリストフの頭上に留まる彼の精霊に注いだ。辺りが光で満たされて視界がきかない。
ピイィィ―――。
聞き慣れない鳴き声が響いた。甲高く、動物的ではあるが、もっと清らかで神聖な響きだった。
ゆっくりと収束した光の中心にいたのは、炎に包まれた大きな鳥だった。孔雀のような羽を持ち、その一本一本が燃え盛る炎でできている。床まで着くような長い尾羽は熱風に煽られ優雅に揺れていた。不死鳥、或いは鳳凰。そう形容するのが最適な悠然とした佇まいの鳥らしからぬこの鳥は、先程までクリストフの頭上にいた火の精霊と同じものなのだろうか。細部を見れば確かに面影はあるのだが、湛える力が比較にもならないほど大きいことが肌を通して伝わってくる。
停留する為に羽ばたく度に火の粉が舞い、熱い暴風が辺りを凪ぐ。しかし灼熱のはずのその風は、僕の身を焦がすことはなく、心地よい柔らかな温もりを与える。一方で、トロフォティグルは風に煽られるだけで身を低くし、熱さに悶えるように呻いていた。
怯え、たじろぐトロフォティグルの隙を見逃さず、クリストフが渾身の力で剣を振り下ろす。すると、刀身は黒にも近い紅蓮の炎を纏い、剣先が触れるや否やトロフォティグルの全身は業火に包まれた。断末魔の声を発する暇もなく、大きな魔物は一瞬で灰となった。残った熱風に、その灰すら飛ばされ辺りは途端に静けさを取り戻した。
酒場にいた誰もが動けず、声を出すこともできなかった。
静まり返る中で、ゆっくりとクリストフが振り返る。背に触れたままの僕の手を見て
「今のは……まさか君が……?」
そう困惑した顔で小さく問うた。僕は僅かに頷くのが精一杯だった。
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