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第二章 失って得たもの
2-18 クリストフ視点<回想>2
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「……承服致しかねます。第一、私はともかくダニエルが……」
「お前の承服を得ずとも、これはお前の父と既に決まった話だ。それに、ダニエルは私の意見に快諾したがね」
そう言われてしまっては、黙らざるを得ない。
私は固く口を引き結んだまま部屋を辞し、釈然としない気持ちを抱えて玄関のポーチへ足を踏み入れた。しかし足はそこで止まり、少しの逡巡の後、踵を返した。勝手知ったる屋敷を進み、懐かしい部屋の扉をノックする。
返事と共に顔を覗かせたダニエルは、私の来訪を予見していたかのように人好きのする笑みで出迎えた。
「その様子じゃ、父上の話には納得できなかったようだね。相変わらず真面目が過ぎるな」
苦笑混じりにそう言われ、私は強張っていた顔の緊張をやっと緩めた。
「とても納得できる話ではないだろう? ダニエルは何故認めたんだ」
「僕はクリストフが適任と思うよ。騎士としての実力も近衛としての名誉もシュヴァリエの本家当主として申し分ない」
「本家だ分家だなどと今まで気にしたこともなかったじゃないか。何故伯父上は急にそんなことを仰るのか」
「……それは、僕が土の加護持ちだったからだろう」
「でも君は加護の力が充分強いだろう。君が配属されてからの騎士団衛生部隊の飛躍的進歩は伯父上もご存知だろうに」
「騎士の中でも花形の近衛の君と、後方部隊の僕とでは比べようもないよ」
「そんなことはない! 土の加護の支援あってこその火の力であり風の力だ。モディア帝国建国以来大規模な戦乱がないから実感がないだけで、有事の際に戦局を左右するのは後方部隊の能力だと騎士学校でも――」
「……じゃあその有事はいつ起こるんだい?」
それまで困ったように笑いながら、肩を怒らせる私を宥めていたダニエルの笑顔が消えた。
「モディア帝国建国以来戦乱はない。それはそうさ、この国は精霊王によって守られているからね。人智を超えた脅威に戦争を挑もうなどという馬鹿は今後も出てこないだろう。有事の備えなどはただの因習で、実際には不要だと誰もが知っている。近衛騎士だってまともに戦えるのはお前くらいで、周りは金で騎士の爵位を買った綺麗なお坊ちゃんばかりじゃないか。僕だってそうだ。戦えないシュヴァリエの人間など存在する必要がない」
「ダニエル……! 君は君の能力をもっと誇るべきだ。あれほどの見事な治療を瞬時に行えるのは――」
「分からない奴だな! いくら僕の土の加護の力が強くても意味がないんだよ! 戦のないこの国で土の加護の騎士が重宝されるのはせいぜい田舎の魔物退治くらいだろう。武門のシュヴァリエの当主がそれでは父上が恥をかくんだ!」
いつでも温厚なダニエルが怒鳴る姿など初めて見た私は、呆然としてしまった。ダニエルは目を吊り上げて私を激しく睨め付けている。こんな視線を向けられたのも初めてのことだった。
私は口を噤み、けれどダニエルの悲痛な叫びには到底首肯できなかった。
ダニエルは騎士団衛生部隊の中で画期的な救護方法をいくつも打ち立て注目を集めている人物だ。たとえ戦の予兆が皆無であっても、優秀さは騎士団内の誰もが知るところだ。
そのダニエルを恥と思うだろうか。実の父親である伯父が。充分に立派に職務を務めているではないか。
当主問題に関しては、体面や伝統など私の預かり知らぬしがらみがあるのかもしれない。だが伯父自身はダニエルを誇りと思っているはずだ。何より私が、ダニエルの実直さと勤勉さを幼い頃からずっと尊敬している。
顔を真っ赤にして息を荒げるダニエルに狼狽えながらも、私は慎重に口を開いた。
「恥などと……。君が弛まぬ努力でその能力を高めてきたことは伯父上もご存知のはずだ。何故君はそこまで卑屈に……」
「じゃあお前も僕と同じ金の髪と目を持ってみろよ! それで世間がどう見えるのか、世間からどう扱われるのか、その身で感じてみろよ!」
ダニエルが私の胸倉に掴みかかった。その勢いに私は数歩後退ったが、ダニエルは尚も私に詰め寄って言い募る。
「僕はお前のその赤がずっと妬ましかった。何もかも恵まれている癖に、誰も自分を見てくれないだって? そんな甘えた泣き言を毎度毎度聞かされる僕の気持ちを考えたことがあるか? だったらその赤を僕にくれと何度も叫びそうになった。何故僕ではなくてお前なんだ。生まれながらに与えられ、一生逃れられないこの土の加護が憎かった。火の加護を持ったお前のことが憎かった。ずっとお前が大嫌いだった」
吐き捨てるように言ったダニエルの声は震えていた。
肩を上下させながら何度か呼吸を繰り返した後、ダニエルはやっと私の服から手を離した。その手を俯けた顔に当てて、か細い声で言う。
「……帰ってくれ。これ以上惨めな気持ちにさせないでくれ……」
私は何も言えなかった。
目の前で扉が静かに閉められても、しばらくその場に立ち尽くしていた。
ダニエルの置かれた状況も、その心情も、私は何も分かっていなかった。いや、この慟哭を聞いてすら、全てを理解できてはいなかったのだ。ダニエルの生きる世界を初めて垣間見られたのは、取り返しがつかなくなってからのことだった。
数日後、ダニエルは薬草採取に行くと言って家を出たまま帰って来なかった。私も含めて一族総出で方々を探したが行方は杳として知れず、更に数日経った頃、切り立った険しい山の谷底で瀕死の姿で見つかった。
恐らく崖から足を滑らせて滑落したのだろうということだったが、魔物も出る山なのに武器の一つも持たず、そもそも採取道具すら持っていなかったダニエルが本当は何を目的に山に入ったのかは言うまでもないだろう。どこまでも心優しいダニエルは、家族に迷惑を掛けまいとしたのだ。或いは彼の自尊心が後世に汚名を残すことを許さなかったのかもしれない。当然、土の加護の癒しを使った形跡もなかった。
一命は取り留めたものの目を覚まさないままのダニエルと向かい合った時、私は初めて分かったのだ。彼の苦悩の闇の深さを。ダニエルは、身じろぎすら困難な汚泥の沼に足元から浸かっていくような、強大で恐ろしい闇の中を生きていたのかもしれない。その沼から離れた安全な淵に立って己の運命を嘆く私のなんと呑気なことか。ダニエルが私を憎むのは当然であり、ダニエルを追い詰めたのは間違いなく私の愚かしさだろう。
やっと全てから解放されたかのように穏やかに眠る物言わぬダニエルを前にして、私は自責の念から込み上がる涙を止められなかった。
「お前の承服を得ずとも、これはお前の父と既に決まった話だ。それに、ダニエルは私の意見に快諾したがね」
そう言われてしまっては、黙らざるを得ない。
私は固く口を引き結んだまま部屋を辞し、釈然としない気持ちを抱えて玄関のポーチへ足を踏み入れた。しかし足はそこで止まり、少しの逡巡の後、踵を返した。勝手知ったる屋敷を進み、懐かしい部屋の扉をノックする。
返事と共に顔を覗かせたダニエルは、私の来訪を予見していたかのように人好きのする笑みで出迎えた。
「その様子じゃ、父上の話には納得できなかったようだね。相変わらず真面目が過ぎるな」
苦笑混じりにそう言われ、私は強張っていた顔の緊張をやっと緩めた。
「とても納得できる話ではないだろう? ダニエルは何故認めたんだ」
「僕はクリストフが適任と思うよ。騎士としての実力も近衛としての名誉もシュヴァリエの本家当主として申し分ない」
「本家だ分家だなどと今まで気にしたこともなかったじゃないか。何故伯父上は急にそんなことを仰るのか」
「……それは、僕が土の加護持ちだったからだろう」
「でも君は加護の力が充分強いだろう。君が配属されてからの騎士団衛生部隊の飛躍的進歩は伯父上もご存知だろうに」
「騎士の中でも花形の近衛の君と、後方部隊の僕とでは比べようもないよ」
「そんなことはない! 土の加護の支援あってこその火の力であり風の力だ。モディア帝国建国以来大規模な戦乱がないから実感がないだけで、有事の際に戦局を左右するのは後方部隊の能力だと騎士学校でも――」
「……じゃあその有事はいつ起こるんだい?」
それまで困ったように笑いながら、肩を怒らせる私を宥めていたダニエルの笑顔が消えた。
「モディア帝国建国以来戦乱はない。それはそうさ、この国は精霊王によって守られているからね。人智を超えた脅威に戦争を挑もうなどという馬鹿は今後も出てこないだろう。有事の備えなどはただの因習で、実際には不要だと誰もが知っている。近衛騎士だってまともに戦えるのはお前くらいで、周りは金で騎士の爵位を買った綺麗なお坊ちゃんばかりじゃないか。僕だってそうだ。戦えないシュヴァリエの人間など存在する必要がない」
「ダニエル……! 君は君の能力をもっと誇るべきだ。あれほどの見事な治療を瞬時に行えるのは――」
「分からない奴だな! いくら僕の土の加護の力が強くても意味がないんだよ! 戦のないこの国で土の加護の騎士が重宝されるのはせいぜい田舎の魔物退治くらいだろう。武門のシュヴァリエの当主がそれでは父上が恥をかくんだ!」
いつでも温厚なダニエルが怒鳴る姿など初めて見た私は、呆然としてしまった。ダニエルは目を吊り上げて私を激しく睨め付けている。こんな視線を向けられたのも初めてのことだった。
私は口を噤み、けれどダニエルの悲痛な叫びには到底首肯できなかった。
ダニエルは騎士団衛生部隊の中で画期的な救護方法をいくつも打ち立て注目を集めている人物だ。たとえ戦の予兆が皆無であっても、優秀さは騎士団内の誰もが知るところだ。
そのダニエルを恥と思うだろうか。実の父親である伯父が。充分に立派に職務を務めているではないか。
当主問題に関しては、体面や伝統など私の預かり知らぬしがらみがあるのかもしれない。だが伯父自身はダニエルを誇りと思っているはずだ。何より私が、ダニエルの実直さと勤勉さを幼い頃からずっと尊敬している。
顔を真っ赤にして息を荒げるダニエルに狼狽えながらも、私は慎重に口を開いた。
「恥などと……。君が弛まぬ努力でその能力を高めてきたことは伯父上もご存知のはずだ。何故君はそこまで卑屈に……」
「じゃあお前も僕と同じ金の髪と目を持ってみろよ! それで世間がどう見えるのか、世間からどう扱われるのか、その身で感じてみろよ!」
ダニエルが私の胸倉に掴みかかった。その勢いに私は数歩後退ったが、ダニエルは尚も私に詰め寄って言い募る。
「僕はお前のその赤がずっと妬ましかった。何もかも恵まれている癖に、誰も自分を見てくれないだって? そんな甘えた泣き言を毎度毎度聞かされる僕の気持ちを考えたことがあるか? だったらその赤を僕にくれと何度も叫びそうになった。何故僕ではなくてお前なんだ。生まれながらに与えられ、一生逃れられないこの土の加護が憎かった。火の加護を持ったお前のことが憎かった。ずっとお前が大嫌いだった」
吐き捨てるように言ったダニエルの声は震えていた。
肩を上下させながら何度か呼吸を繰り返した後、ダニエルはやっと私の服から手を離した。その手を俯けた顔に当てて、か細い声で言う。
「……帰ってくれ。これ以上惨めな気持ちにさせないでくれ……」
私は何も言えなかった。
目の前で扉が静かに閉められても、しばらくその場に立ち尽くしていた。
ダニエルの置かれた状況も、その心情も、私は何も分かっていなかった。いや、この慟哭を聞いてすら、全てを理解できてはいなかったのだ。ダニエルの生きる世界を初めて垣間見られたのは、取り返しがつかなくなってからのことだった。
数日後、ダニエルは薬草採取に行くと言って家を出たまま帰って来なかった。私も含めて一族総出で方々を探したが行方は杳として知れず、更に数日経った頃、切り立った険しい山の谷底で瀕死の姿で見つかった。
恐らく崖から足を滑らせて滑落したのだろうということだったが、魔物も出る山なのに武器の一つも持たず、そもそも採取道具すら持っていなかったダニエルが本当は何を目的に山に入ったのかは言うまでもないだろう。どこまでも心優しいダニエルは、家族に迷惑を掛けまいとしたのだ。或いは彼の自尊心が後世に汚名を残すことを許さなかったのかもしれない。当然、土の加護の癒しを使った形跡もなかった。
一命は取り留めたものの目を覚まさないままのダニエルと向かい合った時、私は初めて分かったのだ。彼の苦悩の闇の深さを。ダニエルは、身じろぎすら困難な汚泥の沼に足元から浸かっていくような、強大で恐ろしい闇の中を生きていたのかもしれない。その沼から離れた安全な淵に立って己の運命を嘆く私のなんと呑気なことか。ダニエルが私を憎むのは当然であり、ダニエルを追い詰めたのは間違いなく私の愚かしさだろう。
やっと全てから解放されたかのように穏やかに眠る物言わぬダニエルを前にして、私は自責の念から込み上がる涙を止められなかった。
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