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第二章
アイラ•クロスリー子爵令嬢の話 .3
しおりを挟むローガン様と結婚出来て、わたくし幸せの絶頂だわ!
パーティーに行ってもわたくしより身分の高い方は少ないし、うふふ
だってわたくし侯爵夫人ですもの!
ローガン様は体調が優れず日の半分は寝て過ごしておられる。
夫婦で一緒にパーティーに出たかったのに、
皆に「旦那様は?」と聞かれるのはもうたくさんよ!
みんなあの阿婆擦れのせいよ。
あの女のふしだらなせいで ローガン様が傷つきお体を壊された。
でも、パーティーでは沢山の殿方が わたくしを分かって気遣って下さるもの。
心強いわ。
クラレンスでは本館に移って王家からの使用人には辞めてもらったわ。あんな人達要らないわ。
父に頼んでわたくし専用の使用人を集めてもらった
あの、口うるさいセバスチャンは古い屋敷で あの女の子供と過ごせばよいわ。
************
わたくしも早く旦那様の赤ちゃんが欲しいわ!
ルルが言うの、赤ちゃんが欲しいならもっと閨を頑張らないといけないって、、
閨で旦那様に喜んでもらわないと、子供が出来にくいらしいの、
わたくしが小さい頃に お母様が亡くなったから、男女の事の教育は誰もしてくれなくて•••
ルルは本当に頼りになるわ。
ルルは沢山の事を教えてくれるの。
上に乗って腰を動かすとか、
その時、お腹の下に力を入れる妊娠しやすいとか、
恥ずかしがると怒られちゃうの。
それじゃ旦那様に嫌われてしまいますよ!って言うの。
わたくし、頑張らないといけないわね。
結婚して2年目
やっと子供が産まれた。元気な女の子だった。アナベルと名付けた。
旦那様にソックリな淡い茶色の髪と透けるような白い肌。
顔はわたくしに似ているかしら?
幸せだわぁ。
************
アナベルが大きくなって行動範囲が広がる。
先日は旧館にいったようだ。
「向こうに綺麗な髪の女の子がいたのよ!」
綺麗な髪ですって?女の子?
あの女の子供だわ、まだ生きていたのね。
私は旧館へ向かった。
いた!あの子だわ、憎たらしい、
使用人に、ハサミを持ってこらせる。
「使用人には長い髪は必要ないでしよう」
髪を掴んでハサミで切っていく、
「やめて、お願いやめて、」子供は泣く。
いい気味だわ、この髪で阿婆擦れは旦那様を誘惑してたのだわ!
「目障りだわ、染めてお仕舞い」
アハハハ、アハハハ
あの女の形跡なんで無くなってしまえ。
アナベルに旧館には近づかないように言わなければ、、、
アナベル あの子はいけない子なの、
あの子はふしだらな子なの、
あの子は泥棒なの、
出会ったら棒で打っておしまい!
*********
ある日、アナベルの部屋に入ったらスケッチ ブックが机に置いてあった。
中には、女神様のような美しい女性が描かれていた。
「まあ、綺麗な方ね。この絵はどうしたの?」
「あの、泥棒の子が これがお母様だって言うの、嘘つきよね、こんな綺麗か人が母親の訳があるわけないじゃないの。」
これが、母親?
じゃぁ、これがコーネリア???
嘘よ、そんなはずはないわ!
あの子を呼びなさい。今すぐここに呼びなさい!
「これが母親だなんて、どうして嘘をいうの!」
鞭で叩く。
子供は泣きながら、本当です。私のお母様なの、と訴えている。
わたくしはページを一枚ずつ暖炉に焚べる。
こんな女 燃えてしまえばいい!
子供は返して、、、と叫ぶ、
アハハハ、こんな女、存在しないのよ。
見せつけるように燃やしていく。
最後の一枚に、火をつける
欲しかったら取ってくるのね、窓から投げた
アナベルが「ほら、取りに行きなさいよ。」
窓から外に押した。
子供は窓から落ちた。やっと死んだかしら?
***************
あの女の子供が窓から落ちてから、生活が変わり始めたような気がする。
まず家庭教師が来た。
アニー•サリバン子爵夫人、爵位は低いが王宮のマナーの先生だ。
そんな方が何故、あの子を。
だったらアナベルの家庭教師にしたらよいわ!
アナベルは侯爵令嬢よ。クラレンスの跡取りだわ。
箔付けにサリバン先生はちょうど良いわ!
サリバン先生も 使用人の家庭教師より 侯爵令嬢を教える方が良いに決まっている。
旦那様にお願いしたが、逆に嗜められた。
「王命なのだ」と、
何故、何故、何故、
あの子供は学園に通うとの事。
わたくしでも入学出来なかった 王都の学園に、あの女の子供が?
何故、何故、何故、
王家はどうして、わたくしの幸せを奪うの?
あの女の子供さえいなかったら サリバン先生はアナベルの家庭教師をしてくれて、王都の学園にも入学出来るはずなのに、
何故、何故、何故、
王命で、あの女の子供をクラレンス侯爵の長女としなければならないと言われた。
どうして、王は我が家を掻き回すの?
長女はアナベルよ。
そんな理不尽な事がまかり通ってよいの!
酷いわ、酷すぎるわ。
あの子供さえいなければ、
あの時、死んでいれば•••••
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