転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール

文字の大きさ
91 / 163
第二章

アイラ•クロスリー子爵令嬢の話 .3

しおりを挟む

ローガン様と結婚出来て、わたくし幸せの絶頂だわ!
パーティーに行ってもわたくしより身分の高い方は少ないし、うふふ
だってわたくし侯爵夫人ですもの!

ローガン様は体調が優れず日の半分は寝て過ごしておられる。
夫婦で一緒にパーティーに出たかったのに、
皆に「旦那様は?」と聞かれるのはもうたくさんよ!
みんなあの阿婆擦れのせいよ。
あの女のふしだらなせいで ローガン様が傷つきお体を壊された。
でも、パーティーでは沢山の殿方が わたくしを分かって気遣って下さるもの。
心強いわ。

クラレンスでは本館に移って王家からの使用人には辞めてもらったわ。あんな人達要らないわ。
父に頼んでわたくし専用の使用人を集めてもらった
あの、口うるさいセバスチャンは古い屋敷で あの女の子供と過ごせばよいわ。

************

わたくしも早く旦那様の赤ちゃんが欲しいわ!
ルルが言うの、赤ちゃんが欲しいならもっと閨を頑張らないといけないって、、
閨で旦那様に喜んでもらわないと、子供が出来にくいらしいの、
わたくしが小さい頃に お母様が亡くなったから、男女の事の教育は誰もしてくれなくて•••
ルルは本当に頼りになるわ。

ルルは沢山の事を教えてくれるの。
上に乗って腰を動かすとか、
その時、お腹の下に力を入れる妊娠しやすいとか、
恥ずかしがると怒られちゃうの。
それじゃ旦那様に嫌われてしまいますよ!って言うの。
わたくし、頑張らないといけないわね。

結婚して2年目
やっと子供が産まれた。元気な女の子だった。アナベルと名付けた。
旦那様にソックリな淡い茶色の髪と透けるような白い肌。
顔はわたくしに似ているかしら?
幸せだわぁ。

************

アナベルが大きくなって行動範囲が広がる。
先日は旧館にいったようだ。
「向こうに綺麗な髪の女の子がいたのよ!」
綺麗な髪ですって?女の子?
あの女の子供だわ、まだ生きていたのね。
私は旧館へ向かった。
いた!あの子だわ、憎たらしい、
使用人に、ハサミを持ってこらせる。

「使用人には長い髪は必要ないでしよう」
髪を掴んでハサミで切っていく、
「やめて、お願いやめて、」子供は泣く。
いい気味だわ、この髪で阿婆擦れは旦那様を誘惑してたのだわ!
「目障りだわ、染めてお仕舞い」
アハハハ、アハハハ 
あの女の形跡なんで無くなってしまえ。

アナベルに旧館には近づかないように言わなければ、、、

アナベル あの子はいけない子なの、
     あの子はふしだらな子なの、
     あの子は泥棒なの、
出会ったら棒で打っておしまい!


*********

ある日、アナベルの部屋に入ったらスケッチ ブックが机に置いてあった。
中には、女神様のような美しい女性が描かれていた。
「まあ、綺麗な方ね。この絵はどうしたの?」
「あの、泥棒の子が これがお母様だって言うの、嘘つきよね、こんな綺麗か人が母親の訳があるわけないじゃないの。」

これが、母親?
じゃぁ、これがコーネリア???
嘘よ、そんなはずはないわ!
あの子を呼びなさい。今すぐここに呼びなさい!

「これが母親だなんて、どうして嘘をいうの!」
鞭で叩く。
子供は泣きながら、本当です。私のお母様なの、と訴えている。

わたくしはページを一枚ずつ暖炉に焚べる。
こんな女 燃えてしまえばいい!

子供は返して、、、と叫ぶ、

アハハハ、こんな女、存在しないのよ。
見せつけるように燃やしていく。
最後の一枚に、火をつける
欲しかったら取ってくるのね、窓から投げた
アナベルが「ほら、取りに行きなさいよ。」
窓から外に押した。

子供は窓から落ちた。やっと死んだかしら?

***************
    
あの女の子供が窓から落ちてから、生活が変わり始めたような気がする。

まず家庭教師が来た。
アニー•サリバン子爵夫人、爵位は低いが王宮のマナーの先生だ。
そんな方が何故、あの子を。

だったらアナベルの家庭教師にしたらよいわ!
アナベルは侯爵令嬢よ。クラレンスの跡取りだわ。
箔付けにサリバン先生はちょうど良いわ!
サリバン先生も 使用人の家庭教師より 侯爵令嬢を教える方が良いに決まっている。

旦那様にお願いしたが、逆に嗜められた。
「王命なのだ」と、

何故、何故、何故、

あの子供は学園に通うとの事。
わたくしでも入学出来なかった 王都の学園に、あの女の子供が?

何故、何故、何故、

王家はどうして、わたくしの幸せを奪うの?
あの女の子供さえいなかったら サリバン先生はアナベルの家庭教師をしてくれて、王都の学園にも入学出来るはずなのに、

何故、何故、何故、

王命で、あの女の子供をクラレンス侯爵の長女としなければならないと言われた。
どうして、王は我が家を掻き回すの?
長女はアナベルよ。
そんな理不尽な事がまかり通ってよいの!
酷いわ、酷すぎるわ。

あの子供さえいなければ、
あの時、死んでいれば•••••




しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します

mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。 中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。 私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。 そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。 自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。 目の前に女神が現れて言う。 「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」 そう言われて私は首を傾げる。 「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」 そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。 神は書類を提示させてきて言う。 「これに書いてくれ」と言われて私は書く。 「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。 「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」 私は頷くと神は笑顔で言う。 「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。 ーーーーーーーーー 毎話1500文字程度目安に書きます。 たまに2000文字が出るかもです。

公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~

松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。 なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。 生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。 しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。 二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。 婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。 カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す

紅月シン
ファンタジー
 七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。  才能限界0。  それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。  レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。  つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。  だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。  その結果として実家の公爵家を追放されたことも。  同日に前世の記憶を思い出したことも。  一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。  その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。  スキル。  そして、自らのスキルである限界突破。  やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。 ※小説家になろう様にも投稿しています

男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる

暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。 授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~

夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。

転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ

如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白? 「え~…大丈夫?」 …大丈夫じゃないです というかあなた誰? 「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」 …合…コン 私の死因…神様の合コン… …かない 「てことで…好きな所に転生していいよ!!」 好きな所…転生 じゃ異世界で 「異世界ってそんな子供みたいな…」 子供だし 小2 「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」 よろです 魔法使えるところがいいな 「更に注文!?」 …神様のせいで死んだのに… 「あぁ!!分かりました!!」 やたね 「君…結構策士だな」 そう? 作戦とかは楽しいけど… 「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」 …あそこ? 「…うん。君ならやれるよ。頑張って」 …んな他人事みたいな… 「あ。爵位は結構高めだからね」 しゃくい…? 「じゃ!!」 え? ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!

異世界での異生活

なにがし
ファンタジー
役職定年を迎えた男が事故に巻き込まれケガをする。病院に運ばれ治療をしていたはずなのに、なぜか異世界に。しかも、女性の衣服を身に着け、宿屋の一室に。最低な異世界転移を迎えた男が、異世界で生きるために頑張る物語です。

異世界でのんびり暮らしたいけど、なかなか難しいです。

kakuyuki
ファンタジー
交通事故で死んでしまった、三日月 桜(みかづき さくら)は、何故か異世界に行くことになる。 桜は、目立たず生きることを決意したが・・・ 初めての投稿なのでよろしくお願いします。

処理中です...