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第二章

マリアベルの帰省3

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あっ、絵が燃えてる、

白い暖炉? 燃えてるのはスケッチ ブック?

あれは、女神様の絵  2人の女、3人?

燃えてる絵が窓から落ちる•••

手を伸ばしたら危ないわ

あっ、落ちる、落ちる、落ちる

私だ!!!

———————-

はっ、と目が覚めた。汗びっしょり

燃えた絵を、、、取ろうとして
私  窓から落ちた?

、、、、夢かぁ

ホッとした。あそこから落ちたら死んでしまうわ

安心したマリアベルは 再び 深い眠りに落ちていった。

————————

「マリアベル様、朝ですよ!起きて下さいまし。」
ガブリエルが起こしに来てくれた。

昨日は夜更かしして、以前 アナベルにインクを掛けられたドレスを解体していた。
もちろん、ガブリエルの戦闘ドレスを作る為だ!

「領地におられる時はカツラはご不要てすわ。前髪とサイド編み込みますね。」
ガブリエルは器用に髪を整えていく。

「マリアベル様の御髪は本当に美しいですわ。
この髪を切って染めるなんて、、あのアイラ子爵令嬢 万死に値する、、、」

髪も少し伸びて、髪が肩に付くようななった。
繰り返し洗っていたので 染め粉も色落ちして、髪色が素の色を取り戻しつつある。

「ねえ、ガブリエル。採寸させてくれませんか?ちょっといい事思いついたの。」
最近取得した[ウィンク]と言う技を使って
お願いした。

「もー、お嬢様ったら~
そんな可愛いい顔しては いけませんわぁ!」

[ウィンク]効果は絶対であった。

——————-
正直、暇である。
子供って本当に暇なのね。

でも、目がよく見える。
これは ものすご~く嬉しい。

暇だったら刺繍しろ?
そんなのチョチョイのチョイよ。
おばあちゃんを舐めないてちょーだい。
老眼鏡も要らないし、目が全然疲れ無い。
昔は洋服手縫いしてたんだから。

文字も、もう完璧に覚えちゃった。
これが[チート]なのかしら?
本もスイスイ読めちゃうわ。
転生して本当によかった。

でも、暇なのよね~
なんかすることないかしら。
家事手伝いも禁止だし、、、

もう次期 お祖父様がいらっしゃるから
なにか作って差し上げよう。
そう言えば、敬老の日に孫から水羊羹作ってもらって感動した事があったわねぇ
こっちの世界小豆あるかしら?

ピエールさんに聞いてみたが、豆は私に馴染みの無い豆ばかりで こちらでは豆はあまり食べないようである。

豆、豆、豆、、、、
ピコン!そうよ、鳥の餌
見に行ってみましょう。

邸を出ようとして、たしなめられた。
「日傘とお付きの者を付けずに外に出てはいけません、」
本当に、お嬢様は面倒だ。

リリアンに付き添いを頼み
飼料室へ Go!

あった、確かにあった
小豆
でもすごく質が悪い。これで羊羹が作れるのであろうか?

こちらの農業技術だと、品質は安定してないと思う。
だから、ピンからキリまであって質が悪いのは飼料用、良い物と分けている、、はず?

「飼料仕入れの担当はあなた?」
ハイ、質問に面倒臭そうに男が答えた。

「この豆、仕入れる時に、食用に出来る最高品質の物があるか聞いてくれないから?
そうしたら、アナタに最高のお菓子をプレゼントするわ!
ついでにコーンもお願いね。
加熱すると弾ける種類とそうで無いモノがあるの。
ポップコーンは弾ける方でないと作れるないの。お願いね!」

男はビックリして言った
「ぇぇえ、ポップコーンは貴方が作ったのですか?
みんな、アナベル様が作ったって言ってますよ」

そうか、ここではお嬢様はアナベル1人だったものね。

よし!私を覚えてもらわなくっちゃ。
そして、融通してもらわないと、、、

「後で、新作のポップコーンを届けさせます。
私はクラレンス侯爵長女のマリアベル、アナタの名は?」

「ジャック です。」

「楽しみに待っていなさい、オーホッホ!」

マリアベルは、飼料仕入れ係ジャックを仲間に引き摺り込む事に成功した。

午後、届けらた[キャラメルポップコーン]を食べた ジャック達 家畜舎 の者は あまりの美味しさに、涙した。
そして、もっと美味しいお菓子をと 取り憑かれたように仕入れに奔走するのであった。

こうして、クラレンス領スナック菓子化計画が花開いていった。

























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