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歪んだ愛と、永遠に結ばれた愛
歪んだ愛と、永遠に結ばれた愛
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「被疑者死亡で書類送検されて円谷の事件は解決だ」
「元妻岩水まなみか。本人が知らないうちに離婚届を出されて、言いたいことが山のようにあっただろうに。悔しいだろうな」
集中治療室のドアの前で初瀬川さんが出てくるのを彼と副島さんと三人で待っていた。
たもくんはまなみ先生の傍から離れようとしない、武田さんから彼に連絡があった。
「四季くん、待たせてごめんね」
重たいドアが静かに開いて初瀬川さんと隆之さんが出てきた。ふたりとも険しい表情を浮かべていた。
「手術は成功したけど、意識が戻るかは分からないって、先生が」
「目撃者によると、兄はまなみさんと弁護士の先生を身を挺して守ろうとしたみたいだ」
「四季くん、兄の服のポケットにこれが入ってたの」
初瀬川さんにぐしゃぐしゃになった白い封筒を渡された。
長澤さんへと書かれた封筒の封を開けると【レンタルスペース5083】と書かれたメモ紙と鍵が入っていた。
「レンタルスペース5083?和真さん、コオお兄ちゃん、これ」
ふたりに差し出した。
「元妻岩水まなみか。本人が知らないうちに離婚届を出されて、言いたいことが山のようにあっただろうに。悔しいだろうな」
集中治療室のドアの前で初瀬川さんが出てくるのを彼と副島さんと三人で待っていた。
たもくんはまなみ先生の傍から離れようとしない、武田さんから彼に連絡があった。
「四季くん、待たせてごめんね」
重たいドアが静かに開いて初瀬川さんと隆之さんが出てきた。ふたりとも険しい表情を浮かべていた。
「手術は成功したけど、意識が戻るかは分からないって、先生が」
「目撃者によると、兄はまなみさんと弁護士の先生を身を挺して守ろうとしたみたいだ」
「四季くん、兄の服のポケットにこれが入ってたの」
初瀬川さんにぐしゃぐしゃになった白い封筒を渡された。
長澤さんへと書かれた封筒の封を開けると【レンタルスペース5083】と書かれたメモ紙と鍵が入っていた。
「レンタルスペース5083?和真さん、コオお兄ちゃん、これ」
ふたりに差し出した。
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