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後悔
後悔
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「円谷は勝手にまなみ先生との離婚届を役所に提出し、橋本との婚姻届をその3日後に提出していた。書類上問題がなく、受理されていた」
「園長先生はきよちゃんのことも認知していたはずじゃあ」
「俺もてっきりそう思っていた。でも実際は違っていた。円谷ははなから橋本を手放す気はなかったんだ。岩水に渡すつもりもなかった」
そのとき、店員さんが飲み物とケーキを運んできてくれた。
上にアイスがちょこんと乗ったショコラケーキと、季節のフルーツがてんこ盛りのタルトケーキだ。
「美味しそう!」
思わず歓声をあげると、彼が嬉しそうににっこりと微笑んでくれた。
「熱いから気を付けて」
「ありがとう和真さん」
「ケーキはんぶんこする?」
「はい」
「アイス溶けるから、先に食べよう。いいよ、俺が分けるから」
僕たちのやり取り取りが笑い壺に入ったみたいで店員さんが必死で笑うのを堪えていた。
「別に変でもなんでもないのにね」
周囲から好奇の目を向けられても、彼は全く気にしなかった。
「ほら食べよう」
彼に促されフォークに手を伸ばした。
「園長先生はきよちゃんのことも認知していたはずじゃあ」
「俺もてっきりそう思っていた。でも実際は違っていた。円谷ははなから橋本を手放す気はなかったんだ。岩水に渡すつもりもなかった」
そのとき、店員さんが飲み物とケーキを運んできてくれた。
上にアイスがちょこんと乗ったショコラケーキと、季節のフルーツがてんこ盛りのタルトケーキだ。
「美味しそう!」
思わず歓声をあげると、彼が嬉しそうににっこりと微笑んでくれた。
「熱いから気を付けて」
「ありがとう和真さん」
「ケーキはんぶんこする?」
「はい」
「アイス溶けるから、先に食べよう。いいよ、俺が分けるから」
僕たちのやり取り取りが笑い壺に入ったみたいで店員さんが必死で笑うのを堪えていた。
「別に変でもなんでもないのにね」
周囲から好奇の目を向けられても、彼は全く気にしなかった。
「ほら食べよう」
彼に促されフォークに手を伸ばした。
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