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命に代えても守りたいもの
命に代えても守りたいもの
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「この人は俺の知ってるまなみ先生じゃない、岩水は遺体を前にハッキリそう答えた。初瀬川さんも2年間兄とは会っていないが兄の義之ではないと断言した」
「和真さん、コオお兄ちゃん、武田課長は?西本さんは?どうなるの?」
「明日から本格的な取り調べがはじまる。そんな顔するな。心配しなくてもふたりはすぐに釈放される」
「和真の言う通りだ」
ふたりに励まされ、安心したらなんだか急に眠くなってきた。彼に腕枕をしてもらい、うとうとしていたら、ぶるぶると誰かのスマホが振動した。
「和真、電話じゃないのか?」
「電話?」
こんな時間にか?訝しげに眉を寄せながら、もう一方の手を伸ばしスマホを取ると画面を覗き込んだ。
「お婆ちゃんからだ」
お爺ちゃんに何かあったのかな?
嫌な予感がしてならなかった。
「和真さん、コオお兄ちゃん、武田課長は?西本さんは?どうなるの?」
「明日から本格的な取り調べがはじまる。そんな顔するな。心配しなくてもふたりはすぐに釈放される」
「和真の言う通りだ」
ふたりに励まされ、安心したらなんだか急に眠くなってきた。彼に腕枕をしてもらい、うとうとしていたら、ぶるぶると誰かのスマホが振動した。
「和真、電話じゃないのか?」
「電話?」
こんな時間にか?訝しげに眉を寄せながら、もう一方の手を伸ばしスマホを取ると画面を覗き込んだ。
「お婆ちゃんからだ」
お爺ちゃんに何かあったのかな?
嫌な予感がしてならなかった。
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