47 / 576
もし神様が許してくれるならあなたのそばにいたい
もし神様が許してくれるならあなたのそばにいたい
しおりを挟む
「四季くん~~!」
そのあとカフェを訪ねると、結お姉さんが玄関の前で手を振り笑顔で出迎えてくれた。
「あとは私が押すから。どいて、どいて」
「ちょっと姉さん」
和真さんの身体を軽く押してしっしっと追い払った。
「一人占め禁止。四季くんは和真だけのものじゃないのよ」
「は?」
彼が不機嫌そうに眉間に皺を寄せた。
「ほら、ぼぉーとしてないで、ドアちゃんと押さえてて」
「相変わらず人使いが荒いんだから」
ぶつぶつと言いながらも、ドアを開けてバタンと閉まらないように手で押さえてくれた。
「じゃあ行こうか」
手押しハンドルを握ると前へゆっくり押してくれた。
「お帰り」
中に入ると櫂さんもまた笑顔で出迎えてくれた。
あれ?昨日まで「いらっしゃい」だったのに………なんで?
「どうしたの?」
「あの………何でもないです」
「何でもないなら別にいいけど」
不思議そうに首を傾げながら、いつも座る窓側の席に案内してくれた。
「和真くん、ちょっと手伝ってもらってもいいかな」
櫂さんが彼を手招きした。
「はい」
2人でカウンターへと入っていった。
「ねぇねぇ聞いたわよ。で、なんて答えたの?もちろんO.K.だよね?」
「あの……何のことですか?」
「もぅ、惚けちゃって」
結お姉さんが顔を嬉しそにほころばせていた。
そのあとカフェを訪ねると、結お姉さんが玄関の前で手を振り笑顔で出迎えてくれた。
「あとは私が押すから。どいて、どいて」
「ちょっと姉さん」
和真さんの身体を軽く押してしっしっと追い払った。
「一人占め禁止。四季くんは和真だけのものじゃないのよ」
「は?」
彼が不機嫌そうに眉間に皺を寄せた。
「ほら、ぼぉーとしてないで、ドアちゃんと押さえてて」
「相変わらず人使いが荒いんだから」
ぶつぶつと言いながらも、ドアを開けてバタンと閉まらないように手で押さえてくれた。
「じゃあ行こうか」
手押しハンドルを握ると前へゆっくり押してくれた。
「お帰り」
中に入ると櫂さんもまた笑顔で出迎えてくれた。
あれ?昨日まで「いらっしゃい」だったのに………なんで?
「どうしたの?」
「あの………何でもないです」
「何でもないなら別にいいけど」
不思議そうに首を傾げながら、いつも座る窓側の席に案内してくれた。
「和真くん、ちょっと手伝ってもらってもいいかな」
櫂さんが彼を手招きした。
「はい」
2人でカウンターへと入っていった。
「ねぇねぇ聞いたわよ。で、なんて答えたの?もちろんO.K.だよね?」
「あの……何のことですか?」
「もぅ、惚けちゃって」
結お姉さんが顔を嬉しそにほころばせていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
241
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる