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穏やかで愛おしい日々
穏やかで愛おしい日々
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「未知さんは二人の恋のキューピットなんですよ」
橘さんそれ本当なの?
初めて知ることが多すぎて頭が追い付いていかない。
「この子達が未知のお腹にいるとき、危険を顧みず俺を助けに来てくれて、懸命に看病してくれたんだよ。顔に傷が残ってもそんなことで嫌いになんかならない。塞ぎ込んでいた俺をいつも明るく励ましてくれたんだ。こうして彼と一緒になれたのは未知のお陰なんだ。だから感謝しても感謝しきれない。なのに、なんで未知ばかり………」
目を細め太惺と心望の頭を撫でてくれていた七海さんが悔しそうに上唇を噛み締めた。
「七海もみんなと同じで、未知のことが心配で心配で何も手に付かないんだ。代われるものなら代わってあげたい。悔しがって泣いてばかりいる。この前、遥琉が鷲崎組に来たとき、俺より先にヤツに掴み掛かって、大変だったんだ」
鷲崎さんの手がお尻の下にすっと差し入れられた。
「鷲崎さん、何をするつもりですか?」
「あ?日光浴だよ。こんな辛気臭いところにいても気が滅入るだけだろう」
「未知さんは」
「知ってるよ。心配するな、俺が未知を落とす訳ないだろう。未知、俺の首にしっかり掴まってろ。子供達を見に行くぞ」
ちょっと待って鷲崎さん。
寝癖で髪はぐしゃぐしゃだし、それに、パジャマのままなのに………。
「誰も見てねぇよ。それに、未知はどんな姿でも未知だろ?」
戸惑う僕にはお構いなしで。
にこりと微笑むと、ふわりと体が宙に浮いて、お姫様抱っこをされた。
「思っていたより軽いな。腹の子の分までちゃんと飯を食べて、早く良くなれ。七海、何か掛けるもの。バスタオルでも何でもいい。橘は二人の面倒をみてくれ」
てきぱきと指示を出すと、そのまま本当に外に向かった。
「一応念のため、遥琉の許可はもらってある。あとで焼きもちを妬かれて、駄々を捏ねられても困るからな」
橘さんそれ本当なの?
初めて知ることが多すぎて頭が追い付いていかない。
「この子達が未知のお腹にいるとき、危険を顧みず俺を助けに来てくれて、懸命に看病してくれたんだよ。顔に傷が残ってもそんなことで嫌いになんかならない。塞ぎ込んでいた俺をいつも明るく励ましてくれたんだ。こうして彼と一緒になれたのは未知のお陰なんだ。だから感謝しても感謝しきれない。なのに、なんで未知ばかり………」
目を細め太惺と心望の頭を撫でてくれていた七海さんが悔しそうに上唇を噛み締めた。
「七海もみんなと同じで、未知のことが心配で心配で何も手に付かないんだ。代われるものなら代わってあげたい。悔しがって泣いてばかりいる。この前、遥琉が鷲崎組に来たとき、俺より先にヤツに掴み掛かって、大変だったんだ」
鷲崎さんの手がお尻の下にすっと差し入れられた。
「鷲崎さん、何をするつもりですか?」
「あ?日光浴だよ。こんな辛気臭いところにいても気が滅入るだけだろう」
「未知さんは」
「知ってるよ。心配するな、俺が未知を落とす訳ないだろう。未知、俺の首にしっかり掴まってろ。子供達を見に行くぞ」
ちょっと待って鷲崎さん。
寝癖で髪はぐしゃぐしゃだし、それに、パジャマのままなのに………。
「誰も見てねぇよ。それに、未知はどんな姿でも未知だろ?」
戸惑う僕にはお構いなしで。
にこりと微笑むと、ふわりと体が宙に浮いて、お姫様抱っこをされた。
「思っていたより軽いな。腹の子の分までちゃんと飯を食べて、早く良くなれ。七海、何か掛けるもの。バスタオルでも何でもいい。橘は二人の面倒をみてくれ」
てきぱきと指示を出すと、そのまま本当に外に向かった。
「一応念のため、遥琉の許可はもらってある。あとで焼きもちを妬かれて、駄々を捏ねられても困るからな」
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