402 / 799
7ヶ月後
7ヶ月後
しおりを挟む
「一太のパパとおじちゃん達は、本当に仲がいいな」
度会さんが一太の手を繋ぎ、笑顔で客間に入ってきた。
「一家団欒のところすまない」
そう言いながら一太を膝の上に乗せ、畳の上に胡座をかいて座った。
「弓削と笹原と酔い潰れて横になっていたはずじゃ………」
彼が驚いて目を丸くしていた。
「あんなの呑んだうちに入らねぇよ。あれぐらいでべろんべろんに酔っ払うなんてな。弓削と笹原はまだまだ青いな。千里、あとで亭主を迎えに行ってやれ」
一太の頭を撫でながら機嫌良くゲラゲラと豪快に笑っていた。
「それはそうと、遥琉」
急に声のトーンが下がり、眉をひそめる度会さん。じっと彼を見据えた。
「鳥飼が危険を顧みずわざわざここに来たのは、7割は未知を襲うためかも知れんが、残り3割は恐らくお前に助けてほしくて頭を下げに来たんじゃねぇか」
度会さんが一太の手を繋ぎ、笑顔で客間に入ってきた。
「一家団欒のところすまない」
そう言いながら一太を膝の上に乗せ、畳の上に胡座をかいて座った。
「弓削と笹原と酔い潰れて横になっていたはずじゃ………」
彼が驚いて目を丸くしていた。
「あんなの呑んだうちに入らねぇよ。あれぐらいでべろんべろんに酔っ払うなんてな。弓削と笹原はまだまだ青いな。千里、あとで亭主を迎えに行ってやれ」
一太の頭を撫でながら機嫌良くゲラゲラと豪快に笑っていた。
「それはそうと、遥琉」
急に声のトーンが下がり、眉をひそめる度会さん。じっと彼を見据えた。
「鳥飼が危険を顧みずわざわざここに来たのは、7割は未知を襲うためかも知れんが、残り3割は恐らくお前に助けてほしくて頭を下げに来たんじゃねぇか」
22
お気に入りに追加
528
あなたにおすすめの小説

学園の俺様と、辺境地の僕
そらうみ
BL
この国の三大貴族の一つであるルーン・ホワイトが、何故か僕に構ってくる。学園生活を平穏に過ごしたいだけなのに、ルーンのせいで僕は皆の注目の的となってしまった。卒業すれば関わることもなくなるのに、ルーンは一体…何を考えているんだ?
【全12話になります。よろしくお願いします。】


【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。


騎士団で一目惚れをした話
菫野
BL
ずっと側にいてくれた美形の幼馴染×主人公
憧れの騎士団に見習いとして入団した主人公は、ある日出会った年上の騎士に一目惚れをしてしまうが妻子がいたようで爆速で失恋する。

幸せになりたかった話
幡谷ナツキ
BL
このまま幸せでいたかった。
このまま幸せになりたかった。
このまま幸せにしたかった。
けれど、まあ、それと全部置いておいて。
「苦労もいつかは笑い話になるかもね」
そんな未来を想像して、一歩踏み出そうじゃないか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる