single tear drop

ななもりあや

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彼に愛されて※

彼に愛されて※

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「橘から聞いていると思うが、子供を作るためとはいえ、今まで何十人と女を抱いてきた。でも、未知に出会ってからは一人も抱いていない。信じて貰えないと思うが」

言いにくいことを包み隠さず正直に告白してくれた。

「出来たら最後までしたい。イヤならいいよ。無理しなくても」

頬を撫でてくれる彼の手は大きくて温かくて。
胸がジンと熱くなった。

「・・・へ・・・き・・・」

頷いて微笑み返した。その瞬間、目を大きく見開く彼。

「愛してるよ未知」

蕩けるくらい甘い声で囁かれて。
下肢に滑り落ちていった彼の指が、ふたたび花弁を掻き分けて入り込んできた。

やがて、愛欲でヌルヌルに滑る蜜口に彼の灼熱の塊が挿ってきた。

【・・・卯月さんの、おっきいの・・・お腹に入ってくる・・・】

「未知のナカ、すごく熱くて、気持ちいいよ」

馴染むまで辛抱強く動かないでいてくれた卯月さん。
ゆっくりと腰をつかいだした。

クチュクチュという淫猥な音と共に、彼の荒い息遣いが部屋の天井に響きわたる。

【あぁ・・・ん‼】

奥を彼の雁首がグニュリ、グニュリとこねくりまわす。
あまりの気持ちよさに、彼の首にしがみつき、声が嗄れるまで散々泣かされることになった。








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