私公爵令嬢としてこの世界を楽しみます!

神桜

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3章

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それからいろんな場所にまわった。例えば遊園地もどきやスケートもどきなんでもどきかと言ってるとこれまた微妙に違うから遊園地だったら日本では機械だったけどこっちでは魔物が動かしてたりあれはさすがに最初は怖かった。

でも、気分転換ができてとっても楽しかった。

そうやってあっという間に1日が過ぎようとしていた。時間がたつのは早いと改めて感じた。でも、そろほろ戻った方がいいかな…?と思ったから言った。

「ねえねえ、アンス、私そろそろ戻った方がいいかも。説得させなきゃいけないし…。」

「そうだよな…。説得するのか?」

「ええ、ものすごく問い詰められる気しかしないんだけど…。(あー、戻りたくなーい誰か説得させてくれる人ヘルプー)」
ボソッと言ったつもりだったが魔王のアンスには聞こえていたらしい。

「ふむ。じゃー、俺が行こう!」

「はあ?」

「久しぶりだから行きたい!」

「ひ、久しぶりって人間国に来たことあるの?」

「ふふーん、あるよー確かあれはね、四十年も前かな。」

「よ、四十年ー!」

「うん、そういえば人間に四十年は長いんだったか。」

「あははは魔族は長生きするんだった。」

「ああ、そうだな。でもリンダも長生きすると思うぞ。後、リンダの伴侶になるものも。」

「えっ」

「魔力がものすごく二人は通常の人間に比べて多いからなぁ」

「魔力が多いと寿命が違うのですか?」

「んー、そんな感じ…?まああっちにいったら話すよ。ちなみにあっちの王族にも教えておいた方が良さそうだし…ね。今から帰る?」

「い、今からですか…。まあいいですけど…。」

「そっか、じゃあ、行こーか。また来てな魔界に。じゃ、転移。」

そう言うとその場から魔王のアンスとベリンダは消えた。

その後に魔王の補佐や宰相は
「ふざけるなぁぁぁ!!前もって言えよぉぉぉ!!」
と泣き叫んでいるのであった。

ご苦労様です。魔界に住む魔王を直々に支えている人達よ。

──と……どこぞの誰かさんは思っているに違いない。

─────────────────
次回の更新は金曜日です。
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