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第四王子と私のひきこもり計画!
しおりを挟む私、アリスリア=ド=アベルンティア。私は、侯爵令嬢。そして、私には婚約者がいる。婚約者は第四王子。アーステック=レ=アディダスグランデ。
私たちは意外と相思相愛。
この度、私達の周りがうるさ過ぎて相談していたの。何故、うるさいかと言うと私には五人の兄がいてシスコン。アーステックには三人の兄と二人の姉がいてブラコンで私達の周りに必ず誰かがいてうるさくて二人きりで入れないの。王位継承権が私達一番低いのに何故関わるのかしら。
なので、私達は引きこもりを森の奥でしようと思って準備をしているの。それも、バレないようにね。
アーステックの愛称はアース
私の愛称はアリアよ。
「アース」
「ん?なーに?アリア?」
「なんか、楽しみね。」
「そうだね。僕もアリアと二人きりになれるから楽しみだなぁ。早く、やること終わらせて早く二人きりになって早く幸せな家庭作ろーね。」
「ええ!アース、大好きですわ。」
「うん!僕もアリアのこと大好き!世界一大好きだよ!」
ギューッと抱き合った。
◇◆◇◆◇
ついに、この日が念願が叶うわ。アースも嬉し過ぎて早く起きてしまったみたい。嬉しいわ。
やることも全てやったしね。
「やることは全て終わったし、お金もあるし、追跡されないようにもして服とかもあって食材もあると。よしっ、アリア行こうか。僕達の家に。」
「ええ!」
置き手紙にこう書いた。
─────────────────
拝啓
皆様へ
皆様、アーステック=レ=アディダスグランデとアリスリア=ド=アベルンティアは、ここを出ていきます。皆様には、長い間お世話になりました。私たちは、幸せに過ごすので皆様もお幸せに。そして、私達は、結婚をして子供が産まれてゆっくりと過ごせたら、一度王城に来て見せますね。きっと、可愛い子です。
後、追跡はしないでください。したら、王城壊しますから。
では、皆様お元気で。
アーステックとアリスリア。
─────────────────
この手紙を読んだ途端皆倒れたらしい。
◇◆◇◆◇
5年後
「アリア、僕の可愛いアリアとアルシェ、アステル?」
「はーい!ここにいますわ。アース。」
「ん!お父様!ここだよ!」
「ここにいたのかい?」
相変わらずのんびりとして私に会う度にちゅちゅちゅっと顔にキスをしてきます。もう、これが日課です。
ちなみに、二人の間には男の子が二人無事産まれた。そして、お腹の中には二つの生命がある。
「アリア、王城出た時に手紙残しただろう?そろそろ、行くかい?」
「んー、お腹にいる子達が産まれたら行きましょう?」
「うん、そうだね。まだまだ時間は沢山あるしね。」
結局、王城に行ったのは王城を出てから十年後になるなんて誰も想像していなかった。
終
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