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2章

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私は今教室に向かうため廊下を歩いています。そして、緊張して心臓がどくんどくんと激しくなっています。女子中学だったらまあまあなれているけど、共学は少し緊張する。でも、優しかったらいいなぁ。

ちなみに誰と一緒に歩いているかというと、S組の担任の石田先生という女性の先生ともう一人の担任の石山先生という男性の先生と歩いている。

いろいろと話しかけてきてくれて少しは落ち着いた。

石田先生が
「みなさん、交換留学生が来ました。」

そういうと、ざわざわし始めた。でも、何を言ってるかは分からないけど。

石山先生が
「あー、自己紹介をしてもらうから落ち着け。じゃあ、宜しく頼む。西園寺さん。」

「はい、皆様初めまして。聖桜ヶ丘女学院から交換留学生として一年間来ました。西園寺成美と申します。朝礼でも挨拶をしたようにまだまだこの学校について分からないことが多いので教えてくだされば嬉しいです。聖桜ヶ丘女学院で中学副生徒会長をしております。どうぞ一年間宜しくお願いしますわ。」

そういうと、拍手が送られた。

「そういうことだ、じゃあ、平山さんどこだ?」

「ここです。」
男性の声が聞こえた。

「おう、じゃあ、そこに行ってもらえるか?あいつは副生徒会長だ。いろいろ案内してもらえ。」

「はい、分かりました。」

平山さんの隣の席へ行った。
「えっと、平山さん宜しくお願いします。」

「ああ。」
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