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第2章

その先には…?

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門をくぐってから歩き続けた。それから、普通に歩いていたらボコッと音がした。私達は、きょろきょろとなんの音かを探していたけど、テンさんだけはものすごく長いため息をついていた。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「えっ?なんの音ですか?テンさん。」

「しまったぁ先に言っとけばよかった。俺も久しぶりに来るから存在忘れていたわぁ。お前たちとにかく奥にある広場まで走って逃げ切れ!死ぬなよ!」

「えっ?えぇぇぇぇ!」

いきなり上から槍が降ってきた。

「ふにやぁー?いやっー!なんで!?槍が降ってくるの?逃げるー!」

私はパニック状態に入ってしまい、皆をおいてどんどん走っていった。

「目指すは、奥の広場よー!」

「ちょ、ちょっと待って!?ミシェル!先に行くな!何が起きるか分からないだろうッ!?」
とフォンスは言った後急いでミシェルを追いかけていった。

その後ろに降ってくる槍を避けながらミシェルとフォンスを追いかける護衛達とメイド達の姿があったそうだ。

周りはいつも人がやって来る時の光景だなぁとのんびり思いながら普通に掃除をしていた。そして、その一部の人は顔を手で覆ってポッと顔が赤くなっていた。
なんでかは知らない…。知りたくもない…。



数十分がたった。
ここは普通に走ったら五分以内に確実に着いているはずなのにすごく時間がかかっている。

槍が上から降ってくる
↓↓↓
大きい石がゴロゴロ転がってくる
↓↓↓
蜂もどきが襲ってくる
↓↓↓
可愛いうさぎみたいなのがいたと思ったら巨大化して追いかけてくる

っとそれを全て頑張って逃げ切り見事奥の広場に着いた。それはもうものすごーく本当にものすごーく頑張って逃げ切った。よく私逃げきれた!パチパチパチ

普通の令嬢や令息がここに来たら死んでたと思う…。確実に多分槍が降って刺さって死ぬか、大きい石が転がってきて下敷きになって死ぬかのどっちかだと思う。

本当に私自分で褒めるわ。本当によく頑張ったわ!ミシェル!
もちろん、皆もね!皆怪我しなかったし…。ま、私たちの護衛になるぐらいだもの。これぐらい楽勝よ!こう来なくっちゃっ!

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